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« 竹島問題の本質(5) 国家とは何か? | トップページ | 97年通貨危機の再来か?(1) »

2006年4月24日 (月)

竹島問題の本質(6) そして、タフな戦いへ

 

「竹島で日韓合意・・・韓国は名称提案せず、日本は調査中止」

           _| ̄|○

うーむ、これが交渉の結果ですか。
決裂&調査決行を期待しておったのですが・・・。

今回は期待感が大きかっただけに、正直がっかりしています。ただしこれで終わったわけではないので、自分に「落ち着け」と言い聞かせながらコメントします。

 

ある新聞によると「武力衝突という最悪の事態は回避された」とあります。すっかり「衝突を避ける」ということが目的化してしまっていますね。竹島がこのまま返ってこなくても、衝突を避けられたのであれば「最悪ではない」ということですか。 

経過も内容は、とても満足できるものではありません。まず韓国側が勝手に4回も調査を行った海域に日本は調査船を出せず、わざわざあちらに行ってお伺いをたてています。勝手に調査を進めて騒ぎを大きくすればあちらは「詰み」だったのに、日本側に主権があることを自ら放棄したような格好です(一時的だといいんですけどね。かなり心配)。

これだけ材料が揃っているのに、主権を主張できない弱さ・・・これを中国などは見ています。係争地域にしてしまえば日本のほうから衝突を避けてくれるのであれば、あちこちに軍艦を出して日本の船を追い出し、係争地域を拡げてしまえばいいんですよ。そうすれば日本側は調査も開発もできず、EEZや大陸棚の確定が有利に進みます。

また日本が自国海域を守れないようであれば、台湾問題にクビを突っ込むことはできないと判断するでしょう。「少なくとも日本が自発的に台湾のために戦うことはない」と。まあこれも、アメリカの顔色を見ながらですが。

 

ネットをざっとスキャンすると、「6月の会議で名称問題は全会一致だから、韓国が裏切って提案してもまず通らない」という意見があります。それが本当だとしたら「まず通らない韓国側の泡沫提案」と「国際法で認められた日本の調査権」を交換したことになり、ほとんどタダで主権を放棄したようなものです(激しく凹むぜ)。するとこの合意は、むしろ破ってもらったほうがよいということになります。

また「海底調査はすでに済んでいる。潜水艦も活動してるし、衛星でわかるから」という意見もあります。確かにgoogle Earthでも海底地形が見えますから地形調査は済んでいるんでしょう。しかし地質調査は終わってるんですかね? この30年ぐらい竹島近辺は調査していないと新聞にありましたが、2009年に間に合うんでしょうか。
http://maps.google.co.jp/?t=k&om=1&ll=32.398516,126.628418&spn=8.250718,14.80957

 

不満は多々ありますが、良かった点も挙げてみます。

まず、日本全体にこのような領土問題があると知れ渡ったことです。昔の「李承晩ライン」、そして今の「対馬が狙われている」ことがテレビでも報道され、どのメディアも「国際法上は日本の領土なのに不法占拠されている」とはっきり述べました。

歴史を知らない人は「争いは無益」「平和的解決を」と言ってまた「共同利用という名の略奪」をアシストしようとしていますが、少数派だったような感じです。

今回の問題が発生するまで竹島のことなど知らなかった人も、日韓の間に領土問題があること、そして韓国が国際法を無視してまで死に物狂いで抵抗したことを記憶しました。これは大きな進歩と言えます。

次に、EEZ確定交渉を5月から開催することを確約したというのも悪くないポイントです。ただしここからが骨の折れる作業で、武力行使も辞さずと言っていた韓国が、話し合いでEEZを日本に譲る可能性はほとんどゼロです。今のように日本の漁船が締め出されるような実効性のない合意をしても意味なし。あちらは竹島近海の調査をさせないため、6カ国協議と同じようにたっぷり2009年まで遅延工作してくるでしょう。日本側が本当に竹島やEEZを取り返したいのなら、どのみち話し合い以外のオプションを視野に入れなければなりません。

 

今回は私に予備知識があったので、「千載一遇の大チャーンス! 日本の外交が変わるかも」とかなり期待しました。しかしフタを空けてみたら、まあ「売国下降トレンドの中の小反発」みたいなもんでしょうか。かなりブルーな一夜でした。

しかし、世の中では「初めて知った」人が多いかもしれません。いきなり「調査船が拿捕」なんてことになったら、免疫のない人は「なぜ? 仲良しじゃなかったの?? 戦争ハンタイ!平和がイイ!」と幼児退行したかもしれませんし。そういう意味ではまず準備運動として、「国のありかた」を考える一石を投じたことにはなるでしょう。

もっとも、日本の場合はそこからがまた長いんです。短期的な外交の成果を期待したり、日本全体で盛り上がりすぎることは危険だと思いつつも、正義があっても力を行使できない現状のもどかしさを感じざるをえません。こういうモヤモヤしたときに極右政党なんかが出てくると、票を集めるんでしょうな。国民の気持ちのバランスは難しいです。

 

まとめます。

  • 武力行使をちらつかせ、不法占拠の島とEEZを守った韓国
  • 国際法で認められている権利を、(一時的にしても)放棄した日本。
    しかし国民に問題の存在を知らしめた。
  • それをじっと見ていた周辺国

これで終わりではありません。しかし今後しっかりフォローしないと、押すべきところで押せなかったツケが東シナ海などにも影響すると思います。「無理が通れば道理が引っ込む」ってことですね。

政府には引き続き、他国に付け込まれることなく粘り強く活動してくれることを望みます。「半島動乱時に火事場泥棒する」というオプションが日本人のメンタリティに合わないことを考えると、竹島に関しては実質的にラストチャンスかもしれませんから。

タフな戦いが続きそうです。

 

・・・って本気で心配してたら、「米韓同盟破棄」と「日本の憲法改正」のために仕組まれた芝居だったりして(笑)。お別れのセレモニーとして「竹島回収計画」が発動してたりして(笑)。可能性はいろいろあるけど、常に最悪を想定しておかないとね。

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コメント

安間さん、


早く国政選挙に立候補したほうがいいですよ。元キャバ嬢だってできるのですから。


政治的とはいえ、拉致問題も米メジャーリーグの仲間入りしましたし、風向きはコチラにありです。
(ジェ○キ○スさん、なぜか沈黙ですね。二日酔いかな~。)

かの島とは関係ないですが、やつらのアワビ・サザエの密猟は目に余るそうです。
泥棒は牢屋にブチ込むべきです。

South Mountainさん

キャバ嬢が勝ちましたね。私のクラスメイトは「昼はOLやって苦労してるんだねえ」と、おひねり感覚で投票した模様です(笑)。

ただ、私は政治家には向いていません。
ある程度のインテリジェンスを備えた人と楽しく仕事をすることは得意です。しかし大衆に受けのいいことばかり述べたり、しくみをねじまげるよう「豪腕」を振るったり、自分の責任を棚に上げて相手を罵倒するのは苦手ですから。

ということで、このまま市場で稼ぎ、ときどき気ままに主張を述べることを本業にしたいと思います。それがいちばん、日本にとって良いことだと思いますから。まあ「放し飼いOKの座敷童子」ぐらいに考えておいていただければ幸いです。目立った動きないからって追っ払っちゃダメよ(笑)。

ところで、密漁の話は佐渡島ですか?

メルマガも含めて、いつも楽しみに拝見しております。

やはり、ここはわざと弱い解決をしておいて、「強気で交渉するためにも、日本の自衛隊も軍にする必要があります」「共謀罪をつくる必要もあります」「愛国心がうんたらかんたら」という方向へもっていくための布石ではないかと思われますがいかがでしょうか。

日本は、戦争する方向へもっていったほうが景気よくなるみたいですし。

お忍びのもの書きさん

ほんとに、わざとやってくれているんだったら嬉しいんですけどね。結果的には悪くない流れが続いてはいますが、意図的ではないような気がします。

まあ米軍のトランスフォーメーションも、日本に軍事力の一部をアウトソースするということですから、米国がそれを後押ししているとは感じますが。

あとは、アジアにおける「鉄のカーテン」が海上にひかれることを国民が理解することですね。端的にいえば「日本・台湾 vs 支那・朝鮮」のダブルスです。

そのためにも、まともなメディアの登場を心待ちにしています。

なにやら韓国がEEZを竹島と対馬の間に引こうとしているそうです。
日本はグズグズしている間がなさそうですね。
実力行使あるのみです。
気になって、イロイロな情報を漁っているウチにここに辿り着きました。
品質が高いblogですね。

ごろーさん

お褒めに預かり光栄です。

彼らは今のところ分を弁えて鬱陵島基点でEEZを張ってます。これまでは横取りしたことを恥じてか、日本の反発が怖くてか知りませんけど、あの海域を「名目だけでも共同使用」ということにしていました。

しかし日本には何をやっても大丈夫だったので、自信を深めたのでしょうね。いよいよ名実ともに支配しようと名前からEEZからすべて自国のものにしようとしています。

「話し合いが通じない連中にはどう対処すべきか?」これまで優等生的に「話し合いによる解決を!」と叫んできたわが国にとって、ひとつの大きな転換点でしょう。

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