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2006年9月21日 (木)

タイ式クーデター?

タイでクーデターが起こりました。当ブログでもその影響を懸念するコメントが寄せられたので、急いで調べてみました。

最近はこういう事件を見ると反射的に「米vs中」の争いを勘ぐってしまいます。タクシン首相は華僑系なのでそれを追い落としたのかもしれませんが、タイ華僑は中国人としてではなくタイ人としてのアイデンティティが強いという話もあり、正直よくわかりませんね。

ふむふむ。タイは1932年以来、16-17回ほどクーデターをやっているのか。直近の大きなものは91年で、92年には流血があったと・・・全然記憶ないや(笑)。

これは在京タイ王国大使館HPね、どれどれ・・・・・・

************************
タイ式クーデターも現在に至るまで何度も繰り返されていますが、97年9月に民主的な内容を盛り込んだ憲法改正が行われ、今後が注目されています。
************************

  !!!

( ゚Д゚) ゚Д゚)Д゚))

 

  ???

 

     ・・・・・・

 

 

タイ式クーデターって何だよ!

   。     。
     。  。 。 。 ゚
    。  。゚。゜。 ゚。 。 スポポポポポポーン!
   /  // / /
  ( Д ) Д)Д))

タイ式マッサージみてえじゃねえか!

 

よくよく調べてみると、タイではこのような平和的な(?)クーデターは珍しくないようです。たいがいは軍部が決起し、国王が支持(あるいは不支持)を表明し、選挙を経て軍部が退くというパターンらしいです。

ネットで拾ったネタ ↓↓↓
==========================
タイ式クーデター式次第

1)開会
2)決起部隊による首都制圧
3)国王陛下に対する忠誠の誓い  ←今ここ
4)決起部隊指揮権の奉還
5)国王陛下のお言葉
6)総選挙の布告
7)閉会
==========================

 

さらにいくつかサイトを当たってみると、古いものでさえ
「タイのクーデターは名物」
などと、悟りを開いたような感想を述べています。

今回も写真を見るととても戒厳令とは思えない平和ぶりです。兵隊が差し入れをもらったり、一緒に記念撮影したり、ライフルを背負ったまま退屈そうに背を向けていたり、これのどこがクーデターなんだと(笑)。イギリスやパキスタンの衛兵交代のほうがもっと緊張感があるぜ!

現地の日本人も日本のサイトでクーデターを知ったようで、みんないつも通りに生活しているようです。ネットの時代に緊迫した情報が流れてこないのですから、本当に平穏だと思って間違いないでしょう。タクシン一派が本気で反撃に出たり、外国の介入がない限り、まったりしたまま終わってしまいそうですな。

特に今のプミポン国王は名君の誉れ高く、権力はなくとも彼が「こうすれば?」と言えば国民全員が服するほどの権威をお持ちのようです。やっぱり正当な君主がいるって、いいですよね。さすがアジアでただひとり独立を保った「微笑みの国」です。

 

さてお待たせしました。いよいよ本題の市場へのインパクトです。

私はこれがきっかけで世界恐慌のような事態になるとは考えていません。その理由は

  1. こういったクーデターはタイではよくあることらしい。首相一派が追い出されるだけで経済がそのまま動いくのであれば、資本逃避は考えにくい。
  2. 97-98年時点はグローバルマネーの出し手がほとんど日本一国であり、日本での信用収縮が新興市場に打撃をもたらした。今回はそのようなこともなく、原油の値上がりによって根源的な信用の出し手が産油国にも分散しているため、投資が一気に回収されるとは思えない。

97-98年あたりのグローバル経済は、「アメリカがエンジン、日本がガソリン(信用)供給」といった明確な役割分担がありました。逆に言うとそれらが急所になっており、日本の信用収縮のトリガーが引かれると新興市場はひとたまりもなかったわけです。

しかし今回は成長のエンジンも、信用の供給者も分散が利いているので、タイ式クーデターぐらいではビクともしない気がします。まあ、あまり心配することもなさそうだということですね。

ただし季節的には「調整の秋」に入りますし、初夏のエマージング調整はそれほどひどくなかったので、短期的には警戒が必要と見ています。先進国は心配していませんが、97-98年と同じ状況が起こるとすればもう少し兆候が出てくるはずです。そういった意味では、特に中国・韓国・ブラジルのマネーフローに注目しています。

2006年9月20日 (水)

自民党総裁選予想(2)

自民党総裁戦の結果が出ました!

(得票)  安倍  谷垣  麻生 無効 合計
議員票   267       66       69       1    403
党員票   197       36       67       0    300
合計      464      102     136       1    703

(比率)    
議員票   66.3%  16.4%   17.1%    0.2%  100.0%
党員票   65.7%  12.0%   22.3%    0.0%  100.0%
合計      66.0%  14.5%   19.3%    0.1%  100.0%

安倍さんは7割に届かなかったものの、充分に圧勝と言っていいでしょう。安倍氏の圧倒的優勢が伝えられたため、一気に安倍陣営に寝返った派閥もあれば、逆に「判官贔屓」「バランサー」「逆張り」的な反対票も入ったはずで、まあこんなもんでしょうか。

面白いのは麻生さんと谷垣さんで、議員票では互角なのに党員票ではダブルスコアとなっていることが見て取れます。これは前の記事で述べたように、議員票はぼぼマスコミの予想通りで、党員票はややネット寄りと解釈することもできます。私の予想は全体としてはからっきしでしたが(笑)、「安倍氏と支持層が重なって一部食われても、麻生氏は谷垣氏にほぼダブルスコアをつける」という予想だけは(党員票に限ってですが)悪くなかったと思います。

私の感覚では、ネット世論は世間に2年ほど先行するような感じがしています。そういった意味では、麻生氏のことが知れ渡るのに時間が足りなかったのかもしれませんね。麻生さんの人気がこれからどのように波及するのか、あるいはネットの世界だけで終わるのかに興味があります。

 

 そういえば安倍さんも拉致問題で奮闘しているうちにネットで評価されるようになり、それほど興味のなかった人たちにも知られるようになったと記憶しています。もちろんそれはネットの功績だけではないのですが、彼に対する数々のいやがらせやネガティブキャンペーンに対して反論し、守ろうとしたのもネットでした。

そういう意味では安倍総理誕生のタネは数年前にすでに蒔かれていたのかもしれません。で、タネを蒔いた当人たちはそんなこともすっかり忘れ、フラッシュを作って「麻生タソ萌えー」などと笑っていると。

 

まあ私としては

安倍氏=獰猛なゴールハンター(FW)命懸けで拉致被害者を救う
麻生氏=遊び心あふれる司令塔 (MF)相手をおちょくって翻弄

というフォーメーションを期待しておったのですが、逆でも不満ありません。勝手にポジションチェンジして暴れてください(笑)。

 

これからの動乱の時代に、強く美しい国を作り上げてくれることを安倍さんに期待しています。

2006年9月19日 (火)

自民党総裁選予想

今度の自民党総裁選でそれぞれの候補者の得票率を予想してみます。

現在のところ新聞や週刊誌などでは、下のような予想が多いようです。

安倍  麻生 谷垣
 6 :  2  : 2

しかし最近の一部マスコミは完全に「願望を大声で主張する機関」となってしまっているので、鵜呑みにするわけには行きません。ましてや彼らの世論調査はサンプルが偏っているようなので、投票権のある自民党員とはまた違った意見を持っているはずです。

誤解のないように付け加えますと、サンプルに偏りがない世論調査は難しいです。たとえば私はランダムな世論調査に当たったことは一度もありませんが、だからといって知らない人から電話がかかってきて「アンケートにお答え願います」と言われても答えないでしょう。すると答えてくれる人は限られてくるでしょうし、その人々がある種共通の考え方を持っていても不思議ではありません。だからこそ、そういった調査につきもののバイアスを考慮して予想しなければならないわけです。

 

そして世間では着実にネットユーザーがプチメディア化しており、いたるところで影響力を行使しはじめています。昨年9月の「自民圧勝」を、ネット世論を見て予想していた人もいます。同じ理由で、私は麻生さんがかなり得票するのではないかと予想しているのです。

こんな感じ↓↓↓

安倍  麻生 谷垣
 5 : 3.5 : 1.5

ネットの世界では麻生氏は安倍氏をしのぐ人気者であり、勝手に応援するサイトがあります。たとえばコレ↓↓↓

笑えるフラッシュがまた増えとる!
麻生太郎をこれでも本気で総理大臣にしたいと願うコーナー

 

もちろん安倍氏も同じぐらい首相にふさわしい人物と思われていますが、ネットでの麻生氏の愛され方はまた異常です。なぜこんなことが起こるかというと、

  • 「血筋がいいのに育ちが悪い」だとか
  • 「元オリンピック代表なのにまったく知られていない」だとか
  • 「ふてぶてしいのに憎めない顔」だとか
  • 「マンガを月に20冊は読み、下手すりゃ毎日2ちゃんねるを見てる」だとか

ネタに困らないキャラが受けているのでしょう。
さらに、

  • 「安倍さんがまじめすぎる人物に見えるのに対し、麻生氏は遊び人的余裕がある」
  • 「麻生さんは見た目よりトシなんだから、首相にならないのは惜しい人物だ」
  • 「急速な世代交代を怖がる議員は、麻生さんにがんぱってもらいたいかも」

などと、いろんなサポート要因があると思います。

 

今回の私の興味は、「自分が感じているネット世論と、本当の世論との間にどれぐらいギャップがあるのか」ということです(正確には「選挙権のある自民党員との間に」ですが)。

  1. もし麻生さんが安倍さんを脅かすまで得票を伸ばすのであれば、ネット世論はかなり自民の有権者に近いか、それに影響を与えると考えて良いかもしれない。情報の支配力が確実に変わってきている。
  2. 麻生さんと谷垣さんがほぼ同じであれば、マスメディアの世論調査は自民の有権者に近いか、それに影響を与えると考えて良いかもしれない。彼らの情報支配力は依然として強い。

このような興味を持って、自民党の総裁選を見ています。だから決して「盛り上がりに欠ける」とは思いませんね。

もっとも私はあまりテレビを見ないので、「鳥肌実は知っているのに、オリエンタルラジオを知らない」とか、「ちゅるやさんは知っているのに涼宮ハルヒは知らない」などと世間からはズレた知識を蓄えている可能性があります。そのあたりはディスカウントして聞いておいてください(笑)。

2006年9月18日 (月)

皇室-日本人が気付かないバリュー(3)

まずは前回までの「落穂拾い」として、いただいたコメントと回答の中でみなさんにも知らせておいたほうが良いと思いえるものをピックアップします。もう読んだ人は飛ばしてください。

=================================

Q. 性染色体は、男性がXY,女性がXXだけで、他の組み合わせはないと思いましたが。(papaさん)

A. 表のX,Yは染色体から記号を取ったものですが、XX(女性)XY(男性)を直接示しているわけではなく、「左側のYは男系、Xは女系」「右側のYは男性、Xは女性」の組み合わせを示したものです。注釈を入れて説明するとややこしくなるので、以下のように記号を変えました。

男系=Y 女系=X
男性=M 女性=F

Q. 男系、女系というと、なにが問題なんだかわからんという人のために、父系、母系と説明するとなんとなく違いがわかるらしいです。父の系図をたどると天皇家・・という方が、母の系図をたどるのより、正統性が濃い感じがするんでしょうか。(小雪さん)

A. 女性の染色体はXXなので、何代か経つとどっちからもらったXなのかよくわからなくなってしまうんじゃないでしょうか。それが正当性への疑問につながって、国が乱れてしまうと。
 Y染色体のほうだと続いていることがわかりやすいんでしょうね。ただし染色体なんて知られなかった時代から、男系のほうがはっきりしているということが理解されていたかどうかはわかりません。ただの偶然かもしれませんし。

A. 男系皇室を断絶させようとする人々≒原子力発電に反対する人々
  ↑これのロジックがいまいちわかりません…(gf100さん)

Q. 私もそのロジックはよくわからんのですが、なんか不思議とメンツが重なっているんですよ。 察するに、日本に核ミサイルや原子力潜水艦を持たせたくない人たちが「核技術は死の技術」と刷り込んだことの影響じゃないでしょうか。末端のほうは真の目的を知らずに操られて騒いでいるだけなので、我々から見たら不思議な主張をするのでしょう。

 「日本に核武装されるとマズイ」
→「技術的、心理的な枷をはめてしまえ」
→「原潜は危険!核ミサイルは言語道断」
→「核技術は危ない!被曝者の気持ちを考えろ!」
→(末端に伝わるほど目的から乖離)
→「原発反対!」

=================================

  

さて、悠仁親王のご生誕によって皇室典範の改正は一時棚上げになったわけですが、私は改正自体は必要なのではないかと考えています。

というのも悠仁親王だけではまだ安心できないからです。今は1500年以上も続いた遺伝子のプログラミングを、バックアップも取らずに作業している状態です。親王にもしものことがあったら、男系を廃絶させようと狙っている連中がどさくさに紛れて法律を通してしまうかもしれません。みんなが冷静なうちに議論を重ね、リスクに備えておくことが必要だと思います。

つまり、皇統を継げる男子をしこたま増やしておくことですね。昔のように兄弟姉妹が5人以上もいる時代であれば、「男系男子に限る」としても断絶する可能性は少ないでしょう。しかし少子化の時代にあって、なかなかそれは難しくなってきているように思います。ということは、皇統を継げる家を増やしてリスクを減らしておく必要があるのではないでしょうか。

 

ちなみに皇室入門(渡辺昇一、漫画こやす珠世)では、以下のような解決策を挙げています。

  1. 側室の復活
  2. 人工授精
  3. 旧宮家の復活

さすが渡辺さんが書いた入門書ですね。私のほうからも少し補足しながら意見を述べさせてもらいます。

まず2の人工授精ですが、もう少し厳密に言うと「XY染色体だけ分離して顕微授精」という意味だと思います。これはもう当然やっていると思うのですが、精や卵の製造能力に問題があったらそこで断絶してしまいます。リスクヘッジとしてはちょっと心もとないですね。

1の側室の復活は、けっこう簡単でコストがかからない方法だと思います。ただ側室という存在が日本の歴史の中では当然でも西洋社会で受け入れられにくいこと(イスラムならOKですが・笑)、父親の生殖能力に問題があった場合はいくら側室がいても無駄であることを考えると、それほど確実な方法ではないように思えます。

するとやはり、3の「旧宮家の復活や旧皇族による現宮家の継承」が確実な方法になるんですかね。この方法だと生き残りのパス(経路)が増えるわけですから、特定の人間に頼る比率が低くなります。

⇒宮家とは(皇室のまめ知識)
http://www.kenshuzaidan.jp/koshitsu-mame02.html

この方法だと、宮家の血が断絶しないように配慮したり、天皇の母になるかもしれない人物が他所でタネを拾ってこないようにそれとなく監視したりというコストは増えることになるでしょう。しかしここまで続いた伝統を守るためであれば、私は喜んで税金を払いますよ。

道鏡の簒奪にもGHQの責任追及にも耐えて神代から続いた皇統を、我々の代で潰してはならないと思います。

 

2006年9月17日 (日)

皇室-日本人が気付かないバリュー(2)

前回の記事に対するコメントで、Sさんから情報をいただきました。

「王室にも格があり、スペイン・ベルギー・オランダ・スウェーデン・ノルウェー等は王室としての歴史がせいぜい200年でまた出自も公爵や伯爵からの成り上がりのセカンドクラス。男子優先をつらぬいてきたイギリスとデンマークは歴然と格上とされているらしいですね。」

そうすると日本の皇室は、欧州人にとっても信じられないぐらい格が上ということになります。しかもただの王様でなく、周囲の国の王様を天界から束ねて支配する「天の皇帝(Heavenly Emperor)」ですから(笑)。

 

最近は知られるようになった話ですが、「王」と「皇」では格が違います。なにが違うかというと「皇」は周辺の「王」を束ね支配する存在であり、格がずっと上なのです。ちなみに韓国人はそれが気に入らないので、天皇陛下のことを「日王」と呼んで、格が上であることを認めようとしません。

公平を期するために言いますと、天皇陛下は他の国の皇帝のように周辺国(現在の国民国家という意味で)の王様を任命したり、支配したことはなかったと思います。どうやら大和朝廷ができる前にはそのへんの豪族が勝手に「王」を名乗っており、それらを束ねる「王の中の王」という意味で大王(おおきみ)と名乗ったことからそれが天皇になったとか。

つまり「周辺の国民国家を支配する」という意味での皇帝ではなかったわけですが、長く続くうちに中国の皇帝とか、ナポレオンなどと同じかそれ以上の格に上ってしまったようです。まあそれはよくある話で、「昔は誰でも受かった宅建が、今では難しくなった」とか、「大昔に運転免許を取ったから、バイクの大型免許をオマケにもらった」とか、時間が経つうちにタイトルの価値が上がってしまうことは珍しくありません。

そんなわけで、日本の皇室は数ある王家の中でも有史以前からの歴史があり、別格で地位が高いのです。しかしそのおかげで私のように、世界史で「王朝が断絶する」と言われても意味がわからない人間が大勢出てきます(笑)。日本では王朝断絶が一度もなかったからピンとこないんですね。そう考えると、誰かが指摘していたように「日本の皇室は世界遺産」という認識もあながち大げさではないような気がします。

 

このようなことを知ると日本人としては誇らしいようなこそばゆいような、何とも幸せな気分になります。しかし中にはそういった価値がわからない人たちがいて、世界に誇るすばらしい歴史と伝統を潰そうとしています。その典型的な例が「皇室典範に関する有識者会議」です。

皇室の価値は「有史以前から男系で続いている」ということにあります。しかし有識者会議の結論は「女系も認める」ということでした。男系を続けるためではなく、男系の王朝を絶えさせるための提言をしたのです。これには旧皇族の方や、本当の有識者から非難の声が上がりました。

ふたたび、Sさんのコメントを引用させていただきます。

「皇室典範に関する有識者会議の座長であったXX氏は「歴史観や国家観で案を作ったのではない」と発言しました。(では何を考えて作ったんだよ~)」

うーん、どうして世界の宝である皇室を「有識者」が断絶させようとするんでしょう。もしかして、「男女同権の有識者会議」だったんですか?(シャレになってないかもしれん・・・)

 

一部のテレビではわざと「女性天皇」と「女系天皇」を混同して、「女系」を認めさせようとしてます。つまり「有史以前から続く男系をやめろ!」という方向に誘導しているのです。たとえばあるテレビでは最近、こんな世論調査の結果を出してました。

天皇は男系男子に限る・・・約1/3
女性天皇も認める・・・・・・・約2/3

これまでの話で、この調査がインチキであることがわかるでしょう。

これまでの日本の歴史は、男系の中でときどき女性の天皇(8名)が立つという方式でした。私はその伝統を守ったほうが良いと考えているので一時的な「つなぎ」としての女性天皇は構わないですが、王朝の断絶を意味する女系には反対です。「天皇は男系に限るが、女性天皇も認める」というものですから、上の質問ならば「女性天皇を認める」に入ります。わかりやすく表にしてみましょう。

=============================================
        有史以前から男系を     女系にするのは
        続けてきた           王朝の断絶
         ↓↓↓              ↓↓↓

        男系天皇            女系天皇
男性天皇    YM                XM
女性天皇    YF                 XF
=============================================

私の意見は男系支持でも、男に限るわけではないので「YMまたはYF」です。しかしそのテレビ局の調査では以下の二択しかありません。

1. 天皇は男系男子に限る・・・YMのみ
2. 女性天皇も認める・・・・・・・YF+XF

これだと「YMのみに限る」1を選ぶことはできず、男系の中での女性天皇を認める(YF)が含まれている2を選ぶことになります。するとあら不思議。男系支持であっても、まるで男系を認めないかのような項目に含まれてしまうのです。ロジカルな比較ができないほんまもんのアホでないとしたら、セコイ工作ですよね。

 

こういうことを考える人たちには、一種独特のにおいがあります。何と言えばいいんですかねえ・・・たとえばこのような国との友好を信じているような、おめでたい人々です。

(以下、酔っ払いながら適当に作った)
******************************

  ∧∧ 
 / 中\
 (#`ハ´)
 (  ))) ) 
 | | |
 (__)_)

小日本!小日本! いまいましい小日本!

おまえら土人に文字を教えたのは誰アルか?
あいつら文字を覚えたと思ったら、勝手に別の皇帝を立てて「日出処の天子」なんて無礼千万なメールを送りつけてきたアル。
ムッキー! タメ口を聞くな!
世界で最初に皇帝を名乗ったのは我アル!

あいつら普段は狭い島国でまったり暮らしているくせに、ちょっと退屈すると我が国に来て暴れ回るアル。逆に攻め込もうとすると、一致団結して神風まで味方するアル。困ったやつらアル。

東夷のくせに!東夷のくせに!

あいつら勝手に鎖国して何百年も引きこもりだったのに、しぶしぶ開国してから50年も経たないうちに我が国とロシアを打ち負かしたアル。アメにボコられたときはスカッとしたアルが、すぐ復興して白人たちに混じって何事もなかったかのようにG7に入ってるアル! そこは我の席なのー!

その間に我が国は革命を起こして、世界最古の皇帝を追い出してしまった。アイヤー!
今ではあいつらのチンケな王様が「万世一系の天皇」として白人どもにまでチヤホヤされている始末アル。

悔しいアル!悔しいアル!

こうなったら頭の弱い日本人をコキ使って、土人の王様(天皇)と土人の宗教(神社)を潰してやるアル!
我が国の人民をガンガン移住させて、やつらを少数民族にしてイジメ抜いてやるアル!

チベットやウイグルみたいにしてやるから、覚悟するアル!

       ∧∧ 
      / 中\
 m9( `ハ´)     ヴィシイッッ!

******************************

 

私が言いたいことがわかってもらえましたかね?

 男系皇室を断絶させようとする人々
≒靖国参拝に反対する人々
≒歴史を捏造して、日本人を悪魔呼ばわりする人々
≒理由をつけて特定の国に土下座し、貢ぎたい人々
≒米軍や自衛隊を人殺し呼ばわりするくせに、周辺国の軍拡には反対しない人々
≒加害者の人権を守るくせに、被害者の人権を踏みにじる人々
≒原子力発電に反対する人々
≒(中略)
まあぶっちゃけ、腐れサヨクの人々

ということです。 (もう少し続く)

2006年9月15日 (金)

皇室-日本人が気付かないバリュー

悠仁親王殿下のご誕生おめでとうございます! 
かなり遅くなってしまいましたが、何かとバタバタしてましたんでお許しください。

 

今年は年初から皇室典範の改正が俎上にのぼりました。おかげで私も改めて皇室の歴史について調べることになり、「へえ、日本の皇室ってスゴイんだあ」と、日本人であることがちょっと誇らしく思えました。

何がすごいって、神話の時代から1500年以上(自称2600年以上・笑)男系として続いている世界唯一の王朝です。その伝統がここで途切れてしまうかというときに、まさに救世主のような悠仁親王殿下のご誕生! これが喜ばずにいられるでしょうか。

 

余談になりますけど、明治神宮の宝物殿か宝物展示室には歴代天皇陛下の肖像画が飾ってあります。その前で外人さんが「初期の頃のエンペラーたちは、どれもみんなそっくりだね」と言いながら首を傾げていました。

  「それはねえ、ムーミン」

「・・・1500年ぐらい前までは何とか記録が残っているけど、それ以前の1000年ぐらいは伝説しか残っていないから想像で描くしかなかったのさ。ほら、着ているものや首飾りもほとんど同じだろ?」

と教えてあげたくなりましたが、謎は謎のまま帰国してもらったほうが楽しいかも思ってやめました。

 

自分は世界史がかなり好きなほうでしたが、深く調べてみると似たようなことだと思っていたことが、全然ちがったりするんですね。

たとえばトルコでセルジューク朝が倒れてオスマン朝が興ったとします。これまで自分はなんとなく、鎌倉幕府が倒れて室町幕府が始まったのと同じぐらいに考えていました(ちと恥ずかしい)。しかし鎌倉幕府が倒れても日本の皇室は昔から今までずっと存在を続け、今に至っています。

しかし多くの国では、XX朝が倒れたところで君主(の系列)が変わってしまいます。イギリスのようにテューダー朝からステュアート朝などと移り変わりながらも現在まで王室を戴いている国もありますし、フランスやロシアのように革命が起こって共和制となり、君主が引きずり下ろされた国もあります。またアメリカのように、最初から共和制+大統領という国もあります。しかし世界中で日本だけが、事実だか神話だか区別がつかない太古の昔から、同じ血統の君主を戴き続けているのです。

 

=====老婆心メモ( powered by大辞林)=====

君主: 世襲的に国家を代表し、統帥する最高の地位にある人。帝王。天子。皇帝。きみ。
立憲君主制:憲法に従って君主が政治を行う制度。君主の権力が憲法によって制限されている君主制。近代市民階級の擡頭により絶対君主制が崩壊し、君主権が議会などの制限をうけることにより成立した。制限君主制。
(これらに対して)
大統領: 共和制をとる国家の元首。一定の任期があり、直接選挙あるいは議会での選挙などによって選出される。形式的存在であるイタリアなどの場合と、行政権の首長として大きな権限をもつアメリカなどの場合とがある。
共和制: 世襲による君主制に対し、主権が複数者にある政治形態。国家元首や人民の代表者を間接・直接に選出し、主権が人民にある民主的共和制と、少数特権階級にのみ主権がある貴族的共和制・寡頭的共和制などがある。
====================================

 

どうしてこういったことが日本において可能だったかについて、井沢元彦さんだったか小林よしのりさんだったかがこんな事を書いていたような記憶があります(うろ覚え)。

「権力者は恨みを買うこともあるから、時代が変わって民衆の生活がうまく行かなくなるとその標的になって倒れてしまう。日本の朝廷は幕府に権力を奪われて単なる権威となってしまったわけだが、権力=暴力を幕府や政府にアウトソースすることによって民衆の怒りを買うことがなく、動乱の時代には国の象徴として日本をまとめる求心力となった。つまり比較的早いうちに権力と権威が分かれてしまったことが、「(断絶したことのない=)万世一系の天皇」と「日本社会の安定性」をもたらした」

なるほどね。
意図したかどうかはわからないけど、結果的に安定したシステムに早くからなっていたらしいですな。最近の調査でも立憲君主制の国のほうが、共和制の国よりも社会が安定しているという傾向が出ていたような記憶があります。

 

日本の皇室が太古の昔から続いていることを話すと、外国人のほうが驚いて感動するらしいです。彼らの感覚だと跡取りがいなかったり誰かに乗っ取られて君主の血統が変わってしまったり、戦争や革命によって追い出されたりするのが当たり前なので、「有史以来ずーっと続いている王様」とその国に対して、ある種の尊敬を覚えるようですね。

どこまで本当かわかりませんが、米国大統領が空港までお出迎えするのは、「日本の天皇・ローマ教皇・英国国王」の三者だけという話もあります。世界でもトップクラスのVIPということですね。また皇室外交の威力は絶大で、ヨーロッパの貴族でも新興国の大統領でも、日本の皇室となればたいがいお友達になっていただけるようです。歴史と伝統を重んずる国は相手のそれに対しても敬意を払ってくれるのでしょうし、歴史のない国はうらやましいのかもしれませんね。

こういった皇室のバリューに気付いていないのは、実は日本人自身なのかもしれません。
(続く)

2006年9月14日 (木)

台湾、いよいよ国連加盟か?

 

植草客員教授:今度は女子高生の体触り現行犯逮捕
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20060914k0000e040061000c.html

 

    _| ̄|○

 

気を取り直して本題に入りましょう。今回は台湾ネタです。

陳水扁総統:「台湾」の名称で国連加盟申請を正式表明」(2006年9月14日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060914k0000e030025000c.html

数日遡って
陳総統「台日の準軍事同盟関係に期待」(2006年9月11日)
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/06/060911b.htm

これは「キター!」という感じですね。将棋でたとえると歩を連続して突き捨てたような、いよいよ始まった感じがあります。

 

この意味がよくわからない人たちのために老婆心ながら解説します。

中華人民共和国はずっと「台湾はわが国の一部」と言い張って、併合をもくろんでいます。戦勝国でもない彼らにとっては台湾に逃げた本当の戦勝国である「中華民国」は目の上のたんこぶです。早いとこ併合してしまって、70年年代に常任理事国の座を台湾から奪い取った歴史をなかったことにしたいんですよ。妙な例えですが「王様を殺してその地位を奪った奴が、王様の娘に結婚を迫って簒奪を正当化してようとしている」みたいなもんでしょうか。

そしてまた台湾は、日本の生殺与奪の権を握る大きなカードです。日本を衰弱死させるには海を封鎖してしまうに限ります。台湾が併合されると、なぜか日本の船ばかりを襲い、決して捕まることがない高度に武装した海賊が頻繁に出没するようになるでしょう。たとえば石油を満載した日本のタンカーが奪われ、しばらくしたら名前を変えて中国の船として中東を往復するようになるわけです。

公平を期すために言いますと、現在そういったいやがらせをすることができるのはアメリカだけです。だから日本はアメリカと仲良くする以外の選択肢はないと私は考えます(笑)。

台湾を併合して太平洋に出るための基地を作り、日本のシーレーンを押さえて手駒に加え、イスラム文明と西欧文明を争わせてアメリカを衰弱させ、しかるのちにアメリカに代わって世界の覇権国になる・・・・・・というのが中共の戦略のようです。

 

2008年の北京オリンピックは世界の耳目が集まりますので、台湾独立のチャンスです。そこで中共が極悪非道なことをすると、世界中にそれが報道されて天安門事件の後のような制裁を加えられてしまうかもしれないからです。

「そんなことないよ。オリンピックを中止しても台湾独立を許さないさ」という人がいる一方で、「そんなのいつものブラフだよ。『日中関係が壊れる』なんてよく脅すけど、何もできなかったのが事実だろ?」という人もいます。

ともあれ、オリンピック直前に台湾が独立を宣言して国連に加盟したら中共のメンツは丸つぶれですね。同時に各地の民族が勇気付けられて、しっちゃかめっちゃかになる可能性も否定できません。逆に考えると台湾がこういう言動をするのは日米の後押しがあるはずで、「守備も攻撃も準備万端」というサインでしょう。陳水扁総統の単なる人気取りではないような気がします。

 

うーむ、以前サイトで紹介した「龍のペルソナ」みたいなシナリオになってきたなあ。佐々木さん、恐るべし!

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我々は歴史の転換点に居合わせているような気がします。東アジアにおける「ベルリンの壁崩壊」かもしれません。見逃したらもったいないですよ。

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