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2006年9月15日 (金)

皇室-日本人が気付かないバリュー

悠仁親王殿下のご誕生おめでとうございます! 
かなり遅くなってしまいましたが、何かとバタバタしてましたんでお許しください。

 

今年は年初から皇室典範の改正が俎上にのぼりました。おかげで私も改めて皇室の歴史について調べることになり、「へえ、日本の皇室ってスゴイんだあ」と、日本人であることがちょっと誇らしく思えました。

何がすごいって、神話の時代から1500年以上(自称2600年以上・笑)男系として続いている世界唯一の王朝です。その伝統がここで途切れてしまうかというときに、まさに救世主のような悠仁親王殿下のご誕生! これが喜ばずにいられるでしょうか。

 

余談になりますけど、明治神宮の宝物殿か宝物展示室には歴代天皇陛下の肖像画が飾ってあります。その前で外人さんが「初期の頃のエンペラーたちは、どれもみんなそっくりだね」と言いながら首を傾げていました。

  「それはねえ、ムーミン」

「・・・1500年ぐらい前までは何とか記録が残っているけど、それ以前の1000年ぐらいは伝説しか残っていないから想像で描くしかなかったのさ。ほら、着ているものや首飾りもほとんど同じだろ?」

と教えてあげたくなりましたが、謎は謎のまま帰国してもらったほうが楽しいかも思ってやめました。

 

自分は世界史がかなり好きなほうでしたが、深く調べてみると似たようなことだと思っていたことが、全然ちがったりするんですね。

たとえばトルコでセルジューク朝が倒れてオスマン朝が興ったとします。これまで自分はなんとなく、鎌倉幕府が倒れて室町幕府が始まったのと同じぐらいに考えていました(ちと恥ずかしい)。しかし鎌倉幕府が倒れても日本の皇室は昔から今までずっと存在を続け、今に至っています。

しかし多くの国では、XX朝が倒れたところで君主(の系列)が変わってしまいます。イギリスのようにテューダー朝からステュアート朝などと移り変わりながらも現在まで王室を戴いている国もありますし、フランスやロシアのように革命が起こって共和制となり、君主が引きずり下ろされた国もあります。またアメリカのように、最初から共和制+大統領という国もあります。しかし世界中で日本だけが、事実だか神話だか区別がつかない太古の昔から、同じ血統の君主を戴き続けているのです。

 

=====老婆心メモ( powered by大辞林)=====

君主: 世襲的に国家を代表し、統帥する最高の地位にある人。帝王。天子。皇帝。きみ。
立憲君主制:憲法に従って君主が政治を行う制度。君主の権力が憲法によって制限されている君主制。近代市民階級の擡頭により絶対君主制が崩壊し、君主権が議会などの制限をうけることにより成立した。制限君主制。
(これらに対して)
大統領: 共和制をとる国家の元首。一定の任期があり、直接選挙あるいは議会での選挙などによって選出される。形式的存在であるイタリアなどの場合と、行政権の首長として大きな権限をもつアメリカなどの場合とがある。
共和制: 世襲による君主制に対し、主権が複数者にある政治形態。国家元首や人民の代表者を間接・直接に選出し、主権が人民にある民主的共和制と、少数特権階級にのみ主権がある貴族的共和制・寡頭的共和制などがある。
====================================

 

どうしてこういったことが日本において可能だったかについて、井沢元彦さんだったか小林よしのりさんだったかがこんな事を書いていたような記憶があります(うろ覚え)。

「権力者は恨みを買うこともあるから、時代が変わって民衆の生活がうまく行かなくなるとその標的になって倒れてしまう。日本の朝廷は幕府に権力を奪われて単なる権威となってしまったわけだが、権力=暴力を幕府や政府にアウトソースすることによって民衆の怒りを買うことがなく、動乱の時代には国の象徴として日本をまとめる求心力となった。つまり比較的早いうちに権力と権威が分かれてしまったことが、「(断絶したことのない=)万世一系の天皇」と「日本社会の安定性」をもたらした」

なるほどね。
意図したかどうかはわからないけど、結果的に安定したシステムに早くからなっていたらしいですな。最近の調査でも立憲君主制の国のほうが、共和制の国よりも社会が安定しているという傾向が出ていたような記憶があります。

 

日本の皇室が太古の昔から続いていることを話すと、外国人のほうが驚いて感動するらしいです。彼らの感覚だと跡取りがいなかったり誰かに乗っ取られて君主の血統が変わってしまったり、戦争や革命によって追い出されたりするのが当たり前なので、「有史以来ずーっと続いている王様」とその国に対して、ある種の尊敬を覚えるようですね。

どこまで本当かわかりませんが、米国大統領が空港までお出迎えするのは、「日本の天皇・ローマ教皇・英国国王」の三者だけという話もあります。世界でもトップクラスのVIPということですね。また皇室外交の威力は絶大で、ヨーロッパの貴族でも新興国の大統領でも、日本の皇室となればたいがいお友達になっていただけるようです。歴史と伝統を重んずる国は相手のそれに対しても敬意を払ってくれるのでしょうし、歴史のない国はうらやましいのかもしれませんね。

こういった皇室のバリューに気付いていないのは、実は日本人自身なのかもしれません。
(続く)

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コメント

皇室典範に関する有識者会議の座長であった吉川氏は「歴史観や国家観で案を作ったのではない」と発言しました。
(では何を考えて作ったんだよ~)
同会議で出された「第一子優先」の考え方について、マスコミでもヨーロッパ王室を例に出して好意的に捉えられていましたが、京大の中西教授によるとこれはまったくのナンセンス。
つまり、王室にも格があり、スペイン・ベルギー・オランダ・スウェーデン・ノルウェー等は王室としての歴史がせいぜい200年でまた出自も公爵や伯爵からの成り上がりのセカンドクラス。男子優先をつらぬいてきたイギリスとデンマークは歴然と格上とされているらしいですね。
つまり万世一系の日本の天皇家は格からいっても比較の対象とすべきはデンマークとせいぜいイギリス王室まで。セカンドクラスの王室と比較しても意味がないということを主張されていました。
まあ、確かに日本は王朝が変わるたびにガラッと天下・仕組みが変わり何百・何千万の使者を出してきた中国とは根本的に違い、重層的な歴史構造かもしれませんね。
私は本で読んだ程度ですが、少なくともこうした歴史を持つ皇室の制度を国家観や歴史観を考えずにあっさり変える事は拙速で好ましくないでしょう。
よかったよかった・・。

ガイジンsは、自分が親分になることしか考えていないが、ニッポンジンの政治家トップは、ちゃんと、天皇家にお子様が生まれたことを祝福している。


これはびっくりなのだが、悠仁親王殿下がお生まれになった後、シンガポールの同僚(シンガポーリアン)と話していると、congratulation!と喜んでくれた。


はじめは何のことかキョトンであったが、悠仁親王殿下のことを祝ってくれているのだ。


太平洋戦争時に進駐していた、シンガポールののシンガポール人からののメッセージですよ!


アジアでも分かる人は、しっかり分かってくれています、日本の立ち位置を。

Sさん

 そうなんですよ。次の記事でも書きますけど、なんか妙な人たちがこれまで断絶したことがない世界唯一の王朝を潰そうとしているんですよね。
 しかし逆説的ですが、彼らがそんなことを企むおかげで自分はまたひとつ日本の良さに気付いたような気がします。


エクスパットさん

 エクスパットさんのように、海外に出たり、外国人と働く機会が多い人のほうが日本のすばらしさに気付くような気がします。そしてそのきっかけを与えてくれるのは、公平な目を持った外国人だったりします。
 シンガポーリアンは先の戦争について「もう終わったんだ。いつまでも日本を責めるべきではない」と言っていましたね。公平な人たちだと思います。

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