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2007年4月16日 (月)

祝・日豪安保(3)リムランドの宿命

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「続く」と書いてからはやひと月(笑)。
大阪での座談会で「面白いので早く続きを書いてください」とリクエストされてから、はや2週間(笑)。

お褒めの言葉やコメントへ返事をする時間すら惜しいほど、本業に集中しておりました。私が更新をサボるときは本業が進んでいるということなので、「日本を投資大国にする!」ためだと思って許してください。

先ほどすべてのコメントに返事をさせていただきました。万が一誤ってコメントを削除してしまった場合はご容赦ください。

ということで、何事もなかったかのように続く。
   ↓↓↓
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前回は「3B政策がフランスを中心としたユーロ圏によってよみがえる」と書きましたが、補足するならそれはイラク戦争までの話でした。実際にイラクが米国によって占領され、イラク利権がリセットされると、今度は原油高によって復活したロシア帝国に対抗するためにユーロ圏は米英との関係を修復にかかります。ですから現在のイランに関して言えば、

ロシア・中国 vs 米英欧

という構図になっているのです。言うなれば、イラク戦争は第一次大戦と似たところがあり、イランに関しては冷戦と似たところがあるということです。まあ中国がロシアに近いということから終戦のごく初期ぐらいのイメージですか。

それぐらい国際情勢の動きは早く、あっという間に敵味方が入れ替わります。日本人的な感覚だと「仲間はいつまでも仲間」と思いがちで、「節操のない連中だなあ」と感じるかもしれませんが、情勢が変化すれば対応を変えるのは当然の話です。たとえば今の日本であれば、ロシアや支那の増長を防ぐために北朝鮮を支援するという選択肢も考えておかねばならないのです(そのあたりは政治家の判断ということになりますが)。

 

しかし国際情勢がどう動いても、日本が地政学的に「シーパワー」であることに変わりありません。そして地政学で言うところのリムランドに位置しているため、力を伸ばしてきたランドパワーとせめぎあいをする運命にあります。

さっそく、jijiさんからもらったサイトを紹介
    ↓↓↓
泥酔論説委員の日経の読み方
「自由と繁栄の弧」か、「大東亜共栄圏」か
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20070324

 

まあ地政学的に戦場になりやすい朝鮮半島よりはマシなポジションなんですけど、ほかのシーパワーから見たら、「援助してやるからおまえのところから突破されるんじゃねえぞ」
と、ランドパワーへの防波堤を期待される国なんですな。それが昔の日英同盟であり、今の日米豪印安保であると。

仮に日本が何度もランドパワーに乗っ取られ、たびたびシーパワーに戦争を仕掛けるとしたら、アングロブラザーズは原住民(=今の日本人)を皆殺しにしても日本列島を奪いに来るでしょう。アホな住民にこの島を任せていたら、東南アジアもオーストラリアもランドパワーにやられてしまうからです。それほど日本は地政学上重要な島であり、その価値に気づいてないのはたぶん原住民だけでしょう(笑)。

 

今年の黄砂は凄かったですが、中国大陸の特に華北地方は砂漠化が進行しており、人が住める環境ではなくなっていると考えられます。さらに最近の経済成長で川には毒物が流され、雨が降らず、降っても山に緑がないため洪水になり、それがまた耕地を減らすという悪循環に陥っています。彼らは悪化した環境を自分で回復するようなことはせず、台湾や日本を食い物にすることで生き延びようとするでしょう。

世界的に異常気象が相次ぐ中で日本は例外的に水に恵まれていますから、あと10年もしたら世界有数の食料大国になっているかもしれません。水不足に苦しむオーストラリアに水を輸出し、代わりに石油やウランを輸入しているかもしれません。環境という軸で評価する限り、日本の価値は高まることはあっても下がることはないのです。

そういった日本の価値に気づかない連中が、数億円や数十億円といった小銭と引き換えに国を売っています。まるで「10万円あげるから家にある実印を持って来いよ」という罠にひっかかる小学生のようなものです。

まあ、侵略の意図を隠しもしない共産主義独裁国家の首相を招いて国会でえらそうな演説をさせ、議員が拍手をするような国ですからね。

中国首相、日中の信頼増進訴え(2007/04/12日経)
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20070412D2M1200Y12.html

 

面白いのは、たとえ中国人でもアングロサクソンでも、日本列島を乗っ取って住み着いたとしたら長期的にはおそらく日本人化してしまうだろうということです。大陸から日本に弥生人がやってきたとき、先住の縄文人をガンガン駆逐して急速に勢力を広げたそうです。やってきたときは毒殺あり謀殺ありの恐ろしい連中だったかもしれませんが、日本に住み着くうちに今のような「お気楽太平国民」になってしまったのでしょう。

推測ですが、これは日本の自然環境と関連があります。

日本では隣の人を殺して食料を奪うより、協力して田植えをしたり狩りをしたほうが豊かな生活ができます。作物が育たないという悩みはなく、雑草が増えて困るという悩みがあります。だから他人と奪い合うより、黙々と雑草を取ったり一緒に作業をしたほうがお互いに豊かになれるのです。

何よりも隣近所と争っていたのでは、地震や台風が来たときに村ごと全滅してしまいます。たとえ照れ屋でオタクで引きこもりであっても、それなりに合理的で協力的な人間が生き残ってきたのです。

そういった環境で育った人々は、大陸の「やらずぶったくり文化」とは相容れない性格となります。たとえば日本が中国共産党に併呑されて今の日本人が皆殺しにされたとしても、代わりに住み着いた中国人は「日本列島閥」を形成して北京と争うことになるでしょう。そのうち「日出るところの天子・・・」なんて手紙を送りつけたりして、どこかで聞いたような独立運動を展開するに違いありません。

ランドパワーに乗っ取られて大東亜共栄圏を目指した大日本帝国は滅亡しました。幸い日本人という人種は生き残ることを許されアメリカの支配下に入ったわけですが、今度は日本の代わりにアメリカがソ連や中共といったランドパワーと対峙することになりました。日本を支配する者が誰であれ、大陸とせめぎあう役割を担うことになるのです。

 

いろいろ書きすぎたのでまとめます。

  • 日本に住む人間は環境的・文化的に中国大陸とは一緒になれない運命にある。これまでそうだったし、おそらくこれからもそう。敵対するか疎遠になるか、いずれにしても一部の文化交流と貿易のみにとどめるのが吉。
  • 大陸・半島にかかわったときに日本は衰退するという法則は、この運命に逆らったことのペナルティと考えられる。大東亜共栄圏やら東アジア共同体は愚の骨頂
  • 海洋国家としてのアイデンティティを何度も忘れるようなアホ民族なら、そのうち滅亡するだろう。代わりにこの島を支配するようになった人々が、大陸と向き合う役割を引き継ぐだけ。
  • 逆に言えばシーパワーとしての分をわきまえ、大陸のバランス・オブ・パワーに気を配っている限り、日本列島は繁栄することになる。

 

こういった観点から安部政権を評価すると、国防に必要な法律を次々に通していることはポイント高いですね。今国会中にも国民投票への道が開けそうです。日米印海軍が初の共同訓練もやりますし、ちゃんとシーパワーとしての役割をわきまえているように思えます。

日米印海軍が初の共同訓練・16日に日本近海の太平洋上(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070403AT3S0300X03042007.html

インド海軍、約2年半ぶりに秋葉原観光
http://www.akibablog.net/archives/2007/04/indian_navy_070413.html

 

おまけ

昨日、浅草でインド海軍と思われる人々を見ました。一声かけて励まそうと思ったのですが、あいにく車でしたので中から見ているだけでした。

しかしこれ、テレビで報道してますか?
俺はテレビを見ないからさっぱりわからんのだが(笑)。

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