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« 大量格下げはなぜ起こったか?(値付けの問題、格付けの問題) | トップページ | 社会の保守化とメディア(2)世代のサンドイッチ »

2007年7月12日 (木)

社会の保守化とメディア(1)カウンターメディアとしてのネット

あまりテレビを見ない私が言うのもなんですが、安倍政権叩きが加速しているようですね。今の政権に関係ないようなことでも材料にして、楽しそうにやっています。

閣僚がやっていることを見ると、確かに褒められたことではありません。ただ野党側の違法献金・不明朗支出・失言はあまり取り上げられず、自民だけが叩かれるのはフェアじゃないなあと感じています。まあ今月は参議院選挙がありますから、マスコミが政権を叩こうとするのはわかりますけどね。

  

メディアは本質的に反権力です。

もっと正確に言えば、国家権力を言論で攻撃する別の権力です。

そうでなければ「政府=マスコミ」となって、どこぞの独裁国家と同じになってしまいます。だからメディアは本質的にどうしても「保守的」より「進歩的」になるという事情はわかります。

自由主義諸国は「報道の自由」をある程度制限することはできますが、メディアを封じたり壊したりはできません。他のメディア(カウンターメディア)で対抗するしかないのです。しかし国民の判断が鈍っているときに巧妙にメディア操作されてしまうと、民主国家が一気に独裁国家になってしまうことはヒトラーが証明しています。民主主義は綱渡りのようなバランスで成り立っているということです。

 

日本のマスコミは「反権力」が過ぎて「反政府」「反日本人」になってしまい、首をかしげる報道をよく目にします。しかしそれは程度問題であって、先進国を見るとマスコミはほとんどリベラルであるような気がします。意地悪な言い方をするなら「統治する責任を持たない者の絵空事」が淘汰されず、生き残りやすい素地がある独特の世界ですね。その中でも日本が特別なのは、売国メディアという珍しいカテゴリが元気一杯ということです(笑)。

ところがネットによって民間の情報共有が進むと、「国民と政府を分断する」という全体主義国家の工作が効かなくなってきました。民衆がそれぞれブログなどを持ってプチメディアとなり、カウンターメディアとしてマスコミを牽制するようになったのです。

(ネット以前)
          -----------
  打倒      / 政府・権力者\
      ↑    /----------------       
分断工作← / ←マスメディア ←\←外国の干渉      
   ↓  /---------------------   
  洗脳 /    孤立した民衆       \
     /                    \
     -------------------------------

(ネット以降)
           -----------
支持→→→    / 政府・権力者\
↑  ↑    /----------------       
↑ 分断← / ←マスメディア ← \←外国の干渉      
↑ ↑↓ /-------------------   
チェック /    民衆プチメディア      \
     /   ネットで情報共有        \
     ---------------------------

(参考:独裁国家)
           -----------
 弾圧・支配  / 政府・権力者\
      ↓    /----------------       
  洗脳   /   マスメディア  \      
   ↓  /--------------------   
 奴隷化 /    孤立した民衆      \
     /                    \
    ----------------------------

* 不細工な絵ですみません

 

これは画期的な出来事と言えるでしょう。国民の判断力やバランス感覚が健全である限り、「民主主義は強化された」と言ってよいかもしれません。

それで最近感じるのは、マスコミ世論とネット世論の乖離です。それはしばしば、選挙予想と結果の違いになって表れます。

都知事選でいくら足を引っ張っても石原氏が勝つ。フランス大統領選でいくらロワイヤル氏に肩入れしても、サルコジ氏が勝つ。世界的に保守化してきたような風を感じるのです。

これはあくまでも自分の感触です。後述するように日本には「階層の固定化」→「階層の対立」→「二大政党制の定着」という可能性があります。そのような流れの中で極右政党が議席を伸ばす可能性があります。むしろこれまでなかったのが不思議で、遅いぐらいです。

 

今回の参議院選挙については、自民への批判票が民主にすんなり流れるとも思いません。なぜなら自民の支持者は「他よりもずいぶんマシ。選択肢ねえよなあ」と消去法的に入れている人が相当いるからです。マスコミの報道で態度を変える「浮動票」があるなら、とっくの昔に反自民になっているはずです。

それにマスコミの手口として、選挙直前まで延々と「反自民キャンペーン」をやり続けて、数日前から「与党が思わぬ善戦!」(だから手を抜かずに選挙に行って自民を落とせよ)と煽るパターンがあります。で、それがうまく行かないと「民主主義は死んだ!」と嘆いて見せます。いや、死んでたのはお前の予測力だって(笑)。

ですから、今の「自民惨敗」という予想をそのまま受け取る気にはなれません。自民が議席を減らすにしても、共産党とか、国民新党とか、もっとマイナーなところで新風などに票がどの程度流れるのかに注目しています。(続く)

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コメント

 こんにちわ

 都知事選については

 1、石原は嫌by選挙民
 2、ほかの候補は実質共産党の区長だけ
 3、この区長結構善戦しそうby石原陣営
 4、そうだ!票を割ってやればいいんだ。by石原陣営
 5、暇そうにしている元知事を当て馬として担ぎ出そうby石原陣営
 6、批判票なんだからどこでもいいや共産党以外に入れようby選挙民
 7、票が割れたおかげで支持基盤(学会など)の組織票で当選

 という図式だと読んでいるのですが如何でしょうか。

bannさん

うーむ、それは元知事と現知事のデキレースだったということですか?

私は思いつきませんでしたが、そんな芸当ができる政治家はぜひとも現職のままでいて欲しいです。騙されっぱなしの日本には貴重な存在だと思います。

>4、そうだ!票を割ってやればいいんだ。by石原陣営

ここで黒川氏を例示するならマダ判るんですが、なんで元知事を出しますかね?

maaさん

私も実は、石原さん、浅野さん、黒川さんぐらいしか視野に入っていませんでした。それから外山恒一さんでしたっけ、これには腹を抱えて笑いました。共産党の方は名前も存じ上げません。http://www.youtube.com/watch?v=l2C9lv5t0yQ

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