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2008年5月31日 (土)

グローバル化の行き着く先はファシズムか

最近の日本を見ていると、
「これって国が崩壊してゆく過程にあるんだよなあ」
と思うことがあります。

そして日本だけではなく欧米もそういった部分があること、また資本主義が行き詰るとファシズムが台頭してきたという歴史があります。

まあ、それに対する解決策を見つけたわけじゃなくて「イヤなことに気づいちゃった」だけなんですけど(笑)、何かを考える上で参考になるかもしれません。

では、どうぞ!

   ↓↓↓

グローバル化の行き着く先はファシズムか

目次
[1] 売国の理由
[2] グローバル化で日本国内に植民地が出現した!
[3] お互いの言い分
[4] 今のロシアはなぜ強い?
[5] ファシズムの誘惑

★★★★★
[1] 売国の理由

最近特に、日本政府は外国のためにばかり働いているように見えます。

  • どうして国民をないがしろにして他国にカネをばら撒くのか。
  • どうして国内で消費税を上げるのに、海外には資金提供するのか。
  • どうして国民向けの奨学金はカットし、留学生には学費はもちろん生活費まで提供するのか。

もちろん、資源や市場を確保すると言う意味で、海外に働きかけをすることが悪いとは思いません。しかし日本の場合は国民を守ることよりも、搾り取ることばかりやっています。「投資するのはいいが、リターンがあるようには見えない」のです。

その原因がキックバックやハニートラップなどの工作であればスパイ防止法などで防げるかもしれません。しかし理由は本当にそれだけなのか? というのが今回の問題意識です。

日本国内では「格差」が広がり、「ネットカフェ難民」などが増えているそうです。しかし政治家や大企業は、彼らを助けようとはしないでしょう。助けたって何のメリットもないだろうからです。反対に、生活が苦しい国民は政府や大企業を恨むことになります。

同じ日本人であっても、立場や価値観がまったく違う種類の人間が対立しているわけです。

★★★★★
[2] グローバル化で日本国内に植民地が出現した!

「一億総中流」と言われた時代は、日本人に共通のものがありました。野球と言えば巨人だったり、車と言えばカローラだったり…。しかし今はみんなが同じチームを応援したりすることなどありえません。若者の趣味はドライブ(死語)どころか、車を持っていなかったりします。ライフスタイルも価値観も、昔とはちがって多様化してきました。

そのひとつの原因はグローバル化にともなって日本に階層が出現し、それが固定化しつつあるからなのではないかと思います。

言い方を変えると、
「日本国内に植民地が出現し、支配層と被支配層に分かれつつある」
ということです。

(a) 「一億総中流」時代

  • 先進国だけが上流だった(いわゆる南北問題)。
  • 実は、日本人であればほぼ自動的に「勝ち組」だった。
  • 国が共通の利益を守り、うまく配分していた。
  • 価値観もライフスタイルも似ていたので、国内での対立は少なかった。

         ______
         / 先進国    \ 日米欧
     /--↓-↑--\       
    /   搾取 恨み     \
   /                      \
 /                           \
/       発展途上国         \
__________________

(b) 「グローバル化」時代

  • 情報やカネが国境を越える。
  • 階層が国ごとではなく、縦割りになった
  • 日本人の中にも「負け組」が出てきた。
  • 各国の上層部は、他国から吸い上げた利益を共同で配分する。
  • 下は上に不満を持つだけでなく、他国の下層とも対立する(ナショナリズムの高まり)。
  • それぞれの国の中で激しい対立が起こる。

         ______
         / |  |   |   \ 上層(結託)
     /--↓-↑--\       
    /   搾取 恨み     \
   /    |    |      |       \下層(ライバル同士)
 /     |    |      |            \
/   米   | 日  |欧   | 途上国   \
__________________

 

★★★★★
[3] お互いの言い分

(i) 下層

グローバル化の中で、各国の庶民は厳しい競争にさらされます。時給1000円欲しいけれども、外国人の時給300円に負けて雇ってもらえないのです。給料がないのは苦しいですが、もっと苦しいのは業務経験を積めない事です。30歳40歳になってまともな職歴がなんじゃお先真っ暗です。

もちろん結婚もできないし、子供も育てられません。自分を守ってくれるはずの国が、外国人ばかり優遇しているように見えます。少子化が進むから外国人を入れろという政治家や経営者は国賊に見えます。

こいつら、外国からカネをもらって国を売ろうとしているんじゃないか?
日本人が子供を産めないように追い詰めているのはおまえらだろ?

このままでは国が乗っ取られる!
外国人に対する警戒感を強めます。

(ii) 上層

グローバル化が進めば、勝ち負けができるのは仕方がない。
同じ労働力なら時給300円の外国人を雇うでしょ。
会社が潰れたら給料だって出ないんだから。

ニートやネットカフェ難民は自業自得。
努力を放棄した人間が泣き言ばかりで、タカろうとするなよ。
おまえらががんばって消費して子供を産まないから、代わりに外国を開拓するんだよ。外国人を目の敵にするのは醜いぞ。

おまえらの考えは理解できないが、外国の上層部とは理解しあえるよ。国が違っても、価値観や立場は同じだからね。

 

★★★★★
[4] 今のロシアはなぜ強い?

グローバル化で国内の対立が生まれるのは、自由主義国家です。
全体主義国家はそもそも下層が意見を言うことは認められていないので、混乱は起こりません。すると内部分裂しやすい自由主義国家に対して、全体主義国家がつけこむスキができます。

現状で言えば、言論統制できるロシア・中国・北朝鮮(!)などが、日米欧などの国内対立を利用して工作してくる可能性があるということです。

第二次大戦はソ連の工作で自由主義国家同士が戦ったという見解もあります。「グローバル化は全体主義国家を利する」という法則が成り立つかもしれません。

偶然の一致でしょうか。
第一次大戦で疲弊したヨーロッパを尻目にソ連が台頭してきたように、再びロシア帝国が復活しつつあります。

これはエネルギー価格が高騰したからという理由もありますが、ロシア政府が完全にメディアやエネルギーを掌握しているからでしょう。エリツイン時代は財閥が国を切り売りしていましたが、プーチンが彼らを潰して、逆らうメディアやジャーナリストを「殺って」しまうことで秩序を取り戻しました。国益に反する(と独裁者が考える)組織を抹殺できるのが、全体主義国家の強みです。

日本では政局が低迷しており、閉塞感が漂っています。
日本だけでなく、欧米だってそうです。
どの国も貧富の格差や、移民問題に頭を悩ませています。

「強いリーダーが颯爽と現れて、今の問題を解決してくれないものか」

こういった願望が心のどこかにあっても不思議ではありません。プーチンのような政治家が現れて、売国奴を一掃してくれないかな、と。

 

★★★★★
[5] ファシズムの誘惑

実はそれ、各国で何十年も前にやったことがあります。
それがファシズムでした。

************************************************
ファシズムとは (Wikiですまんが)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0

当時のヨーロッパは第一次世界大戦後、資本主義体制の危機、貧富の格差の増大による社会不安や階級闘争の激化や、国内政治の流動化、ロシア革命の成功、共産主義の台頭といった極めて限られた状況下にあった。そこで自国内での政治勢力や階級間の対立による分断が、国力増強の妨げとなっている、といった現状認識をもち、極端なナショナリズムによって階級を超えた民族の団結(ファッショ)を目指し、そういった危機的な状況の打開を旗印に台頭してきたのがファシズムだった。
************************************************

ファシズムは今でこそ「偏狭なナショナリズム。外国人排斥。平和の敵」というイメージを持たれていますが、そもそも「階級対立している場合ではない!団結して国を守ろう!」という思想だったのです。

「自国民を守る」という意味では下層民にも優しく、左翼的ですらあります。
ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)は社会主義です。右翼ではなく左翼です(笑)。しかも選挙によって成立した民主政権です(笑)。
敗戦に疲れたドイツ国民にとって、ヒトラーは国民を守ってくれる強いリーダーに見えたことでしょう。

そういえば、今の日本も戦前に似てきているなと思うことが増えてきました。

  • 戦前も、企業が中国大陸(朝鮮半島)に進出して利権を持っていました。
  • メディアは「満蒙は国の生命線」=日本国内よりも大事と言ってました。
  • そして、国をあげて技術や資金を流しました。日本の農民は飢えて子供を身売りしたりしていたのにです。
  • 国民の不満が高まりましたが5.15事件などを経て自由な言論は許されなくなりました。

 

これはある意味、究極の選択ですよ。

国がなくなるのは首がなくなるのと同じ。
階級を超えて国民(民族)が団結しなければ、国が衰退してしまう。
自己保存の本能は、強いリーダーを求めます。
そうしなければ外国によって支配されてしまうからです。

しかし反面、その強いリーダーが国を破滅に追いやることもありえます。彼らが暴走を始めたとき、庶民が抵抗しても殺されます。貧して鈍した国民はうまく利用され、彼らの利益のために使い捨てられるだけなのかもしれません。

 

資本主義国家はグローバル化によって発展し、行き詰まり、いずれはファシズムに走る---

なんだかイヤな法則に気づいちゃったような気がします(笑)。

2008年5月28日 (水)

人口調節という地獄坂

本業のほうが忙しく、情報発信を怠けておりました。すまんです。そちらも好調ですのでどうかご心配なく。

 

さて、この2ヶ月の間には様々なことが起こりました。

まず、世界的な潮流として原油価格・食料品の高騰が明らかになってきました。途上国ではインフレ率が8%を上回り、中には暴動が起こった国もあるほどです。

しかしそれは考えてみれば自然なことです。
冷戦時代は「先進的な生活」を送っている人は10億人ほどしかいませんでした。それがいまや、中国・インドをはじめ30億人以上が先進国と同じ生活を目指しているのですから、単純に考えて需要が4倍になるわけですな。

今は「人とカネが多すぎて、資源(エネルギーや食料)が足りない」という状況になっています。

 

こういうとき、人間は「戦争(内乱)」「疫病」によって人口を減らし、自然とのバランスを回復してきました。

そう言ってしまうと美しい自然の自律回復メカニズムなのですが、人間の歴史としては世界大戦だったり民族浄化だったりペスト大流行だったりするわけですからたまったもんじゃありません。トラウマ必至の地獄絵図です(笑)。

歴史は60年ごとに繰り返し、大きな戦乱がそれぐらいのサイクルで起こるという法則がありますが、平和な時代が続いて人間が増えすぎ、人口調節が必要になるのがそれぐらいのタイミングなのかもしれません。

 

当然、資源を奪うための政治的な争いや、また実際に武力を使った争いは増えてゆくでしょう。いま話題になっている「環境問題」「CO2削減」なども、見方を変えると「エネルギー消費権の奪い合い」です。

米中インドといった国はなぜか「CO2を盛大に排出する権利」=「石油などを大量消費する権利」をはじめから保有しており、最もエネルギー効率が良いはずの日本は「うちにもCO2を出す権利をくださいよお」とカネを出してお願いする立場にあります。ちなみにこれらの国々は「CO2排出大国」と呼ばれ、なぜか「温暖化の元凶」と責められることはありません。実に不思議な話です。

ま、これは皮肉でありまして、中国様にカネを貢いでキックバックを受けたい人たちがそう騒いでいるだけの話ですけどね。そんな国にカネをやったところで、環境は良くなるどころか悪化してしまいますし、エネルギーの安全保障にはつながりません。各国が日本のレベルにまで追いつきたいと教えを乞うなら応じても良いですが、環境にやさしい日本が頭を下げるのは本末転倒と考えます。だからどうせ土下座するならエネルギーを持っている国(ロシア・中東ほか)に直接土下座しろ!と言うのが私の考えです(笑)。

 

中国と言えば、この2ヶ月にいろいろな事件がありました。

「チベット反乱」「その弾圧に対する欧米諸国の抗議」「聖火リレー妨害」「善光寺がスタート地点辞退」「長野で中国人留学生が大暴れ。日本の警察は中国人が暴行してもスルー」「胡錦濤訪日」「四川大地震」…。書いて反芻するだけでおなかいっぱいの事件てんこ盛りです。

これを私は「中国共産党の終わりの始まり」そして「世界的な人口調節の始まり」と見ています。

 

中国の歴史は、統一と分裂の繰り返しです。比較的うまく統治されている時期が1/3。地方が中央の言うことを聞かなくなって無政府状態になっている時期が1/3。あからさまに殺し合いをしている時期が1/3ぐらいの感じでしょうか。その境目ははっきりしませんが、たぶん今はフェーズ2に入っていると思います。

これは別に中国共産党の政治が悪いとか、人民の能力がどうのという話ではありません。すぐに人が増えすぎて、定期的に人口調節が必要となる中国大陸の宿命なのです。

四川で大地震が起こったとか、放射能漏れで近づけないとか、ダムが崩壊崩壊したとか、疫病が流行したから封鎖したとか、そんなことは「人口調節」という地獄絵図に至るまでの一里塚程度の意味しかありません。ましてや株バブル・不動産バブルが弾けたとか、中国銀行が外貨運用で巨額損失を抱えているとかなどは歴史書に残す価値がないほどの末節ぐらいに思っています。

「日本にすがりつくしかない」胡錦濤と、軍や地方と争いは、そのうち大きな事件を引き起こすでしょう。前回は中国大陸の利権と心中してしまった日本ですが、今回はうまく立ち回って生き残りたいものです。

 

人口調節という地獄坂を転がり始めた世界の中で、いかにして日本を守ってゆくか。今はそのことばかりを考えています。

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