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2009年5月27日 (水)

制裁よりも核武装

北朝鮮が核実験を再開し、ミサイルを発射したことで騒がしくなっています。

しかし、私は全然驚きませんね。というのも6者協議は時間稼ぎの茶番であって、誰も本気で北朝鮮の核武装を止めようだなんて思っていないからです。

今こそ「核武装論」+「分担金永久滞納」!にはこう書きました。

****(以下、抜粋)********************************

このように北朝鮮が安保理で吊るし上げられること自体が中国を追い込んでしまうので、そうならないようにウヤムヤに遅延させることが6カ国協議という茶番でした。

中国が「北朝鮮を説得する時間をくれ」というのは、たてまえに過ぎません。そんなことする気もなければ、できもしないでしょう。実体はおそらく安保理の制裁賛成派の切り崩しと、日本国内への工作強化です。

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中国にしてもアメリカにしても、何の影響力もないくせに話し合いを続けるフリをして、日本から資金をせしめて北朝鮮をおとなしくさせることを15年以上もやっています。本気で核拡散を防ぎたいんだっだら、イラクの前にやってますがな(笑)。

 

しかし、北朝鮮のおかげではっきりしたことがあります。

  1. 核を持っている国は攻められない(イラクは持っていないから攻められた。北朝鮮はおそらく攻められない。日本は核を持っていないから落とされた。)
  2. ある国が「核を持つ」という強い意思を持ったとき、誰も止めることはできない。インドもパキスタンも一時的に非難されたが、他国はすぐに「核を持った国」として現実を受け入れ、いまでは両国とも国際支援を受けている。

中国やロシアは怒ったふりをしていますが、内心はどうだっていいんですよ。北朝鮮が核武装したら、その現実に対応するだけです。

ということはですね、日本が核武装したところで、彼らが「核武装した日本」という現実に対応を迫られるだけで、こちらはあまり困らないということです(笑)。

 

私はこれまで、アメリカとの関係を重視して「核武装論」にとどめようと思っていました。しかし北朝鮮だけでなく核武装になんのペナルティもないこと、そして国際社会が核拡散を止めようという意志を全く持っていないことを考えると、持たない理由がなくなってしまったのです。

北朝鮮はすでに日本に届くミサイルを開発し、核弾頭も作りました。そして常日頃から「東京を火の海にする」というような発言をしています。

一方で「最凶やくざアメリカ組」の新しい組長さんは、「核をなくして平和な社会」をどうやら本気で考えているようです。中国・ロシアは笑いが止まらないでしょう。平和主義者の組長が脳みそお花畑な夢を見ているうちに、その手下を片っ端から痛めつけて傘下におさめ、組長を孤立させるだけです。

アメリカの傘の下にいるときは幸せでしたねえ。しかしアメリカさんがボケかかっている現状を見ると、いよいよ我々も自主防衛を本格的にやらねばならないようです。

 

それにしても、日本のマスコミはあいかわらずですな。

「国連安保理の決議が注目される」「中国との連携で話し合いを」なんて、まるで他人事のように批評しています。そこに「日本はどうしたいのか?」という意志は存在しません。真っ先に狙われている国のくせに、徹底して他力本願です。

ここは北朝鮮を見習うべきでしょう。

彼らは少なくとも国としての意志を持ち、大国に対してもそれを貫き通しています。彼らをの行動を止められないのは、他の国が「オメー、核武装したらぶっ殺すぞ!」というそれ以上強い意志を持っていないからです。いくら軍事力が強くても、意志がなければ能力はないのと同じです。オバマは完全に舐められてますからね。

最初は何から手をつけるか迷うでしょうが、まずは核武装の意志を固めましょう。なあに、北朝鮮にできるんだから日本だってできますって。

最初の一歩を踏み出せば、それに対応した法整備も必要になりますし、同時に自己イメージも変わります。これまでの他力本願な日本ではなく、自分で道を切り開く国になるのです。

「やればできる」
「やってみれば大したことはない」
「できないのは努力が足りないからだ」

こういった思考回路が復活すれば、泣き寝入りすることもないでしょう。

 

日本の核武装

日本をおちょくりながら踊り続けた6者協議に、お似合いの結末だと思いませんか?

 

2009年5月18日 (月)

感染するのも悪くない? いや、やっぱり拡大防止

新型インフルの続きです。

これまで日本ではほとんど感染者が見つかっていませんでしたが、いきなり100人以上も発見されました。東京の電車内でもマスクをする人が増えました。

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新型インフル感染拡大130人に、5歳児や60歳も
(2009年5月18日  読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090518-OYO1T00666.htm?from=top
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前回のブログにも書きましたが、これほど人の交流が盛んな時代に日本だけ感染しないことはありえません。空港や港での水際対策も感染が確認された国しかチェックしないですし、発症前の人はそのまま抜けてしまうわけですから、感染拡大を遅らせることしかできません。

今回はたまたま関西から見つかりましたが、「誰々に移された」ということばかり気にすると、インフルにかかっても言わない・保健所に行かない・マスクをしない人々が増え、感染症との闘いに遅れを取ります。

「発見されていないこと」「発表されていないこと」は、「感染していない」ということではありません。他の地域でも感染拡大が進んでいると考えて対策したいですね。

 

さて相変わらずメキシコでの致死率だけが突出しており、他の国では普通のインフルエンザ並みの危険度です。しかしだからといって安全なわけではなく、この時期に北半球で流行するのですからあなどれない感染力です。

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新型インフル、NYで初の死者 (日経ネット 2009/05/18 15:47)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090518NTE2INK0618052009.html

同市の学校副校長の男性(55)が死亡した。米国での死者は6人目で、世界では76人目。同日には南米チリでも同国初の感染者を確認し、日本時間18日午後1時20分までに感染者は41カ国・地域で8836人(米国は感染の疑いが濃厚な人を含む)に達した。
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ここまで感染力が強いと「致死率が高なる前にわざと罹っておこうかな」という考えも頭をよぎります。というのもスペイン風邪のときは、症状が軽いうちにかかっていた人々は免疫を獲得し、変異した後にはじめて罹った人々よりも死亡率が下がったという話があるからです。

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新型インフルエンザ、致死性の変異型に免疫となる可能性も 米研究
AFP 2009年05月07日 23:43 発信地:パリ/フランス

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2600098/4113377

前年11月に感染症専門誌「Journal of Infectious Diseases」に発表された研究では、スペインかぜに第一波で感染した人は、その時に感染しなかった人に比べ、死亡率が70%低かった。(略)
ローン・シモンセン(Lone Simonsen)氏は「1918年の場合、現在われわれが持てる判断力から考えると、ウイルスの毒性がまだ弱かった最初の一波の感染を許したほうが、免疫力をつける上で良かったはずだ」と語る。
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しかし、よく考えると「わざと罹る」ことはできませんね。

というのも自分が感染拡大を助けてしまえば、ウイルスが変異する確率を高めてしまうからです。

それに、すでに病気を持っている人(特に糖尿病など)がインフルにかかると危険なことになるので、自分だけのことを考えて感染拡大を手伝うわけにはいきません。

ということは、今までどおり「うがい手洗いマスク励行」「たっぷり睡眠。たっぷり栄養」などでディフェンスするしかないですね。

それでも罹ってしまったら、イキの良いワクチン(ホントに生きてますけど!)を打ってもらったと思って養生するしかなさそうです(笑)。

2009年5月 5日 (火)

新型インフルの死者は風邪薬が原因、という仮説

みなさん、お久しぶりです。

本業のほうに集中していましたが、今回の新型インフルでいろいろ考えさせられたので記録しておきます(投資にもからむネタですし)。

まず簡単な経緯をここにまとめます。感じたことはもっとたくさんあるので、別にまとめることにします。

 

新型インフルは、最初「豚インフル」と呼ばれていた。
下の記事にもあるように、初期の情報で計算すると致死率はだいたい7%(57/800)であった。

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メキシコなどで豚インフルが人間に感染、60人死亡の疑い
(2009年4月25日01時43分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090424-OYT1T00882.htm
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2009年4月26日(日)

「どひゃー! 致死率7%の新型インフルがヒトヒト感染かよ!」

たまたま実家に帰ったときにこのニュースを知る。

「ヒト→ヒトへの感染は確認できていない」という報道だが、そんなにたくさんの旅行者がメキシコの豚に近づいたとは思えないので、自分の中では「ヒトヒト感染」確定。しばらく様子を見て、ホントだったら東京に戻らずこちらで「穴熊生活」に入ることを考える。

考えてみると満員電車ってものすごい「病原菌拡散装置」だよな。しかし乗らないと仕事ができないから、首都圏にいったん入り込んだら拡散は速いだろう。

 

2009年4月27日(月)

ビビリながら東京市場を見るが、みなさんあまり気にしていない感じ。後場になってアジア市場の崩れを見てから東京も軟調になり、もしかしたら何も考えていなかったのかと不思議に思う。

後場、会員サイトの会員さん宛てにメールを出す。

  • 豚フルの感染者が1000人以上という事は、おそらく「ヒト→ヒト」感染と思って間違いない。普通に考えると感染拡大は止めようがない
  • その反面、SARSのように押さえ込みに成功する事もある。伝播するうちにウイルスの毒性が低くなることもある。栄養状態・衛生状態の良い国では流行しないとか、日本人の遺伝子には致命的ではない可能性もある。取り越し苦労になる可能性も否めない。
  • しかし「増えすぎた人口は戦争や疫病で減らすしかない」という人口調節メカニズムが変わったわけではない。注意するに越したことはない。
  • 市場への影響はもっと難解。普通なら株を買い増す局面だが・・・。

引け後、食料品や医薬品の備蓄を増強する。別の地方都市ではマスクが売り切れていたようだが、こちらはのんびりしたもの。店内でマスクをしている人間は俺だけ(笑)。

テレビでは「豚肉が売れない」「メキシコ料理店に閑古鳥」などとピント外れの報道が続く。ヒトヒト感染が始まった時点で、その発生源が豚だろうが鳥だろうが試験管内だろうが関係ないと思うのだが。まあ、豚フルで死んだ豚の肉は食わんけどね。

 

2009年4月28日(火)

やはり世界的に感染が拡大している。WHOは警戒レベルをフェーズ4に引き上げ。えらいこっちゃ。GWの予定はぜんぶキャンセルかな・・・と思ったら、みんなガンガンに海外旅行に行くらしい。サーモグラフィーで熱を持っている人が空港の検疫を突破したようだ。警戒レベルの意味がねえ!(笑)。

その中で、先進国での死者が出るかどうかに注目。果たして7%という致死率はメキシコ特有なのか、それとも病原菌自体にそんな毒性があるかを確かめたい。

メキシコ以外で初の死亡例はアメリカ。1歳11ヶ月の幼児。しかし後でわかったことだが、これもメキシコからの旅行者とのこと。先進国でも何百人も感染者がいるのに死亡者がいない。ということは致死率は7%どころか2%のスペイン風邪にも及ばない、致死率0.1%以下の普通のインフルエンザなんじゃないのか?と思い始める。

メキシコ人が特別にこのウイルスに弱いのであれば他のラテンアメリカも打撃を受けるはず。医療体制が悪いというのであれば、メキシコよりも遅れた国は世界にいくらでもある。やはりメキシコだけに死者が集中しているのはおかしい。

自分の中で「メキシコの市販薬に毒が入っている」という仮説が頭をもたげる。風邪シロップにジエチレングリコールが入っていて、乳幼児を含む数百人が死んだパナマの事件を思い出した。

 

2009年4月29日(水)

予定していた筍掘りとバーベキュー。油断しているわけではないが、まだメキシコ以外で死者が増えていないことがひっかかる。

 

2009年4月30日(木)

朝起きたら、警戒レベルがフェーズ5に引き上げられていた。

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新型インフルエンザ:「フェーズ5」 「大流行直前の兆候」WHO、米の2次感染受け
http://mainichi.jp/select/science/news/20090430dde001040004000c.html
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検疫は以前より強化され、勝手に国内に入れなくなっている。感染国以外はノーチェックだからいずれ入ってくるのはしょうがないにしても、ここで時間を稼げるのは大きい。

ただ、いまさら「ヒトヒト感染を確認」というのも驚きだ。感染者がみんなメキシコで豚と濃厚接触しているはずはないのだから、旅行者が数百人感染した時点で「ヒト→ヒト」は間違いないだろうに。

ということは、こういった宣言は証拠が揃わないと出せないので、今後も後手後手に回ると考えたほうが良いということ。学習した。

 

2009年05月01日(金)

会員さん向けに「新型インフルの死亡原因は風邪薬か?」というメールを出し、自分の警戒レベルも落として通常の生活に戻ることにする。

  • これだけ感染が広がっても、死者はメキシコだけに集中している。時間が経っても他の国で死者があまり出ないのであれば、毒性は通常のインフルエンザと変わらない
  • ということは、もうメキシコの医療体制や処方薬・市販薬に問題があるとしか思えない。パナマでは某国製の風邪シロップ原料で幼児が数百人死んでる。そちらの可能性を疑ったほうが良い。
    (知らない方は以下のキーワードをいくつか選んで検索してください。
    パナマ シロップ 幼児 死亡 ジエチレングリコール
  • それでも新型インフル、特に強毒のH5N1型の脅威が高まっていることは間違いない。また今回の新型にしても、梅雨に向けた今よりも第二波・第三波に注意したほうが良い。その間にどう備えるか。

2009 H1N1 Flu Outbreak Map
http://tinyurl.com/swinemap09

LAタイムズ2009/04/30の記事

今回の新型インフルはスペイン風邪(1918)ほど致命的ではない。あるいは通常冬季に流行するものよりもマイルドであるかもしれない。

http://www.latimes.com/features/health/la-sci-swine-reality30-2009apr30,0,3606923.story

Scientists see this flu strain as relatively mild
Genetic data indicate this outbreak won't be as deadly as that of 1918, or even the average winter.
By Karen Kaplan and Alan Zarembo
April 30, 2009

 

2009年05月04日(月)  車で東京に戻る

 

2009年05月05日(火)  

早朝、電車に乗る。咳やくしゃみをしたら気にする人がいるだろうなと思ってマスクをしたが、自分以外は誰もしていない。すっごく神経質で気が小さい人間に見えるかもなあ。本当に注意してたら電車なんか乗らないってば(笑)。

 

メキシコでの死者が200名を超えていたと思ったが、いつからかメキシコ政府が「確認できない死者は除外する」として急減した。それでも突出して致死率が高く、5月5日読売新聞の記事から計算すると約3.6%(=26/727)。メキシコ以外での死者はまだ出ていない。

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新型インフル、1200人超す(2009年5月5日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090505-OYT8T00255.htm?from=nwlb
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メキシコでしか死者が出ていないことについて、産経の記事。

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【新型インフル】メキシコ「下降局面」 なぜ死者集中? (1/2ページ)
2009.5.5 00:26
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090505/amr0905050027000-n1.htm
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「世界でメキシコの死者数だけが突出する状況に、専門家も・・・一様に首をひねっていた。」

「最初の死者となったオアハカ州の女性が、極度に病状が悪化するまで売薬に頼り病院に行かなかった」

 

ここまで来ているのになぜ「その市販薬や原料」を疑わないのか?製薬会社などから圧力をかけられて口にできないのか?

メキシコ側が原因をはっきりさせない限り、投資や貿易は最貧国並みに落ち込むかもしれないがそれでもいいのか?

そう思っていたら、とっくに青山繁晴さんが問題点を指摘していました。この時点でこの見識はスゴイ!

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2009年4月29日(水)anchor
新型インフルエンザの真実 1-5

  • メキシコ政府が基本的な情報を開示したがらない
  • 本当は、メキシコ発のインフルエンザなのかもわかっていない
  • WHOに問題あり。現地に調査団を入れようとしない

http://www.youtube.com/watch?v=naQIVvHglfA&feature=related
(関連動画で続きます)
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追記

動画を漁っていたら、2月の頭の時点で、「新型インフルのカギを握るのは豚」と言っている番組を見つけました。普通は豚経由でヒト型に変異すると。そういえば読売新聞も初期のころに「豚の体内で豚インフルと鳥インフルが結合したか?」と指摘してましたね。そういうメカニズムだったとは知りませんでした。

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2009年02月09日(水)番組不明
【中国】北京厳戒!鳥インフルエンザ パンデミック(前後半) 20090209

  • 新型インフルの鍵を握るのは豚。なぜなら豚は鳥インフルにも罹るし、人インフルにも罹る。それらが結合するとヒトヒト感染する鳥インフルができるかもしれない
  • 20世紀に大流行したスペイン風邪等は、鳥から豚を経由して変異したと見られている。
  • 人、豚、鳥が一緒に暮らす中国南部の環境こそ、変異を加速する最適の環境。

前半
http://www.youtube.com/watch?v=Ztj3Piv6-dE

後半
http://www.youtube.com/watch?v=MApcHYLjoqk&feature=related

 

まさか「豚インフルエンザ」とは、想定外の感染拡大
(2009年4月26日13時19分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090426-OYT1T00381.htm

画像
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090426-OYT9I00402.htm

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