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2011年5月 8日 (日)

福島原発: 日本文明の限界(2) なぜこの人が日本の首相に?

タイムリーなところで菅首相が「浜岡原発の停止」を要請し、物議を醸しています。

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私はこの提案自体に反対ではありません。

原子力というテクノロジーを今後も維持する上で、今回は貴重な教訓を得ました。それは地震そのものの加速度が耐震性の基準値(438ガル)を1.25倍上回っていても、原子炉は安全に停止できたということです。

しかし福島原発はその後の津波の衝撃、そして電源の喪失によって今回の事態を招きました。

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一方で、津波を食らわない立地であった東北電力の女川原発は何事もなかったかのように操業を続けています。(失礼、運転再開はこれからでした)安全に停止した上に、被災者の避難所となっています。

ですから耐震性をさらに強め、津波に直撃されないような立地や設備を整え、電源のバックアップを拡充すれば、原発をさらに安全に運転できるのではないかと思うのです。

逆説的ですが今後も原子力を使いたいのであれば、それらの修正が終わるまでいったん原子炉を止めるのが良いと考えていました。

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こう書くと私は「原発推進派」と見られそうですが、実は原発にはこだわっていません。原子力というテクノロジーを維持できれば、何でも良いのです。

その理由は「CO2削減」とか「安い電力供給」などといったものではなく、単純に

核武装に必要

だからです。

危険な技術でかえってコスト高かもしれないけれども、周辺のヤクザ国家から身を守るためには手離してはいけないテクノロジーだと考えています。

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日本は今、国を守る「意思」を失いつつありますが、その「能力」だけはかろうじて残っています。

ここで日本が原子力技術を失ってしまったら、中国やロシアは喜んで技術者を引き抜き、日本の領土を奪いに来るでしょう。

そのときになって日本が国を守る「意思」を取り戻したとしても、核武装する「能力」は失っています。尖閣だろうが南鳥島だろうが離島をガンガン奪っても、反撃はできません。

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今は日本に核武装の「能力」があるので、周辺のヤクザ国家にも多少の遠慮はあります。しかしその能力を無くしたとしたら、チベットや東トルキスタンと同じ運命になるでしょう。

そうならないためには、原子力のテクノロジーは手放せません。

カネを稼ぎ、技術者を養い、試行錯誤を繰り返し、常に進化し続けなければらならいのです。

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話がそれましたが、核武装論者の私であっても「浜岡原発の停止」という提案には反対しません。

しかしなぜ浜岡だけなのか?

原発は全部止めれば良いじゃないか。全部を一度に止めるのが無理でも、電力を融通し合いながら危ない順に片付けよう。良い機会だから国の予算を付けてちゃんとやろうぜと思うのです。

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実は私にとって、菅首相はわかりやすい人物です。

というのも彼は常に「民衆にとっての悪役」を探し出し、それを懲らしめることで自分を善玉ポジションに置くという思考回路を持っているからです。

「悪玉」は薬害エイズだったり、カイワレ大根だったり、小沢一郎さんだったり、東電だったり、浜岡原発だったりします。しかしいくら悪玉が変わっても、菅直人が善玉であるというストーリーは変わりありません。つまり彼は水戸黄門になりたいのです。

ただその視点が実に「市民活動家」的であり、世の中がどうやって動いているとか、人々がどう支え合っているのかということはわかりません。社会に出て働いたり、経営した経験がないので仕方がないのです。

今回もたまたま、市民活動の仲間から「みんなが浜岡原発を不安視している」と聞いたのでしょう。だから浜岡「だけ」がターゲットなのです。

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これは決して悪口ではなく、菅さんのような人は必要だと思います。彼が大活躍できて、なおかつ周囲もハッピーになる適切なポジションがあると思います。

しかし一国の首相としてはまだまだ経験不足です。前首相の鳩山由紀夫さんもしかり。

これはむしろ選び出す国民のほうに問題があるでしょう。他にマシな選択があるはずなのに、思考停止して怠けているようにしか見えません。

(続く)

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コメント

浜岡はアメリカの圧力があったからとか、青山繁晴さんが言ってました。第七艦隊が動かせなくなるからとか。鳩山さんが首相を辞めることになったのはアメリカに逆らったからだと、だれかから吹き込まれて以来アメリカの言いなりになっているそうですし。どこまで本当か知りませんが、さもありなんというか。おっしゃる通りこんな市民運動家を支持する国民がおかしいのです。私は第二次大戦の失敗は軍部の責任以上に、一般の国民全員に責任があったのだと、最近思うようになりました。今と同じですね。

totoさん、

いくら青山さんでも「アメリカの圧力」の真偽はわかりませんね。ピンとつながる過去の発言がないですから。

「思いつき」と言われるのを避けるためにいろいろ考えたが、「アメリカのせい」と言えば親米派も納得するだろうし責任逃れもできると考えているのかもしれません。まあこれも、私の単なる憶測です。

前の敗戦のときや、今の日本はアホばかり出世させて自滅しています。しかし戦国時代や明治維新は違ったはずで、良くも悪くもシステムが変動するんでしょうかね。悲しいですが今の国民にはお似合いの政府です。ここまでアホになってしまうと、一度破綻しないと復活しないのかと思ってしまいます。

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