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2012年9月17日 (月)

米中冷戦における日本(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か

 

そろそろ結論に入りましょう。

まずは、

 

アメリカは古今無双の超覇権国家

アメリカを怒らせると中国・ロシアの百万倍怖い

しかし幸いなことに、アメリカの覇権には日本が必要

 

これが基本となる現状認識です。

武力で日本を完全屈服させることのできる国はアメリカしかありません。

 

確かにアメリカはときどきトチ狂って、手が付けられなくなることがあります。

しかし「少なくとも表向きはフェアであろうとする気持ち」があります。

不平等な契約を押し付けたりすることはあっても、自分から契約を違えることはしません。その前に必ず契約を破棄します。ちょっと義理堅いジャイアンみたいです。

 

アメリカは結構スポーツマンシップや博愛精神に溢れています。

女子サッカーの強さと爽やかさは、 ほとんど昔の少年マンガです。

「沖縄を返してくれ」と訴えたら、「いいよ」と本当に返してくれたりします。

「トモダチ作戦」なんて言いながら危険な日本の災害地域で作業し、ちょいと泣かせてくれたりします。 

心の奥底は誰にもわかりませんし、大衆とエリートはまた違うでしょう。お互いの国民感情だけでなく、国益を忘れてはなりません。しかしアメリカには少なくとも表向きはフレンドリーで、寛大で、そのイメージを守ろうとする純情な人たちがいます。それが文明を発展させる原動力となっています。

世界中の国々を比較すれば、アメリカはダントツで同盟して助け合うに足る国です。

 

ただし外交はあまり上手ではありません。

もともとイギリスの嘘から始まったパレスチナ問題に巻き込まれ、アラブ人の恨みを買っています。

フランスが引き起こしたベトナム戦争で泥沼に嵌ったこともあります。

北朝鮮に騙されて支援を続け、10年以上も無駄な会議に付き合わされたこともあります。

最近もフランスやイタリアが介入を始めたリビア内戦を手伝ったために、大使を殺害されました。

良いことをしているつもりでも結構恨みを買っていて、いつも損な役回りをしています。

日本の次に外交が下手な国として銀メダルぐらいあげても良いと思います。

 

 

そして英国もまた頼りになります。

昔は相当のワルで、海賊にスペイン船を襲わせて海上覇権を握りました。

ティータイムを楽しむために、ある国にアヘンを売りつけたりもしました。

パレスチナ問題ではユダヤ人・アラブ人・フランス人・ロシア人を同時に騙し、アメリカに尻拭いをさせています。

今でも世界各地に領土を持ち、かつて海の王者であった片鱗を見せています。

 

イギリスの凄いところは、王族まで兵役に就くことです。

オックスフォードやケンブリッジなどの名門大学には、ノブレス・オブリージュを果たそうと戦死した卒業生が山ほどいると聞きます。

子供の経歴に傷がつかないようにと、箱入りで育ててしまう日本とは正反対です。

日本とはいろいろ共通点も多いですが、エリート層の自覚と根性においては雲泥の差です。

 

このように米英は「味方にすると心強く、敵に回すと恐ろしい」相手です。

間違いなく世界最強の文明でしょう。

彼らと海洋国家として利害が一致している日本は、これ以上望めない幸運を持っていると言えます。

 

 

一方で中国・韓国・北朝鮮。

これを特定アジアと呼びますが、彼らは大陸国家そして中華思想の思考回路で動いています。

内輪揉めばかりで団結せず、科学技術が発展せず、ガチンコの戦争に勝てる文明ではありません

超一流の「洗脳・乗っ取り・移民侵略」で他国の領土を奪い取ったり、技術や資金を貢がせたりはできます。しかし国民が喜んで創造的生産活動に勤しむドライバ(価値観)が内臓されていないので、最新技術をメンテナンスすることができません。

他国から奪い取るものが少なくなると攻撃性は同胞に向き、いきなり凄惨な内ゲバを始めるのです。

 

そんな文明圏は、平和なときには混乱をネタに交渉を有利に進めることができます。

「死人が出てもいいのか?」「戦争したいのかコラ!」と脅すことができます。

しかし相手も損害を覚悟して本格的に対決を始めると、からっきし勝てないのです。

 

日本が彼らに謝って、援助して、領土を譲ったところで、理不尽な要求と反日が終わるわけではありません。

彼らの反日はしばしば政敵を名指ししないための「指桑罵槐」であり、日本人を叩いているフリをしながら国内の政敵と熾烈な殺し合いをしているからです。

 

さらに根底には、中華思想という一種の選民思想あるいはカースト制度があります。

たとえ豊かになっても、反日教育をやめても、民主国家になっても、彼らのストレスのはけ口としての反日は変わらないでしょう。

実際、韓国や中国は経済的に豊かになるにつれて反日活動が加速して行きました。

彼らの反日は貧困や教育や政治形態の問題ではなく、もっと根深い思想や文化の問題なのです。

 

中国人・韓国人の中で頭が良く、合理的な人々はどんどん先進国に逃げます。

自国に留まっていたら自分の能力が生かされないこと、そして幸せな人生を送ることができないことを理解しているからです。

自国民ですら見捨てる国に呑み込まれて、未来があるとは思えません。

 

中国・韓国・北朝鮮には崩壊の兆しがあります。

しかしそれは彼らの文明に内蔵された自爆タイマーみたいなものです。

日本の国が潰れるぐらいサポートしたところで、多少遅らせることはできても止められるものではありません。

自国民ですら見捨てる国の言うことをハイハイ聞いて、奴隷扱いされて、人生を棒に振ってまで助ける意味などないのです。

 

それでも「日中友好」「日韓友好」を信じ、彼らのめちゃくちゃな要求を聞き入れていれば、最後には米英とのリアルな戦争に向かいます。

逆に海洋国家としての本分を再確認し、「太平洋の蓋」としての機能を果たせば、日本は冷戦のなかで再び繁栄するでしょう。

米中冷戦大歓迎。
軍拡競争に引きずり込めば中共はソ連のように瓦解する

 

えっ、時間が経てば中国が成長してまずいんじゃないかって?

いえいえ、

 

中国の成長は日米に支えられたもの

中国の成長が止まれば、国内で殺し合いが始まる

これが歴史の示すところです。

 

中国は今でこそロシアと同盟して日本を叩いていますが、それも長くは続きません。

長い国境を接する大陸国家同士が、敵対しないわけがありません。特に最近は中国人がシベリア地域に大量移民して乗っ取ろうとしており、ロシア側は東洋人を襲うことで対抗しています。

日本と特定アジアは、交易だけに限れば共存可能。

日本とロシアも海を挟んで共存可能。

しかしお互い大陸国家で拡大路線の中国とロシアは、いずれ争う運命です。

 

中露は不倶戴天の敵。時間が経てば必ず険悪になる

 

本来、中国がこれほど力をつけたらロシアと日本は手を結ぶべきです。

しかし中国系移民や親中派の活動のせいか、アメリカはやたらとプーチンを敵視しています。それに対抗するためプーチンは中国と手を組んでいたわけです。

プーチンは最近になって日本にラブコールを送っていますが、中国移民によるシベリア乗っ取りに危機感を覚え始めたのかもしれません。

 

こうして大陸国家が殺し合っているのを尻目に、海洋国家がまったり発展する。それが世界の歴史です。

本当に日本人で良かったと思います。

 

気をつけるのは、中韓の人間が世界中に移民として散らばっていること。

彼らは自国がイヤで逃げてきたはずなのに、「日本憎し」の感情は変わりません。あるいは日本人を共通の敵にすることで、仲間内の対立を避けています。

行く先々で日本の悪口を言いふらし、友好国との関係を台無しにして争わせようと画策しています。

ネットではその手口がバレてきましたが、米英のメディアも中韓に乗っ取られている気配があるので要注意です。

 

特定アジアの日本に対する攻撃は、宣伝戦・心理戦・思想戦という形で今も続いています

それに負けた国は抵抗力を奪い取られ、リアルな暴力で虐殺されるのです。

日本の国を守るために、我々は現実を見据えて戦っていかなければなりません。

私も微力ながら役に立つ情報を発信し続けます。

 

 

 

(参考リンク) 宮脇淳子による目から鱗の中国論。すごい人がいたもんだ。

宮脇淳子 中国人とのつき合い方(1)

宮脇淳子 中国人とのつき合い方(2)

宮脇淳子 中国人とのつき合い方(3)

宮脇淳子 中国人の歴史観(1)

宮脇淳子 中国人の歴史観(2)

宮脇淳子 中国人の歴史観(3)

 

これも秀逸。対米コンプレックスが薄くなります。

嘘だらけの日米近現代史(前編)①倉山満・藤井厳喜

嘘だらけの日米近現代史(前編)②倉山満・藤井厳喜

嘘だらけの日米近現代史(後編)③倉山満・藤井厳喜

嘘だらけの日米近現代史(後編)④倉山満・藤井厳喜

 

ショックを受けるが心に火が灯るコラム

幹事長 伊藤祐靖の読みきりコラム 精神の継承

幹事長 伊藤祐靖の読みきりコラム たった1回

 

2012年9月11日 (火)

米中冷戦における日本(8):「戦利品」としての日本の価値

もう一度、歴史を踏まえながら現状を考えてみましょう。

歴史の本を読むと「日本はロシアが怖くて日清・日露戦争を戦って勝利し、朝鮮半島を勢力下に置いた」とあります。

しかし今になって考えるとかなり不思議な話です。

わざわざ半島に拠点を作って陸上でロシアと対峙するなんてキチガイ沙汰ではないですか!

強大な大陸国家に対抗すると軍備負担がツライから、朝鮮半島は長いこと中国の属国だったのです。それと同じ種類の苦労を背負い込んで、しかも相手はロシア。

もちろん当時と今では軍事技術が違います。しかし昔のほうが海を越えて戦力を展開することは難しかったでしょう。 どう考えたって海を挟んだほうが楽に決まっています。  

日本のほうからロシアに向かって陸上の戦線を拡大し、さらに樺太でも南北で対峙するような講和を結んでおいて「ロシアが怖い」もへったくれもねえだろう、と思うのです。

 

ここである読者さんから 「日露戦争当時、ロシアの海軍力は圧倒的だった」 とご指摘をいただきました。私のほうでも考え直して加筆・修正させていただきます。

・・・思い出しました。

バルチック艦隊が極東に到着すれば、ロシア旅順艦隊と呼応して日本の制海権が危うくなります。さらに時間が経てばロシアがシベリア鉄道を複線化し、極東に軍備を大量輸送します。

その前にロシア艦隊を各個撃破しておかないと、制海権を失うことはほぼ確定だったのです。

そこで朝鮮半島に上陸して遼東半島へ進軍、旅順艦隊を陸と海から撃滅(陸軍は二〇三高地から砲撃)。遅れてやってきたバルチック艦隊を日本海海戦で殲滅したのでした。

それが終われば「さあ撤収」というわけにも行きません。その後もロシアに陸海軍の拠点を作らせないために、朝鮮半島を確保することは重要でした。    

日露戦争はロシアと日英米の東アジアにおける制海権争いであり、  勝った日本は欧米列強に肩を並べることができました。

負けたロシアはその後半世紀にわたって海軍を立て直すことができませんでした。それが可能になったのも、「日本が朝鮮半島を確保していたから」かもしれません。

ミサイルが主力の現在とは比べ物にならないぐらい、当時の朝鮮半島には価値があったということです。

 

 

 

改めて、日本が朝鮮半島に進出した理由を並べてみます。

  1. 少なくとも日露戦争においてバルチック艦隊合流前に旅順艦隊を撃滅しておく必要があったので、それを朝鮮半島から陸軍を上陸させて実行した。その後もロシアの極東進出を抑えるために、朝鮮半島に拠点を作って牽制する必要があった。
     
  2. イギリスやアメリカにしてみれば、自分たちの手を汚さずしてロシアの南進を食い止める楔(くさび)が欲しかった。
     
  3. 「大国を争わせることで漁夫の利を得る」という大韓帝国の戦略に、まんまと嵌められたのかもしれない。
     
  4. 「せっかく強くなったんだから、俺たちも植民地を切り取ろうぜい。ヒャッハー!」という気持ちがあった。
     

特にイギリスは揚子江を挟んで利権を持っていたため、日本が朝鮮半島に進出してロシアと角突き合わせたことはプラスでした。そしてこれは日英同盟(1902年)で日本を支援した最も大きな狙いだったと思います。

Rekkyouzu

(こちらからいただきましたhttp://www.ne.jp/asahi/koiwa/hakkei/tyugogusi14.html)

 

 

しかしもはやイギリスの勢力圏を守るために大陸に出兵する必要はありません。

代々お侍の血筋で「大陸で武勲を立てたい」と強く願う人もいないでしょう。

向こうのほうから日本を巻き込もうとするのでなければ、日本のほうから朝鮮半島や中国大陸にちょっかいを出す理由はなくなったのです。

「唇亡びて歯寒し。日本の国防のために朝鮮半島を守れ」「満蒙は日本の生命線」というスローガンは、今の日本にはまったく当てはまりません。それどころか当時ですら、大陸に資金や技術を流すためのプロパガンダだったのではないかと疑ってしまいます。

 

それよりも日本は、沖縄や台湾を守らなくてはなりません。

なぜなら日本のエネルギーは中東に依存しており、それを運ぶために数多くのチョークポイントを通らねばならないからです。

特に台湾や沖縄を中国に取られると、日本の石油を止めることが可能になります。シーレーン防衛の上で、台湾や沖縄が中国に併合されるのは大変マズイのです

 

エネルギー白書2010
第1章 各国のエネルギー安全保障の定量評価による国際比較」より

【第114-3-4-1】石油のフローと主なチョークポイント

114341

 

 

さらに各国のチョークポイント依存度を見ると、日韓が突出して高いことがわかります。

【第114-3-4-2】各国のチョークポイント依存度の推移

114342  

 

そこで各国の石油備蓄まで考慮するとこんなことが言えそうです。

  1. 台湾や沖縄で石油を止められると韓国は即死
     
  2. 日本は備蓄でしばらく持ちこたえるが、そのうち干上がる
     
  3. その海域で戦闘が起こると中国まで即死
     
  4. アメリカにはほとんど関係ない
     

 

これだけ見ると日本はシーレーン防衛のために独自で頑張らなくてはなりません。

しかしここでひとつ、朗報があります。

というのも日本にとってのシーレーンは、米軍が中東に展開するときにも使われるそうなのです。

噂では横須賀で整備した艦船は新品よりも絶好調になるとか(笑)。

米豪日の三角形で太平洋を内海とするためには強敵の中露を押さえ込む必要があります。そのためにもアメリカは日本を手放せません。

しかし仮に沖縄・台湾あたりを中国に取られてしまうと、要石の日本が危なくなります。ということはつまり、アメリカの西太平洋の制海権が怪しくなるわけです。それだけでなくインド洋そして中東への道を制限され、下手をすると中東に軍を展開できなくなります。これはアメリカの世界覇権を揺るがす大事件です。

アメリカは朝鮮半島を手放すとはできても、
日本沖縄台湾を手放すことはできない。

それが日本と韓国の最大の違いです。

 

実は、日本の存在はアメリカの覇権を支える大きな柱なのです。

おそらく右腕または左腕一本ぐらいの価値はあるでしょう。

アメリカは第二次世界大戦で覇権を確立しましたが、日本こそが最大の戦利品ではなかったかと考えています。

しかもこの戦利品、自分でカネを稼いで基地の代金を払ってくれる。米国債を大量に買って赤字を補填してくれる。選挙権を与えなくても良い。社会保障の心配もしなくて良い。世界最高の自走式ATMと呼ばれるゆえんです

 

書いててちょっと悲しくなりましたが、続けます。

アメリカが怪物的な覇権国でありつづけたいのなら、日本のサポートが必要。

日本がいなければアメリカは滅びるわけではないにしても、ただの大国になる。

だからこそ中露朝韓は、日米を仲たがいさせようと必死なのです。

 

日本から見ると、敵に回すと最も怖い奴がこちらを必要としているというのは、非常にラッキーです。

世界有数の海軍国同士が利害を一致させてシーレーンを守るのであれば、それを邪魔する者はありません。 

仮に日本がアメリカと敵対したり、単独で中露と対抗しなければならないとしたら、軍事費負担だけで国が潰れるでしょう。

「朝鮮半島はずっと中国の属国だった」と笑うつもりはありません。今の日本やイギリスも同じ理由でアメリカに従わなければならないからです。

 

しかしそれに気付いている人はそうたくさん居るわけではありません。

マスメディアは「アメリカの衰退」を吹聴し、「アジアの友人」である中国・韓国・北朝鮮を支援しようと呼びかけます。

市民活動家は米軍を追い出し、中国人民解放軍を招き入れようとします。

末端の人間は目的を知らないまま騒いでいるわけですが、日本をアメリカから切り離して乗っ取ろうと画策しているのです。

 

対極にあるように見えるのは、「アメリカは頼りにならないから自主防衛すべき」という論調です。

軍備増強や核武装という意味であれば私は賛成ですが、それが安保破棄という意味であれば反対します。アメリカから離れたら中露に洗脳されて対米戦の手駒に使われるに決まっています。

消極的な意味ではなく、日本はアメリカと利害を共にして国を守ることがコストも安く効率的なのです。それがグローバル時代にふさわしい防衛戦略だと考えます。

実はそういったアメポチ戦略を採用できる国は恵まれているのです。

それをやりたくても戦略的に価値の無い場所であればアメリカに無視されます。価値のある場所でも力がなければ米英に奪い取られます。すでに条件が揃っており努力すればその地位を守れる日本は、恵まれているほうだと考えなくてはなりません。

 

アメポチ上等! 米国の片腕は誰でも勤まる役じゃない  

 

 

知っている人も多いと思いますが、中華思想は根本的に戦闘には弱いです。

事実を直視することができず、尚武の文化がなく、脅しとへつらいだけで権力を取れるからです。実際に戦えば総崩れとなって、相手になりません。

その代わり、洗脳・乗っ取り・移民侵略などは超一流です。

内部に侵入して抵抗力を奪った上で、好き放題に虐殺するのです。決して侮れる相手ではありません。

 

しかしこれも考えようです。

たとえ相手がロシアであっても、中国や朝鮮半島が簡単にやられるとは思えません。

日本が犠牲を払わなくとも、ちゃんとロシアの南下を防いでくれるということです。

ロシアが強くなれば彼らを助ける方向で考えますが、基本的にはその必要もないと思います。

 

 

私の見たところ韓国は「彼らにとっての真実」を北朝鮮に書き換えられて、日米と離れようとしています。

しかし実は日本も似たような状況にあります。

教育やメディアを乗っ取られ、小さな頃から洗脳されているのです。

 

歴史や地政学の事実を積み上げたら、日本は米英と協調して中露を抑えるしかありません。

新たな冷戦の最前線に立って、思想戦・電子戦を戦い抜くしかないのです。

 

しかしそれを度外視して中韓の下に入ろうという人がけっこういます。そうすれば安寧な生活が保障されるのだと。

とんでもない! 

自国民すら虐殺する大陸国家に呑み込まれたら、気楽で安全な生活などありません。戦闘が不得意な彼らの代わりに、対米戦の最前線に投入されるだけです。

 

実は太平洋戦争のときも似た構図でした。

最前線で米中と戦った日本に対し、朝鮮半島は終戦までほぼ無傷でした。

当時の「大東亜共栄圏」は今の「東アジア共同体」と同じであり、日本の犠牲の上に彼らの「世界一願望」を叶える自虐ボランティアだったと思います。

旧日本軍の無能ぶりや責任転嫁は中華思想や小中華思想とそっくりです。

かつて日本はそういった思想に毒されて、身を滅ぼしたのではないかと思います。

 

 

日本が海洋国家としての本分に立ち戻り米英と協力して中露朝韓を封鎖するのであれば、冷戦時代と同じように繁栄することでしょう。

逆に中朝韓の下に組み入れられるのであれば、必然的にアメリカと戦うことになります。日本人がやりたくなくても、それは無理だろと思っても、命令するのは中国・韓国・北朝鮮です。辛い役目を押し付けられ、決して報われることなく負けることは確実です。

えっ、米中は仲良くやれるんじゃないかって?

いえいえ、中華思想に中立者の概念はありません。ボスと奴隷以外は全員敵。アメリカもロシアもインドも、いつか潰さなくてはならない敵なのです。世界で一番であるはずの彼らはそう考えます。でも前線で戦って死んでゆくのは「奴隷」の日本人だから、がんばってね!

 

日中友好・日韓友好の行き着く先は対米戦争

 

日本への工作は過去何十年も行われてきましたが、韓国が米国側だったので「大陸勢力」と「海洋勢力」のバランスはそれなりに取れていました。

しかし韓国は軍政をやめて以来急速に「免疫力」を失くしてしまい、20年も経たずに中国・北朝鮮の勢力下に組み入れられてしまいました。それに連れて日本のマスメディアも急速に大陸側に傾斜して行った感じがしています。

本来は日本もそういった他国の工作に対抗すべきです。しかしスパイ防止法すら制定せず、軍事機密も産業機密も盗まれまくりの日本では「他人に思考を操作されるのは危険なこと」という意識すらありません。意図を持って流される情報に簡単に影響され、言われるがまま行動することが多いのです。

現在の日本のマスメディアはかなり「大陸寄り」であり、ここ数年は米国を憎んで戦わせるための下地作りのような「作品」が目につきます。このままだと「気付いたらアメリカと戦っていました」 的な状況に陥るかもしれません。

 

日本はいつでも、大陸文明と海洋文明の対立の最前線にいます。

そして現在は特に、「繁栄するか滅亡するか」の重要な分岐点にさしかかっています。

 

 

(続く)

 

[参考図書] 民間防衛

これに照らせば日本はすでに防衛の意思を無くし、大量入植で乗っ取られる直前にあります。ノービザで入国して生活保護を受けながら居座ることが出来るので、いくら軍隊を強化しても意味ありません。

また改正国籍法が通ったため、男性の認知だけで日本人がいくらでも「造れ」ます。 日本語を話せず日本に住んだこともなく本国では選挙権のない人々が、日本人としての権利を得ることができるのです。国内有権者1億人に対し、国外有権者3億人となれば日本の国益は反映されません。民主国家が選挙によって選挙のない国に滅ぼされるという、恐ろしい可能性があります。

 

2012年9月 4日 (火)

米中冷戦における日本(7):日韓、米日、沖縄の相似形

 

さて、「韓国が中国側に回る」と聞いたあなたは不安になるかもしれません。

「日本も遅れずにアメリカを捨て、中国側に回ったほうが良いのではないか」と。

 

しかしその必要はありません。なぜならば中韓の発展は日米の支援によるものだからです。

思い出してください。韓国の得意な電機・自動車・鉄鋼・造船などはすべて日本からの技術移転で始まり、ウォン安政策でシェアを奪い取ったものです。日本が不得意で、韓国が得意なものなどありません。

中国も同じです。開放路線以来、安い給料と地代で「生産拠点」の地位を奪い取りました。人口ボーナスがそれに拍車をかけました。しかし世界第2位の経済大国になっても、中国ならではの技術や特許は少ないのです。

中華思想は事実や記録を軽視するため技術革新には向いておらず、しょせんは「上手なパクリ」の世界から逃れられません。それが「本質を見る」ということです。

 

その昔、日本側にも彼らに投資する理由がありました。

というのも日本人の人件費が高騰し、また日米貿易摩擦でえらく叩かれたので、完成品を直接アメリカに輸出することを日本企業が避けたのです。その代わりにやったのは

  1. 現地生産
  2. 部品やマザーマシン提供(ステルス輸出、迂回(鵜飼い)輸出)
  3. 知的財産防衛

でした。

現地生産はアメリカに雇用をもたらし、感謝されることになりました。その代わり日本国内での雇用は縮小しました。

もうひとつは完成品を売ると目立つので部品を提供する方法です。韓国に部品を3兆円輸出すれば、そこから完成品がアメリカに輸出されても目立ちません。これを称してステルス輸出だとか、掛けことばで「迂回(鵜飼い)輸出」と呼ばれます。

 

しかしこの方法にはいくつかの誤算がありました。

  1. 日本側は多数の民間企業がしのぎを削っており、中韓の少数の国策企業に競って売り込む羽目になった。すると条件等は日本側に不利となり、技術移転など譲歩を迫られた
     
  2. 完成品の輸出を遠慮したため、サムスンやハイアールといった数少ないライバル企業が世界の販路を押さえ、ブランドを大きく育てた
     
  3. 本来生産拠点であるだけの中韓にコア技術を与えるバカが続出した。「美女と裸で記念写真」を撮られたり、「山吹色のお菓子」を貰って会社を売ったのかもしれない。しかしそうではなく「オレは良心的日本人」という自己満足と引き換えに由緒ある会社を潰し、日本の若者の未来を奪った経営者も大勢いる。
     
  4. 弱った日本企業は技術者をリストラ。それを中韓が拾ってウマウマ。もともと技術を軽視し技術者を大切にしない風潮がさらに強化され人材流出を招く。技術格差が縮まりさらに売り上げ減少。その対策としてまた人を切る。悪循環が止まらない。
     
  5. さらに弱った日本企業に対し日本政府は円高で追い討ちをかけた。ウォン安で破綻しかけた韓国のほうは通貨スワップで救った。これから消費税を上げて日本経済の息の根を止めるつもり。

 

要するにいま中国・韓国に勢いがあるのは、日本の政府や産業界が自国を犠牲にして援助してきた結果なのです。

それを進めたのが経営者や資本家だけならまだわかります。しかし労働組合までもが民主党を支援し、民主党は韓国政府を支援し、韓国政府は韓国企業を支援し、ダンピング輸出で日本の輸出企業を潰しにかかっているのだから不思議な話です。会社がなくなっても労働組合は大丈夫なのかどうか、そのあたりの事情を教えてもらいたいところです。

野田総理は松下政経塾出身ですが、彼の韓国支援策によってパナソニックも苦しんでいます。古巣に配慮した政治をしろとは言いません。しかし善意で政治家を育てた会社が、そこの卒業生に潰されるとしたら良い面の皮でしょう。

そういった「日本潰し」の構造がすぐに終わるかどうかはわかりません。しかし仮に日米が支援をやめたなら韓国は北朝鮮レベルになりますし、中国経済は急減速しておそらく内乱になります。

 

 

今の中韓の発展は日米に支えられてこそ  

この依存関係さえわかっていれば、何も恐れることはありません。

こちらから資金や技術を提供しなければ、彼らは勝手に共食いを始めて自滅するからです。

 

同様に

日本の繁栄はアメリカとの同盟があってこそ

だと私は思います。

なぜならABCD包囲網を食らっていた太平洋戦争の開戦前、日米のGDP格差は10-20倍に開いていました。アメリカと敵対すればそれぐらいが日本の実力ということです。

ところがアメリカの傘下に入って「共産主義の防波堤」としていろいろ優遇してもらった結果、日本はあっと言う間に世界第2位の経済大国になりました。90年代には日本のGDPがアメリカに対し7割ぐらいにまで迫っています。

国同士は必ず影響しあってますので単独の力を計測することは困難です。しかし

米国と仲良くやっているときは天国、
敵対しているときは地獄

という事実は押さえておきましょう。

 

 

こういった依存関係は、面白いことに依存している側のほうが忘れてしまったり関係を逆転して認識するようです。 まるで小さな子供が親に向かって「お前は今日おやつ抜きだからな!」と脅しつけるように、全く見えていないのです。

 

日本の政治家の中には「在日米軍は番犬。カネ払う代わりに死んでもらえば良い」と言う人がいます。

事実はもちろん逆です。日本の現状はどう考えてもアメリカの「戦利品」であり「属国」。あちこちに米軍基地があって、自衛隊は米軍の一部として機能しています。 アメリカ側が旧日本軍の特攻隊や伝説の日系人部隊「442連隊戦闘団の戦いぶりに敬意を表し、独立させた上で「極東の番犬」として日本人を使ってくれているのです。

しかしこの番犬、平和ボケし過ぎて自分の役割を忘れたらしい。

沖縄・尖閣は1972年に占領していたアメリカから返還してもらったものです(沖縄返還)。

それほど明らかな「最近の事実」があるにもかかわらず、日本政府は中国に「配慮」して誤ったメッセージを送っています。

仮に尖閣・沖縄を中国に取られるようであれば、アメリカ軍は怒り心頭でしょう。犠牲を払って占領した世界戦略上の要衝が、日本人の手によって中国に渡されてしまうのですから。

私なら防衛の意志をなくした役立たずで居丈高な番犬を許しません。間抜けな日本人が重要な「太平洋の蓋」を守れないのであれば、ハワイ王国のように併合して直接統治するだけです。

 

同じような認識逆転が沖縄にも言えます。

沖縄は経済的にも軍事的にも、日米の庇護下にあります。

交渉手段として「あーあ。米軍基地は邪魔で危険だなあ(棒読み)」と言いながら、地代引き上げを求める方法は許されると思います。

しかし本気になって米軍を追い出せば、すぐ中国人民解放軍が来てチベット化してくれるでしょう。

それは何よりも沖縄県民にとって不幸な話です。ただ不思議なことに日米の軍関係者や有識者のほうが、沖縄県民以上に心配しているように見えるのです。

沖縄は大陸派の工作が盛んな地域で、新聞は真っ赤っ赤のお花畑です。夢破れた本土の革命家たちがデモのために乗り込んできます。

それに対して生粋の沖縄県民は本質をわかっている・・・と言いたいところですが、選挙結果を見る限りけっこうギリギリみたいです。

こういったパワーゲームは平和な南国の島民にはわからないことなのかもしれません。しかし私が沖縄を見て心配になるということは、アメリカの関係者は日本人の平和ボケに対して、我々以上に心配しているのかもしれないと類推します。

 

 

さて最後は韓国です。

この国も日米に大きく依存しながら、そのありがたみを全く理解していないようです。

 

日米の援助がない韓国は北朝鮮と同じ

という単純な事実に気付かないまま、中国側に回っても日米の支援を得られると考えているようです。

 

しかしこれは日米にとって好都合です。

日本には100年以上かけて朝鮮半島と関わってきた歴史があります。アメリカも朝鮮戦争で多くの死者を出した歴史があります。両国とも多くの犠牲を払ってしまったので、心理的には実際以上に価値があると感じてしまうのです。

しかしそれらを度外視した場合、朝鮮半島は戦略上の価値が低くコストをかけて守る必要のない土地です。 彼らの反米・反日活動によって縁を切れるのであればもっけの幸いなのです。

実際アメリカは朝鮮戦争以来持っていた戦時統制権を2015年に返還し、朝鮮半島から撤退するつもりです(本来は今年2012年に撤退予定でしたが、韓国側が泣きついて延長しました)。

日本の政治はどうしてもアメリカに影響されますが、いよいよアメリカが韓国を切り捨てるのであれば朝鮮半島を中国に渡して「獅子身中の虫」と離れることができます。

 

えっ、米国は衰退するんじゃないかって?

とんでもない。米国は衰退するどころか日欧を引き離して独走態勢に入っています。食料・エネルギー・メディア・素材・通信・ITなどを抑えた超大国に死角はありません。

「米国の時代は終わり」というネタは、私が小学校の頃からさんざん聞かされてきた夢物語です。さすがのアメリカもおかしくなるときはありますが、その度に立ち直って強くなっています。

これが間違いだと思う人は、是非アメリカ株を売って中国・韓国株を買ってみてください。すぐに考えを改めると思います。

 

[参考] アメリカの強さと歴史がわかるまとめ

アメリカがチートすぎる事書いてけ

史上最強の米軍部隊 日系・第442連隊戦闘団

Go For Broke - M1 Bayonet

(続く)

 

 

2012年9月 3日 (月)

米中冷戦における日本(6):日本が韓国に甘い理由

 

日本がアメリカに負けた後、朝鮮半島は38度線から北はソ連が占領し北朝鮮が建国されました。南はアメリカに占領されて大韓民国が建国されました。

ディーン・アチソン国務長官は1950年1月、「日本・沖縄・フィリピン・アリューシャン列島に対する軍事侵略に米国は断固として反撃する」と発言しました。いわゆるアチソンラインです。海洋国家としては当然に思える発言です。

しかしこれは「韓国は守らない」というように解釈されたようで、 1950年6月から北朝鮮が韓国に侵攻し朝鮮戦争が勃発しました。韓国にはアメリカを中心とする国連軍が、北朝鮮には中国共産党がついてすったもんだの末にもとの38度線で停戦しました。

 

米ソの冷戦が始まると、韓国はアメリカから猛烈な支援を受けます。

というのも「共産主義より自由主義のほうが優れている」ということを示すためにまたとない「対照実験」だったからです。

同じ歴史を持つ民族が「せえーの」で2つに別れ、片方は共産主義、片方は自由主義を採用します。より発展したほうが優れたイデオロギーだという考えです。

最初は北朝鮮のほうが圧倒的に工業化で先行していた一種のハンデ戦でしたが、共産主義陣営は情報化社会について行けず、韓国の圧勝に終わりました。

 

韓国を支えた反共ドーピング支援の中でも最大のものは、日韓基本条約(1965年)に伴う経済協力です。独立祝賀金や途上国支援として無償3億ドル、有償2億ドル、民間借款3億ドルなど合計11億ドルを支援しています。

これは当時の韓国国家予算3.5億ドルの3倍に相当し、現在の通貨価値で総額8-10兆円ぐらいになるようです。これを使って韓国は「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を遂げました。

それに対し、日本は朝鮮半島に置いてきた資産を放棄させられ、これをもって日本と韓国間の賠償問題は「完全かつ最終的に解決した」とされています。それでも韓国や北朝鮮が謝罪と賠償を求めて来るのは、彼らにとって条約は意味をなさないからです。

 

1951年のラスク書簡で、竹島は日本の領土という米国政府の見解が示されます。それに対し韓国は1952年李承晩ラインを勝手に宣言し、竹島に近づいた日本漁船は徹底的に銃撃または拿捕されました。

実に死者5名、抑留3,929名、拿捕328隻。海保の船も攻撃されています。

日韓基本条約で竹島問題は棚上げされ、抑留されていた漁民は日本に戻ってきました。

 

しかしなぜ日本は韓国に対して対抗措置を取らなかったのでしょうか?

その理由として以下のことが考えられます。

  1. 「同じ米国陣営で争っては付け込まれる」という判断
     
  2. 議員など韓国から支援を受けている者も多く、強く言えない(勝共連合で検索)
     
  3. 各国のスパイが日本で跋扈しており、軍隊やスパイ防止法のない日本では手に負えない
     
  4. 戦時中の名残で日韓のコネクションが強く、裏で落としどころ探ることができた

 

これらの理屈はともあれ、 「事実」だけを見るなら日本は竹島を奪われ、 漁民4千人を拉致されて国家予算の3倍の身代金を支払ったことになります。

これまた甘やかしというレベルではありません。 ほとんどお礼したようなものです。

 

冷戦時代は比較的わかりやすい対立構造でした。

米中は朝鮮戦争で戦いましたが、1970年代になるとソ連との対抗上キッシンジャーが中国を自由主義陣営に引き込みました。日本でも1972年の日中国交正常化以来、パンダやらシルクロードやら西遊記やら人民服やらの中国ブームが起きています。

親米の海洋派は間接的同盟国である韓国や、新しく陣営に加わった中国とパイプがありました。S新聞がそれを擁護しました。もし揉め事があっても人間関係や実利で関係を修復してきました。

一方、反米反日の大陸派はソ連や北朝鮮を礼賛し、特にA新聞やM新聞などがクリエイティブな攻撃を仕掛けてきました。

 

[冷戦時代]

 海洋派      大陸派

 親米        反米

自民清和会   自民経世会・ 社会党ほか

 S新聞          A・M新聞

  ↓擁護       ↓礼賛

 韓国・ 中国    北朝鮮・ソ連=共産主義

 

 

ところが冷戦が終わると大きな転機を迎えます。

それまでソ連や北朝鮮を褒めちぎっていた大陸派(ほぼ左寄り)の人たちが、ベルリンの壁崩壊と共に共産主義礼賛をパッタリとやめたのです。 

 

[アメリカの事情]

冷戦が終わってある意味最も困ったのは、アメリカでした。

ソ連が倒れて冷戦に勝利したのは良いのですが、敵がいなくなって失業の危機に瀕する人が大勢出てきたのです。

当時日本はバブル絶頂期でブイブイ言わせており、「21世紀は日本の世紀」とまで言われていました。軍事的な脅威がなくなったそのとき、経済的な強敵であった日本を仮想敵国としたのは当然だったかもしれません。

1992年には民主党のクリントンが大統領になりました。米民主党の「日本軽視」と「2番手をボコる過程で次の敵を育ててしまう」性癖はいつものことですが、天安門事件の中国をすぐ許してまで一緒に日本を叩くという徹底ぶりでした。

当の日本人はお気楽なものでしたが、周囲から見るとかなり脅威に映ったようです。あるいは実際にはそうでなくてもどこかに「敵」が必要なときだったので、共通の「的」として祭り上げられてしまったのかもしれません。

 

 

[中国の事情]

中国では六・四天安門事件(1989年)でいつものように自国民を虐殺するところをうっかり見られしまったため、国内外からの非難をそらす必要に迫られました。さらにソ連崩壊(1991年)によって共産党が正当性を失ってしまいました。そこで悪辣な日帝に勝利し祖国を救ったという「建国の神話」に立ち返り、 江沢民時代から反日教育を強化するようになりました(1995年-)。

日本に対してはもともと一部の日本兵に思想教育を施してから帰国させ、日本人に贖罪意識を植えつける活動を地道に行って来ました(検索→ 中帰連)。

中国の巧妙なところは、これまで日本人向けに強調(一部創作)してきた歴史問題を世界中で宣伝し、在米華人・韓国人などを使って日本をナチス並みの悪者に仕立て上げようとしたことです。

それと同時にアメリカやロシアには「日本のファシズムをともに倒した仲間」とアピールしました。 日本のほうは叩けば資金や技術を提供してくるので、まさに一石二鳥の戦略です。

 

「おいおい。米ソの『戦友』は台湾国民党だろうが!」

なんて正論は通じません。国連常任理事国の座も台湾から乗っ取ってしまっています。 そのあたりの事情は日本人ですら知らない人のほうが多いので、普通のアメリカ人が知るはずありません。

米ソと「戦友」ということになれば、中国が行ってきた非道への注目は薄くなります。チベットや東トルキスタンへの軍事侵攻、大躍進・文化大革命・天安門事件での自国民虐殺など過去の話はもとより、ミスチーフ岩礁を占領支配(1995)、台湾選挙威嚇(1996)なども甘い対応で終わりました。

いわゆる南京大虐殺(南京事件1937)も「ザ・レイプ・オブ・南京-忘れられたホロコースト」(1997)がきっかけで世界中で急に騒がれ始めました。歴史書としてはかなり怪しかったにもかかわらず全米ベストセラーとなり、米国内の反日活動が勢いづきました。著者のアイリス・チャンは7年後に「自殺」しますが、日本の悪評を広めるという役割は果たしたので問題ありません。

中国人は本国のために働くのが基本なので、よくスパイで検挙されています。しかし在米中国人の数は今や400万人を突破し、メディアや自治体で力を持ち始めています。その力で日本の悪口を吹聴し、中国の悪行を隠すということを行っています。

 

[韓国の事情]

韓国はもともと建国からして反日でした。というのも中国や北朝鮮と同じく「悪辣な日帝と戦って独立を回復した」という建国神話をクリエイトしたからです。また済州島四三事件、保導連盟事件、光州事件などで自国民を10万人単位でやっちゃっているので、それを隠すためにも日本は常に巨悪でなければならないのです。

韓国は北朝鮮と戦争状態が続いており、その戦いはしばしばスパイに対する取り締まりの甘い日本を踏み台にして行われました(金大中拉致事件(1973)、大韓航空機爆破事件(1987)の偽造バスポートなど)。

北朝鮮の工作員はいったん日本に入国した後、日本人や韓国人になりすまして韓国に潜入するようです。もしそれがわかったとしても、法律のない日本ではスパイ罪で裁くことはできません。 日本では様々な国のスパイがやりたい放題なようです。

韓国は長いこと軍政が続いていましたが、ソウルオリンピック(1988年)を前に民主化運動が起こり民主化を認めました。しかしそれ以来、やたらと親北朝鮮・反日の大統領が選ばれるようになったのです。

どうやら北朝鮮シンパによってメディアと教育を抑えられ、「彼らにとっての真実」をいとも簡単に書き換えられてしまったようです。

2005年にはいわゆる親日法が成立。「過去に日本に協力した者は財産没収」という遡及法を作り、名実ともに親日派を葬る体制ができました。今年2012年には日本が北朝鮮を抜いて韓国にとっての「敵国ナンバー1」となりました。

韓国も中国と同様に、在米韓国人170万人を使って日本の悪口に勤しんでいました。近年になって従軍慰安婦や強制連行の嘘が日本でバレたため、海外特に米国での法律制定や像作成など既成事実化を急いでいます。

 

 

[国内大陸派の事情]

日本の大陸派は基本的にアメリカや日本を貶め、日本を大陸国家の下に組み込むのが目的の人たちです。しかしその意図を持っているのは上層部だけで、末端の人たちは自分で調べたり考えたりすることなく操られるがまま精力的に反日活動に勤しんでいます。 平和・反戦・反核・人権・環境などを錦の御旗としてよく使います。教育機関やマスコミにもシンパが多いです。昔の学生運動の生き残りもいます。

ソ連の崩壊で彼らが目指してきた「日本の共産化」という目標は潰えました。しかしこれまで反米・反日に勤しんできた彼らが、急に日常に戻れるわけではありません。国家破綻の淵をさまよっているロシアをあがめるのではなく、「21世紀は中国の時代だ!」と担ぎ出す対象をスイッチしてきました。彼らにはよくある崇拝対象の変更です。

またこれまで軍事政権だの米帝の犬だの罵っていた韓国を戦争被害者として持ち上げ、日本の戦争責任の追及を激化させました。2002年に金正日総書記が拉致を認めてからは表立って北朝鮮を崇めることはできなくなり、彼らの韓国礼賛はさらに加速しました。

韓国のほうでも2002年日韓ワールドカップでいろいろバレてしまったことや、国内コンテンツ市場が絶望的に小さいということもあって、文化輸出による国家イメージのアップに力を入れるようになりました。NHKの韓国ドラマを民放が宣伝したり、重要ニュースがあるにもかかわらず韓国タレントがニュース番組のトップを飾るようになったのもこの頃です。2009年には国家ブランド委員会を設立、数千億円の予算を使って国際社会における韓国の「格」や「イメージ」を向上させるために活動を始めました。

この作戦は上記各国の利害と一致して大きな成功を収めました。

お人好しの日本人が「それは知らなかった。悪いことをした」と思っている間に中国や韓国が日本の教科書に口出しできる近隣諸国条項が成立。首相の靖国参拝停止、中国韓国への支援増額などを次々に既成事実化しています。

 

[国内海洋派の事情]

良くも悪くも親米保守派は、過去のつながりや自由主義国家の協調を重視します。自民党の「大陸派」経世会がかなり民主党に流れたとはいえ、残った「海洋派」清和会の重鎮たちは韓国・中国とのパイプが太いのです。

また「大陸派」は敵をこき下ろすことで自分の正当性をアピールしますが、「海洋派」は他人を人前でこきおろすことはあまりやりません。そんなことをすれば同僚や支持者から「品のないやつ」と蔑まれてしまうからです。

そんなわけで中国や韓国が敵対的な行動を取るようになってもそれほど反発せず、むしろ揉め事を収めようとしました。

しかしそれは、中国や韓国にとって好都合でした。

日本に難癖をつける → 資金や技術が得られる  → 事情を知っている日本人が怒る  → 保守派の議員に相談  → 何とか丸く収める

日本の海洋派が揉め事を丸く収めようとする以上、中国や韓国に厳しく注文をつける人はいないわけです(例外は小泉純一郎氏)。北朝鮮はあまりにもストレートすぎてバレてしまいましたが、中国・韓国についてはいまだに友達だと勘違いしてカモられる人が後を絶ちません。

 

 

しかしこういった状況もどうやら終わりのようです。

1.

ひとつには中国や韓国があまりにも調子に乗りすぎて、日本の民衆の怒りを買ってしまったことです。彼らの言動はネットに記録されてしまうので、日本のマスメディアが上書きして忘れさせることがなかなかできません。

小沢一郎さんが天皇陛下にゴリ押しして習近平と会わせたとき、温厚な日本人の怒りが沸騰しました。その結果「豪腕」の小沢一郎さんは力を失いました。天皇陛下を侮辱することは危険なのですが、小中華思想の人にはそれがわからないようです。

李明博大統領は韓国軍の総司令官ですが、人気取りのために竹島に上陸してしまいました。「竹島にいるのは警察であって軍隊ではない。だから日本の自衛権行使にはあたらない」といった落としどころを破ってしまったのです。これは本来なら自衛隊を出さなければならない事態です。

李明博大統領はさらに続けて「天皇陛下に謝罪させる」とブチ上げてしまいました。ボケた日本人が相手だからと舐めたのでしょうが、一般の人は竹島上陸よりこちらに怒ったようです。民間レベルでは北朝鮮並みの経済制裁の声が上がっています。

陛下をバカにされる前に軍隊上陸に怒れよ!

と思いますが、沸点が低いことは日本人の困った美徳でもあります。

 

2.

対する日本の首相は、野田佳彦氏。

今のところ5兆円の通貨スワップ廃止を匂わせ、国際司法裁判所への単独提訴もチラつかせています。これはしがらみの強い自民党清和会議員や民主党経世会議員にはできなかった正当な対応です。

野田さんは韓国系組織から選挙支援を受けていることで有名な人ですが、この件に関しては日本人の立場に立つのかどうかはっきりさせないとマズイでしょう。さもなくば民主党はおろか、自分の政治生命まで消し飛んでしまいます。

野田さんのように冷戦時代の人脈や貸し借りが薄い理想主義者が政権を握っていることが、日本が強く出ている二番目の理由です。

 

3.

三番目の最も大きな理由は、韓国がどうやらアメリカから離れて中国側に付きそうなことです。

韓国はアメリカと中国の間をうまく泳いで行けると思っており、日本を悪者にして米国の支援を受けながら中国の属国へと戻るという虫の良いことを考えているようです。

そのあたりは鈴置高史氏による木村幹教授へのインタビューがわかりやすいです。

鈴置高史さんの記事はどれを読んでも興味深いですから、日経BPに無料登録して読む価値は十分にあります。


韓国は「米中対立の狭間をうまく泳ぎ切れる」と考えている
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120730/235095/


サムスンがおびえる次期政権の「財閥解体論」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120731/235140/


日韓関係はこれからどんどん悪くなる
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120801/235191/

 

さて、そうであれば日本としては韓国と北朝鮮を区別する理由はありません

アメリカと歩調を合わせて支援を打ち切るのか、韓国の下について中国や北朝鮮の仲間になるのか、決断のときは近づいています。

(続く)

 

 

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