米中冷戦における日本(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か
そろそろ結論に入りましょう。
まずは、
アメリカは古今無双の超覇権国家
アメリカを怒らせると中国・ロシアの百万倍怖い
しかし幸いなことに、アメリカの覇権には日本が必要
これが基本となる現状認識です。
武力で日本を完全屈服させることのできる国はアメリカしかありません。
確かにアメリカはときどきトチ狂って、手が付けられなくなることがあります。
しかし「少なくとも表向きはフェアであろうとする気持ち」があります。
不平等な契約を押し付けたりすることはあっても、自分から契約を違えることはしません。その前に必ず契約を破棄します。ちょっと義理堅いジャイアンみたいです。
アメリカは結構スポーツマンシップや博愛精神に溢れています。
女子サッカーの強さと爽やかさは、 ほとんど昔の少年マンガです。
「沖縄を返してくれ」と訴えたら、「いいよ」と本当に返してくれたりします。
「トモダチ作戦」なんて言いながら危険な日本の災害地域で作業し、ちょいと泣かせてくれたりします。
心の奥底は誰にもわかりませんし、大衆とエリートはまた違うでしょう。お互いの国民感情だけでなく、国益を忘れてはなりません。しかしアメリカには少なくとも表向きはフレンドリーで、寛大で、そのイメージを守ろうとする純情な人たちがいます。それが文明を発展させる原動力となっています。
世界中の国々を比較すれば、アメリカはダントツで同盟して助け合うに足る国です。
ただし外交はあまり上手ではありません。
もともとイギリスの嘘から始まったパレスチナ問題に巻き込まれ、アラブ人の恨みを買っています。
フランスが引き起こしたベトナム戦争で泥沼に嵌ったこともあります。
北朝鮮に騙されて支援を続け、10年以上も無駄な会議に付き合わされたこともあります。
最近もフランスやイタリアが介入を始めたリビア内戦を手伝ったために、大使を殺害されました。
良いことをしているつもりでも結構恨みを買っていて、いつも損な役回りをしています。
日本の次に外交が下手な国として銀メダルぐらいあげても良いと思います。
そして英国もまた頼りになります。
昔は相当のワルで、海賊にスペイン船を襲わせて海上覇権を握りました。
ティータイムを楽しむために、ある国にアヘンを売りつけたりもしました。
パレスチナ問題ではユダヤ人・アラブ人・フランス人・ロシア人を同時に騙し、アメリカに尻拭いをさせています。
今でも世界各地に領土を持ち、かつて海の王者であった片鱗を見せています。
イギリスの凄いところは、王族まで兵役に就くことです。
オックスフォードやケンブリッジなどの名門大学には、ノブレス・オブリージュを果たそうと戦死した卒業生が山ほどいると聞きます。
子供の経歴に傷がつかないようにと、箱入りで育ててしまう日本とは正反対です。
日本とはいろいろ共通点も多いですが、エリート層の自覚と根性においては雲泥の差です。
このように米英は「味方にすると心強く、敵に回すと恐ろしい」相手です。
間違いなく世界最強の文明でしょう。
彼らと海洋国家として利害が一致している日本は、これ以上望めない幸運を持っていると言えます。
一方で中国・韓国・北朝鮮。
これを特定アジアと呼びますが、彼らは大陸国家そして中華思想の思考回路で動いています。
内輪揉めばかりで団結せず、科学技術が発展せず、ガチンコの戦争に勝てる文明ではありません。
超一流の「洗脳・乗っ取り・移民侵略」で他国の領土を奪い取ったり、技術や資金を貢がせたりはできます。しかし国民が喜んで創造的生産活動に勤しむドライバ(価値観)が内臓されていないので、最新技術をメンテナンスすることができません。
他国から奪い取るものが少なくなると攻撃性は同胞に向き、いきなり凄惨な内ゲバを始めるのです。
そんな文明圏は、平和なときには混乱をネタに交渉を有利に進めることができます。
「死人が出てもいいのか?」「戦争したいのかコラ!」と脅すことができます。
しかし相手も損害を覚悟して本格的に対決を始めると、からっきし勝てないのです。
日本が彼らに謝って、援助して、領土を譲ったところで、理不尽な要求と反日が終わるわけではありません。
彼らの反日はしばしば政敵を名指ししないための「指桑罵槐」であり、日本人を叩いているフリをしながら国内の政敵と熾烈な殺し合いをしているからです。
さらに根底には、中華思想という一種の選民思想あるいはカースト制度があります。
たとえ豊かになっても、反日教育をやめても、民主国家になっても、彼らのストレスのはけ口としての反日は変わらないでしょう。
実際、韓国や中国は経済的に豊かになるにつれて反日活動が加速して行きました。
彼らの反日は貧困や教育や政治形態の問題ではなく、もっと根深い思想や文化の問題なのです。
中国人・韓国人の中で頭が良く、合理的な人々はどんどん先進国に逃げます。
自国に留まっていたら自分の能力が生かされないこと、そして幸せな人生を送ることができないことを理解しているからです。
自国民ですら見捨てる国に呑み込まれて、未来があるとは思えません。
中国・韓国・北朝鮮には崩壊の兆しがあります。
しかしそれは彼らの文明に内蔵された自爆タイマーみたいなものです。
日本の国が潰れるぐらいサポートしたところで、多少遅らせることはできても止められるものではありません。
自国民ですら見捨てる国の言うことをハイハイ聞いて、奴隷扱いされて、人生を棒に振ってまで助ける意味などないのです。
それでも「日中友好」「日韓友好」を信じ、彼らのめちゃくちゃな要求を聞き入れていれば、最後には米英とのリアルな戦争に向かいます。
逆に海洋国家としての本分を再確認し、「太平洋の蓋」としての機能を果たせば、日本は冷戦のなかで再び繁栄するでしょう。
米中冷戦大歓迎。
軍拡競争に引きずり込めば中共はソ連のように瓦解する
えっ、時間が経てば中国が成長してまずいんじゃないかって?
いえいえ、
中国の成長は日米に支えられたもの
中国の成長が止まれば、国内で殺し合いが始まる
これが歴史の示すところです。
中国は今でこそロシアと同盟して日本を叩いていますが、それも長くは続きません。
長い国境を接する大陸国家同士が、敵対しないわけがありません。特に最近は中国人がシベリア地域に大量移民して乗っ取ろうとしており、ロシア側は東洋人を襲うことで対抗しています。
日本と特定アジアは、交易だけに限れば共存可能。
日本とロシアも海を挟んで共存可能。
しかしお互い大陸国家で拡大路線の中国とロシアは、いずれ争う運命です。
中露は不倶戴天の敵。時間が経てば必ず険悪になる
本来、中国がこれほど力をつけたらロシアと日本は手を結ぶべきです。
しかし中国系移民や親中派の活動のせいか、アメリカはやたらとプーチンを敵視しています。それに対抗するためプーチンは中国と手を組んでいたわけです。
プーチンは最近になって日本にラブコールを送っていますが、中国移民によるシベリア乗っ取りに危機感を覚え始めたのかもしれません。
こうして大陸国家が殺し合っているのを尻目に、海洋国家がまったり発展する。それが世界の歴史です。
本当に日本人で良かったと思います。
気をつけるのは、中韓の人間が世界中に移民として散らばっていること。
彼らは自国がイヤで逃げてきたはずなのに、「日本憎し」の感情は変わりません。あるいは日本人を共通の敵にすることで、仲間内の対立を避けています。
行く先々で日本の悪口を言いふらし、友好国との関係を台無しにして争わせようと画策しています。
ネットではその手口がバレてきましたが、米英のメディアも中韓に乗っ取られている気配があるので要注意です。
特定アジアの日本に対する攻撃は、宣伝戦・心理戦・思想戦という形で今も続いています。
それに負けた国は抵抗力を奪い取られ、リアルな暴力で虐殺されるのです。
日本の国を守るために、我々は現実を見据えて戦っていかなければなりません。
私も微力ながら役に立つ情報を発信し続けます。
(参考リンク) 宮脇淳子による目から鱗の中国論。すごい人がいたもんだ。
これも秀逸。対米コンプレックスが薄くなります。
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