日中武力衝突は必至(3) 阿Qの絶対正義
∧∧ 困ったアル。環境汚染が止まらないアル。
/ 支\
(;|!|`ハ´;)
( ∪ ∪
. と__)__)
∧∧
/ 中\
( ; `ハ´) 我欲す。
( ))) ) 清らかな空気。安全な水。緑の山。豊かな海。
| | | そして従順で勤勉な国民・・・。
(__)_)
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_ (m) _ ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
∧∧
/中\
( `ハ´∩ そうだ! 隣にちょうど良い国があるアル!
(つ 丿 やつらお人好しで間抜けだから簡単に奪えそう。
⊂_ ノ
(_)
∧__∧
(・ω・#)
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ こっち来んな!
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約100年前に日本に留学した中国人、魯迅の作品のひとつに「阿Q正伝(あきゅうせいでん)」があります。
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時代が清から中華民国へ変わろうとする辛亥革命の時期、中国のある小さな村に、本名すらはっきりしない、村の半端仕事をしてはその日暮らしをする日雇いの阿Qという男がいた。
彼は金も家もなく、女性にも縁がなく、字も読めず、容姿も不細工という村では最下層の存在で、村の閑人たちに遇うたび馬鹿にされている立場であった。
だが阿Qは非常にプライドが高く、「精神勝利法」と呼ばれる独自の思考法を持っており、閑人たちに罵られ殴られても「俺はむかしはお前らなんかよりよほど偉かったんだぞ!」と眼をむいて言い返し、日雇い仲間と喧嘩して負けても結果を都合の良いように取り替え、心の中では自分の勝利としていた。
ある日、阿Qは村の金持ちである趙家の女中に劣情を催し、言い寄ろうとして逃げられた上に趙の旦那の怒りを買い、村民からまったく相手にされなくなる。彼は食うに困り、盗みを働き、村から逃亡同然の生活を続ける中で、革命党が近くの町にやってきた事を耳にし「革命」に便乗して意味もわからぬまま騒ぐが、逆に革命派の趙家略奪に加担したと無実の疑いをかけられて逮捕され、無知ゆえに筋道立った弁明すらできず哀れ、銃殺されてしまう。
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白状すると、これを読んだときに「どこが名作やねん」と憤った記憶があります。
愚かな人間がみじめな一生を終えたということが書いてあるだけで、何の救いも楽しみもありません。教訓を残したいのであれば、イソップ童話などのほうがはるかに優れているでしょう。何とも後味の悪い読了感しか残りませんでした。
魯迅は中国人がスパイとして処刑されるのを、同じ中国人が拍手しながら見物していることにショックを受け、「阿Q正伝」を書いたと言われています。
そんないきさつを聞いても、いったいそれにどんな意味があるのかピンと来なかったのです。
しかしずっと後になって、魯迅の苦悩がわかるようになりました。
阿Qが何億人もいたなら、平和で文化的な生活は無理
という愛国者としての絶望感です。
似たようなことは様々なところで言われてますが、最も興味深いと思うのはアメリカの外交官ラルフ・タウンゼント氏が書いた「暗黒大陸 中国の真実」です。大昔に推薦したことがありますのでそこから抜粋します。
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暗黒大陸 中国の真実
ラルフ・タウンゼント(1933)
中国関連図書より抜粋
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アメリカ人外交官による1933年の著作。
70年前(レビュー当時)に書かれたこの本で、「中国人のメンタリティはずっと変わっていない」と指摘しているが、70年経ってもやはり変わっていない。どうやら中国ではその場限りのウソをつくことは罪ではなく、騙されるほうが悪いらしい。だから相手から「言っていることが矛盾していてメチャクチャですよ」と指摘されてもまったく恥じることもない、と。(中略)
「チップの相場が20セントのときに、よくやってくれたからと1ドル払ってはいけない。彼らはあなたのことを計算もできない愚か者と思い込み、『騙された!』と叫んで、もっと払うよう迫って来る」
「水兵はわが身の危険も顧みず真っ暗の水に飛び込み、苦力(クーリー)をサンパン(小船)へと引き上げた・・・なんと、この助けられた苦力はサンパンに上がると、やおらオールか何かを引っつかんだかと思うと、下で泳いでいる水兵のあたまを打ちすえ、逃げ去ったのである。・・・哀れ水兵は溺れ死んだ。」
「暴漢どもが玄関に現れた。・・・真っ先に略奪を働いたのは誰あろう、自分が拾って面倒を見てやったあの子ではないか。・・・」
あああ変わってない、変わってないよぉ _| ̄|○
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簡単に言うと、中華思想は「俺は悪くない。おまえが悪い」ですべて片づけてしまうので、自分自身が反省して成長したり、周囲と協調したりということが全くできない、ということでした。
これは阿Qの性格や行動と、非常に良く一致しています。
- 非常にプライドが高く、
- 「精神勝利法」(=中華思想)と呼ばれる独自の思考法を持っており、
- 閑人たちに罵られ殴られても「俺はむかしはお前らなんかよりよほど偉かったんだぞ!」と眼をむいて言い返し、
- 喧嘩して負けても結果を都合の良いように取り替え、心の中では自分の勝利とする
人間誰しもささやかなプライドを持って生きているものですが、彼らの場合はそれが実際の自分と比べてあまりにも大きすぎるのです。
阿Qは現実を受け止めて解決への努力をするより、「XXだから俺様の勝ち!」と超ポジティブ思考で片づけてしまい、問題を悪化させます。
自分が絶対的に正しいと思っているので、貧困問題も環境汚染も「日本など外国がやるべき」と言い切っています。どこまで行っても空想的で他力本願なのです。
そしてこの「病気」を治すことは極めて困難です。「俺は悪くない。悪いのはおまえ」なのですから、自分が改めることなどないと固く信じ切っています。
そんな阿Qが力を持ってしまうと、周囲の人々は脅威にされされます。
彼らを動かす「俺は絶対正義」という思考回路は、「自分にとって(=世界にとって)悪い人間に罰を与える」チャンスを常に探しているからです。
日本人に対して盗みや殺しをするのも、工場を焼き討ちするのも、船や飛行機をロックオンするのも、すべて「悪い日本人に罰を与える」という正義の味方のつもりでやっています。
国際社会に責められても、証拠を突きつけられても、「阿Qの絶対正義」は止まりません。独善的に暴走し、周囲も内部も敵だらけになります。このようにして何度も滅んできた国なのです。
その「阿Q的思考回路」から言うと、悪い日本をやっつけられない政府や軍部は腰抜けということになります。そういった国内の声に突き動かされて、彼らの方から戦端を切ると考えて間違いないでしょう。
日米のほうがどう考えたって強いだろうという現実は、10億人以上いる阿Qたちには見えません。
負けてもその原因を考えようとはせず、「お前が悪い」と凄惨な内ゲバを始めることは目に見えています。
さて我々は現実を見据えて対処するにしましょう。
小説の中の阿Qは暴れようとしますが、あっさり死刑にされて終わります。
しかし現実の世界では、この阿Qたちが核兵器を持っており、常任理事国として拒否権を持っています。
いくら周辺国のサポートがあっても、厄介な相手であることは事実です。
しかしそもそも、阿Qは愚かなのか?
それとも阿Qのでたらめを真に受けて謝罪し、資金・技術を援助したあげく襲われる隣人が愚かなのか?
そして今、敵意を持って襲いかかろうとしている阿Qの部屋が汚れているからと、わざわざ掃除に行ってやることがどのような結果を招くのか?
彼らに恩を施すと殺される
この「歴史と経験が示す真実」に基づいた対処をしましょう。
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( ) < せっかく阿Qどもが力を持たないようにしてたのに・・・
( O ) \______________________
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/ 支 \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( `ハ´ )彡< 勝手に援助して軍事大国にしちゃったのは誰!?
(m9ヴィシ! つ \__________________
.人 Y 彡
レ'(_)
(終)
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