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2013年8月22日 (木)

竹林はるか遠く(So Far from the Bamboo Grove) は成長物語として素晴らしい作品

 
遅ればせながら「竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記」を読みました。
 
本業が忙しくて放置してましたが、息抜きに手に取ったら一気に読み終わりました。読者を惹きつけ、離してくれない良書です。
 
 
 
この本は米国の教科書副読本として採用され、在米コリア団体が執拗な潰しを展開していると聞いていました。実は私も、どんな残虐非道なことが書いてあるのかと身構えていたのです。
 
しかし、その意味では拍子抜けでした。
この本を読んでも、韓国人や北朝鮮人に対する怒りは湧いて来ません。戦争であれば起こるべくして起こることが書いてあるだけです。
 
虐殺や日本人女性を襲うシーンは少しありますが、表現をソフトにしてあるため子供には何のことだかわからないでしょう。英語のオリジナルはまた違うのかもしれませんが、いったいこれの何が気に入らないのかと思います。
 
 
 
それよりも私は、純粋な冒険譚そして成長物語として素晴らしい作品だと思いました。
 
ロシア寄りの北朝鮮(羅南。今の清津市)で良い生活をしていた一家が、終戦間近に危機を察知して日本へと逃げ出します。
 
筆者であるヨーコ(擁子)姉妹と母は共産ゲリラの虐殺や現地人の厳しい監視をかいくぐり京城へ、そして釜山へ。
 
彼女たちはピンチになる度に機転を働かせ、根性を見せて切り抜けます。
 
数多くの死。別れ。恐怖。そして見知らぬ他人の優しさ。
 
 
彼女たちは今で言えば海外駐在員の娘ですから、育ちが悪いはずがありません。
 
しかし彼女らは生き残るために男の格好をし、体に血をなすりつけ、ごみ箱の残飯を漁るのです。 
 
悲惨で絶望的な環境の中でのサバイバルには、痛快さすら感じさせます。
 
 
 
この本の中で悪役がいるとしたら、共産軍です。
 
今の韓国を含む当時の朝鮮人も、共産軍に殺されたりします。
 
決して朝鮮人(韓国人)全体のことを悪く書いてはいません。
 
 
私が特に印象に残ったのは、ヨーコの兄である淑世を救った金さん一家です。
 
金さんは行き倒れていた淑世を助けようとしましたが、「日本人を助けた」となると密告されて自分たちまで殺される可能性がある。だから「これは俺の甥っ子だ。両親が日本人に殺されたので、俺が育てているのだ」という物語を作ったのです。おかげで淑世は生き延びることができ、38度線を渡って日本へと向かうことができました。
 
このことから韓国人にとって日本人は「タテマエとしての敵」で、「本当の敵」は別にいることがわかります。今の韓国は「本当の敵」を直視することを止め、「タテマエとしての敵」である日本人を本気で叩いているためにヤバいことになっているのです。
 
 
 
本書では金さんだけでなく要所要所で親切な人が現れ、姉妹を助けてくれます。敗戦と言う極限状態の中で、人種を問わず助け合いが行われているのです。
 
これは汚れた大人である私も、心を洗われる思いがしました。
 
最初は反日勢力に逆襲を食らわすつもりで読んでいたのですが、むしろ人類愛に目覚めてしまいそうです(笑)。
 
 
 
 
純粋な感動の後、いくつか思い至ったことがあります。
 
ひとつは、この本にケチをつける人々はもはや人間として末期的であるということ。
 
そしてもうひとつは、なぜ中国人や韓国人がこの本に文句を言っているのかわからないことです。
 
 
 
共産軍が悪者なので、ロシアや北朝鮮が怒るのであれば少しはわかります。ただしその悪役ぶりは、映画007シリーズに出て来る程度です。
 
中国共産党は終戦時まだ朝鮮半島に至っていないので、加害者ではありません。
 
淑世は38度線を超えることで生き延びたので、韓国は比較的安全だったことがわかります。危険を冒してもみんなが目指した「自由の地」として描かれています。
 
いったい誰が、何に対して怒っているんだ? 本を読みもせずに誰かに煽られているだけなんじゃないのか。と思ってしまいます。
 
 
 
それに対するひとつの答えは、在米韓国人や在米中国人が北朝鮮に操られている可能性があるということです。
 
日本人にしてみれば合計で600万人を超える人々が北朝鮮に操られ、全米で反日活動を展開することは脅威です。
 
 
 
しかしこれぐらいの本にクレームをつけてどうする?
 
これが問題になるなら、済州島四・三事件保導連盟事件はどうなるよ。
 
「共産主義者たちがあまりに残虐なので、やむをえず殺した」というストーリーが怪しくなってしまうじゃないか。
 
今は日本人を悪者にして「親日派」を魔女狩りしていればいいが、それが終わったら反共産主義であった李承晩や朴正煕の縁者もただでは済まないだろうね。アメリカに亡命しても韓国人団体は北に乗っ取られているわけだし。
 
 
 
これぐらいソフトな良書を焚書する連中に未来はありません。
 
活動が先鋭化するほど普通の人々から距離を置かれ、いずれ凄惨な内ゲバになるという歴史が繰り返されるだけと思います。
 
 
 

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