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« 独裁国家の自滅回路(3) ネットは日本最高のメディア | トップページ | 靖国問題の新展開(2)プロパガンダで倍返し »

2013年12月29日 (日)

靖国問題の新展開(1)自覚なき宗教戦争

安倍首相が靖国神社に参拝しました。

これは日本人の多くに支持されました。それに対し最初に「放火」した日本のメディアが騒ぎ立て、中国・韓国・北朝鮮が反発する。ここまでは想定通りです。
 
しかし意外だったのは、米国・EU・ロシア・国連などからも懸念の声が上がったことです。これは小泉首相の時には見られなかった現象であり、靖国問題は新展開を迎えたと考えます。過去の戦いにケリをつけ今の戦いに勝つために、この問題の解決策を提言します。
 
 
[骨子]
  1. 世界の政府やメディアは中韓北のプロパガンダにやられている。欧米政府・メディア・国際機関に反日カルト勢力が相当入り込んでいる。
     
  2. 日本人の強固な宗教観は、他国に理解されにくい。なぜなら経典も儀式もなく、日本人自身が日本教徒であることを自覚していないから。外国人に納得してもらうことは不可能に近く、上げ足を取られてドツボにはまるだけ。
     
  3. 欧米諸国は、日本人の心を踏みにじっていることを知らないまま靖国参拝を非難している。日本人は自分の宗教観を否定されていることに無自覚なまま腹を立ている。宗教戦争に終わりはない。これでは相手の思う壺だ。
     
  4. プロパガンダに対しては長期的には「真実」で対抗できるが、短期的には無力。プロパガンダにはプロパガンダで倍返しすべき。
     
  5. 「日本は軍国主義に戻りつつある」との主張を否定するため、しばらく核武装などの強い議論は避ける。政治家の靖国参拝も避け、離間策を助けないようにする。その間に火をつけて回っている日本の反日メディアを更生させる。戦犯分祀や遊就館に手を付け、靖国神社を文句のない慰霊施設にする必要がある。
     
  6. 不満があっても今は耐えましょう。すべては戦いに勝つために!
 
 
1. 
世界の政府やメディアは中韓北のプロパガンダにやられている。欧米政府・メディア・国際機関に反日カルト勢力が相当入り込んでいる。
 
 
安倍首相の靖国参拝を私は希望していました。いつもの国や反日メディアは騒ぐでしょうが、他の国は何も言ってこないだろうと。
 
しかし米国・EU・ロシア・国連などが非難や遺憾を表明したことは驚きました。普通、ある国の慰霊方法について他国が文句を言うことはありません。人それぞれ、国それぞれです。小泉首相が靖国神社に参拝した時も、中韓朝以外から文句を言われたことはないと思います。
 
これは局面が大きく変わったものと考えます。簡単に言えば、靖国に関する日本の主張は欧米諸国に全く受け入れられていない。少なくとも主流とはなっていないのです。
 
 
 
もちろん、それらの国の全員が非難しているわけではありません。
 
擁護してくれる国や人もいます。
 
しかし最も大事なのは他国、特に米英の理解なのです。
 
そこから懸念の声が出るということは、情報戦で完全に負けていると考えたほうが良いでしょう。米国だけでなく、大英連邦もかなり乗っ取られている感じがします。
 
 
 
2.
日本人の強固な宗教観は、他国に理解されにくい。なぜなら経典も儀式もなく、日本人自身が日本教徒であることを自覚していないから。外国人に納得してもらうことは不可能に近く、上げ足を取られてドツボにはまるだけ。
 
 
安倍首相の靖国参拝に対し、日本人の7割程度が好意的にとらえています。「公約を果たしてくれた」との感謝もあるのでしょう。戦犯も含めて死者を慰霊することは、日本の宗教観にピッタリとマッチしています。
 
しかしこれも手放しでは喜べません。私が敵国であれば、これを最大限に利用します。反日メディアを使って、安倍首相を熱狂的に支持する日本人の姿を世界に映し出してこう言います。
 
「安倍は軍国主義で危険ですが、日本人はそれを圧倒的に支持しているんですよ。アブナイ国ですねえ(笑)。あなたの本当の敵は日本人だと言っていた私のことを信用して、手を組みませんか?」
 
 
 
 
普通なら、アメリカはそんな甘い誘いに乗りません。
 
日本をアメリカから引き離せば、西太平洋は中国のものです。
 
さらに移民で豪州やニュージーランドを乗っ取れば、米軍はインド洋に出られなくなります。
 
太平洋から中東に行けなくなれば、アメリカの力は半減します。
 
そこで日本人を使って、アメリカと戦争させれば良いのです。
 
アメリカが犠牲を払って飼いならした日本人を離間策で中国の支配下に収めることができれば、戦闘に弱い中華文明の弱点を補完できます。最終的には日本人が全滅してアメリカが勝つにしても、お互いに「やらなくても良い戦争」でしかありません。そして彼らは漁夫の利を得るのです。
 
しかし国防省はともかく、今の米大統領や国務省にその判断ができるかどうか微妙です。日本を大切にすることが彼らの国益になると、説かなければならないのです。
 
 
 
それなのに、日本のアメリカ大使館は「失望した」と表明してしましました。
 
これには敵国のプロパガンダも入っていますので、思惑に乗ってブチギレる必要はありません。
 
ただ、むかつくのはわかります。
 
「おまえは何も知らないくせに、自分のことを棚に上げて日本にだけ説教すんじゃねえ!」と。
 
 
 
ここでなぜ、我々がむかつくのか考えてみます。
 
日本の宗教観では、死んだら罪は許されます。逆に「死んで罪を償う」という考え方があります。
 
しかし安らかに死ねなかった場合、非業の死を遂げた人が悪霊とならないように神社に祀(まつ)ってしまいます。
 
靖国の戦犯も同じで、「死んだらみな仏」「神として祀るから祟らないでね」との気持ちで祀っているのです。日本人であれば納得のロジックです。
 
しかし外国人にしてみれば、犯罪者や反逆者を「神として祀る」のは信じられないかもしれません。
 
 
 
日本人は自分で気づかないほど、強固で独特な宗教観を持っています。
 
これはディープな話になるので別の機会で詳しく述べますが、日本人は決して無宗教ではありません。日本人ほぼ全員が山本七平氏が言うところの「日本教」の教徒なのです。
 
これは外国人と接したり、歴史・文化・宗教について深く考えた人ほど思い当たる節が多いと思います。
 
 
 
日本教には経典がありません。儀式もありません。宗教警察も宗教裁判所もありません。
 
子供が生まれたときからその「布教」は始まっており、無自覚のまま死んでいきます。
 
日本人は生活や仕事すべてが宗教的です。
 
村八分にされるのも、能力や業績で出世が決まらないのも、日本では宗教的態度が一番の問題となるからです。
 
日本で世界宗教会議が開かれるのは、日本人が無宗教だからではありません。他宗教も矛盾なく受け入れられる強固な宗教なので、問題にならないのです。
 
自分たちの独特で強固な宗教観に日本人自身が無自覚」これが第一のポイントです。
 
 
 
 
 
3.
欧米諸国は、日本人の心を踏みにじっていることを知らないまま靖国参拝を非難している。日本人は自分の宗教観を否定されていることに無自覚なまま腹を立ている。宗教戦争に終わりはない。これでは相手の思う壺だ。
 
 
 
多くの日本人が米国などにむかついたのは、日本人の宗教観を否定したからです。
 
たとえばあなたが正月に神田明神に初詣して、おみくじを引いていたとします。
 
そこに近隣のキ○ガイストーカーが後をつけて来て、「おまえは平将門を崇拝するのか!」「戦争賛美だ!国家反逆罪だ!」と騒ぎ立てました。それを外国人観光客が不思議そうな顔で見ています。
 
キ○ガイストーカーは放置して、あなたは外国人観光客に説明しました。
 
「あ、これは反逆者を崇拝しているわけじゃないんです。この国には『死んだらみな仏』という考え方があって、現世で犯した罪は許されます。しかし地位の高い人や、非業の死を遂げた人は、悪霊となって災いをなすと信じられています。ですから神として祀り上げて、いまを生きる人々に祟らないようにしているんですよ。神田明神はそうして1300年の歴史を刻んできました。そんな神社は日本にはたくさんあるんですよ」
 
しかし、外国人観光客はあなたの言い分を聞きません。
 
「お前はやっぱり国家反逆者を崇拝している。言い訳は認めない」
 
 
 
これは頭に来ますよ。
 
公平さも、他宗教への理解もありません。
 
自分はアーリントン墓地で南軍兵士を弔問しておいて、それは「奴隷制賛美」ではないのか?
 
ワシントン国立大聖堂で反乱軍の将軍たちを祀って、それは国家反逆を礼賛しているのではないのか。
 
靖国を「戦争神社」と名付けることはとんでもない冒涜だ。他国の宗教施設に対して「戦争大聖堂」「戦争墓地」などと勝手に名称を変えることは許されない。
 
そもそも彼らは靖国にしても慰安婦にしても尖閣にしても、日本の言い分を聞きはしない。それが同盟国に対する仕打ちか!そんなに独裁国家に侵略させるのが好きなのか!
 
・・・まるでワイドショーの言い分をそのまま鵜呑みにしているもんです。そんな人々が世界を支配していることに絶望すら感じます。
 
しかしその感情は横に置いて、思考を続けます。 
 
 
 
さて安倍首相は各国の非難に対して「説明して理解してもらう」と述べました。
 
これは大変危険なことです。
 
なぜなら日本の「先祖崇拝+自然信仰+天災への恐怖」が結び付いた宗教観は、他の文明の理解の外にあるからです。説明すればするほど上げ足を取られ、ドツボにはまるでしょう。
 
 
 
靖国参拝を非難した人々も、おそらく日本人の宗教観を踏みにじっているとは感じていないはずです。そこにこの問題の恐ろしさがあります。
 
宗教戦争に終わりはありません。こちらの心を理解しようとしない連中に対して、人間はいくらでも残酷になれるからです。
 
この「すれ違い」がエスカレートすれば、日本と欧米は「自覚なき宗教戦争」に突入します。それがもたらす世界的な災厄については、日米離間を仕掛けた中韓朝も予測できていないかもしれません。
 
(続く)
 
 
 

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コメント

これはなかなか斬新というか
言葉はあたらしいけどかなりいい得ていると思います。

もえるななしさん

ありがとうございます。考えれば考えるほど深いテーマなので、さらに掘り下げて行きます。

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