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2015年3月28日 (土)

AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(1) 米国金融覇権への挑戦

中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)に、英国・オーストラリア・韓国・トルコ・ロシアなどが参加すると言われています。

私はこれに参加する国の気持ちが全くわかりません。どうせ汚職の見本市になって回収できなくなるのですから、参加する方が馬鹿という結論です。
 
ましてや日本が参加するなど自殺行為です。優等生が不良グループに頭を下げて入れてもらっても、死ぬまでいじめられ続けるだけです。
 
 
 
中国の狙いは以下の通りです。
  1. 他国のカネを預かって、シャドーバンキング破綻の穴埋めをする
     
  2. 横領して他国に持ち逃げ
     
  3. アジアのインフラ整備を中国企業にやらせて利益を得る。中国人労働者を送り込んで地元には利益なし。アフリカ侵略と同じ手口。
     
  4. おまけにスパイ活動や侵略の地ならしもできる。
 
(1)
まず中国のシャドーバンキング問題はいつ爆発してもおかしくありません。そこでAIIBに大損した投資を高く買わせれば、自分の資金を回収することができます。彼らに公平性を期待してはいけません。
 
(2)
あるいはもっと直接的に、AIIBの資金を横領して他国に持ち逃げする可能性も濃厚です。中国政府高官は外国人からの投資を誘いつつ、自分は千億円・兆円単位の資金を海外に持ち逃げしています。彼らにガバナンスや契約遵守を期待してはいけません。
 
(3)
そしてインフラ整備を中国企業に受注させれば、他国のカネを間接的に中国のものにできます。アフリカと同じように中国人労働者を送り込み、地元には利益を落としません。中国がアフリカやミヤンマーでやっている侵略と同じ手口です。 彼らに利益配分を期待してはいけません。
 
(4)
さらに他国の弱みを握ることもできます。たとえば通信インフラ整備を請け負ってスパイウエアを仕込んでしまえば、盗聴も遮断も自由になります。侵略の下準備ということです。彼らに共存共栄を期待してはいけません。
 
 
 
そしてこれは、米国の金融覇権への明確な挑戦です。
 
1966年に設立されたADB(アジア開発銀行)は、最大出資国が日本で15.7%、その次が米国の15.6%。歴代総裁は9名はすべて日本人で、今の財務省の天下り先となっています。
いちおう「アジアの金融は日本が支配する」というタテマエを守りつつ、IMFや世界銀行と同じように米国の金融覇権を支えるひとつの出先機関となっているのです。
 
それに対抗する組織を作るということは、米国の覇権を切り崩して奪い取ろうとしているということです。偽ドル札発行に匹敵する挑発行為と考えて差し支えありません。
 
 
 
韓国は米国から離れて中国の支配下に入ります。ロシアも米国の挑発に怒り、米国の覇権を切り崩そうとしています。欧州大陸は米英への対抗意識があり、中国に幻想を抱いていつも騙されています。だからAIIBに参加してもおかしくありません。
 
しかし日本とともに米国の覇権を支えている英国や豪州が参加するとはどういうことでしょう。同様にトルコの意図も計り知れません。
 
ヤクザの世界でいえば、ライバル組織の組長誕生会に出席するようなものです。通常であれば厳しいお仕置きが待っているはずです。
 
しかしオバマは、自分が馬鹿にされていることにすら気づかないでしょう。防衛識別圏を勝手に設定され、小笠原の第二列島線まで突破され、あと2年弱の任期の間どれだけ米国を弱体化させるのか興味があります。
 
 
 
アジア開発銀行(ADB)の融資残高が53.2億ドル(約6000億円)として、25%が中国向け融資であれば、約1500億円貸し付けているわけです。それを返済することなくAIIBを設立してアジア諸国に融資するとなれば、日米のカネを使って中国の覇権を手助けしていることになります。間抜けな話ですが、それで騙せると舐めているのでしょう。
 
「バスに乗り遅れるな!」とAIIBへの参加をあおっている人々がいます。日本に全くメリットがないのに、急がせる手口は詐欺師そのもの。彼らの素性とカネの流れを洗った方が良いでしょう。日本のカネを食い物にして、自分のふところを潤しているかもしれません。
 
 
 
アメリカもずいぶん舐められたものですが、敵と味方の識別がはっきりすることは良いニュースです。
 
さしあたって中国向けのADB融資やODAをすべて引き上げて、親日国家に回しましょう。
 
親米・親日国家はADBへ。
 
そうでない国はAIIBへ。
 
これで良いと思います。
 
 
(タイトルを変えてシリーズ化しました。続きます)
 
 

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コメント

全くです。
借りた金の横流しにしか見えないです。
日本とアメリカが孤立すると主張する人も多分意図的なものなんでしょうね。

オバカ大統領の任期がまだまだ残っているのが残念です。

心底この国の行く末が心配です。
明快な纏めをありがとうございました。

Jおじさん、

米国と中国のどちら側につくか、考えている人が多いことに驚きます。海洋国家としてアドバンテージを持つ日本には、米国しかありません。中国から利益を分けてもらったり、意見が考慮されると思うほうがどうかしています。しかしそれはこれまでさんざん、痛い目に会ったからかもしれませんね。甘い夢を見ているドイツに理財商品の損失を負担してもらいましょう(笑)。


solaさん、

反日メディアが煽っているにもかかわらず日本国民の半分以上がAIIBに反対しているようです。また自民党の二階氏など、親中派と呼ばれる人も今回はちょっと風向きが違います。日本の財務省を敵に回すと怖いということもあるのでしょうが、これに賛成したら議員でいられなくなるとわかっているのかもしれません。これは明らかに昔と違います。このまま良い方向に持っていけたらと思います。

何とそうなんですね!

そう言えばテレビ観る人減りましたよね。今後に期待ですね!

少しづつ少しづつ国民も学びつつあります。頼もしいです。米国には70年前戦争して負けたのであって、負けながらも、それからしかも友好を築いてきた我が国。中華のATMになる義理はありません。米国には『社会システムの価値観の共有を大事に』をキーワードに価値あるものとしてを押せ!

solaさん、

日本のテレビはすっかり見なくなりました。それでも不自由はありませんし、投資の腕前は明らかに上がりました(笑)。


おばさーさん、

日本は米中露と戦ったことがあるので、その怖さや手口を良く知っているのだと思います。結論として米国とは強力な同盟が組める。ロシアは注意が必要だが共存可能で、個人レベルでは友人になれる。中国は避けて封じ込めるべし、となるでしょうか。大陸国家を信用したり、深入りするのは危険ですね。

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