新刊出来!

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

Google Analytics

  • トラッキングコード

« AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(2) 日本はADB利権を死守すべき | トップページ | AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(4)  貿易インフラは米国覇権の柱 »

2015年4月 8日 (水)

AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(3) 中華文明の生き残り戦略

「早くAIIBに参加するヨロシ。お前が来ないとバスが買えないアル」
 
    ∧∧
   / 支 \
   ( `ハ´)
 
 
 
これまでのところ、AIIBに対する日米の態度は正しいものです。
 
「なぜか」を説明する前に、中華文明圏の生き残り戦略について述べましょう。そうでないと日米の対応が正しいかどうか評価できないからです。
 
 
中華文明圏の生き残り戦略は、きわめて単純です。
 
  1. まず相手の強さを見極め、弱ければすべて奪ってぶっ殺す
    (チベット・東トルキスタン・自国民)。
     
  2. 強ければにこやかに「一緒に戦いましょう」と近づく。表面上は協力するふりをして相手にだけ働かせ、裏で足を引っ張りながら気付かれないように相手の力(権力・人脈・資金・技術)を乗っ取ってゆく
     
  3. そのとき相手組織の中に自分の味方になってくれそうな人を見極めて支援する。つまり敵の中で内通者(裏切り者)を出世させる
     
  4. 相手(家族・会社・国)の内部で争うようにウソをつき、利益をちらつかせて切り崩す。特に重要な同盟国や取引先に、相手を支援しないよう働きかける。両方にひどい噂を流してお互いが信用できないようにする。
     
  5. 相手が孤立し弱ったところですべて奪い、葬り去る。
    敵組織の中で利用した内通者はすぐ粛清。
     
  6. 次のカモに笑いながら近づく
 
 
これは中国の歴史やビジネスに詳しい人ほど賛同してくれるのではないでしょうか。
 
どうも中華圏(北朝鮮・韓国含む)では「勝ち負け」「序列」以外は価値を持たないようなのです。つまり「どんなに卑怯なことをしても勝てばよい」という人生哲学です。
 
 
 
実際のところ、「勝てばいい」と考える人は世界中にいます。
 
しかし先進国ではそれ以外に「フェアな競争」「公共心」「自己犠牲」「共存共栄」「恩に報いる心」などが家庭や学校で教育されます。ただ上に行くのではなく、その過程や方法が厳しく問われるのです。
 
したがってこのような行動をする人が、大多数とはなりません。だからこそ先進国でいられるのです。
 
 
 
ところが中華圏の場合、 「どんなに卑怯なことをしても勝てばよい」が普通の考えのようです。 
 
これを意図的・戦略的にやっているかというと、どうやらそうでもない。「人間は世界中みんなそうだ」と考えている節があります。
 
なぜなら夫婦の間でも裏切りや蹴落としがあったり、雇ってくれた上司を引きずり落としてその地位を奪うことは日常茶飯事だからです。
 
相手が外国人だからやっているのではありません。先進国の人間は他人を信じるので特に騙しやすいだけで、中国人・北朝鮮人・韓国人同士はいつも問題そっちのけで争ってばかりです。これでは発展しようがありません。
 
 
 
しかし彼らの思考回路や生き残り戦略を知らずに信用すると、さんざん利用されたあげくすべてを奪われ、最後は殺されることになります。 
 
たとえば今の台湾(中華民国の国民党)は、正真正銘の戦勝国です。米英の支援を受けていた国民党に対し、中国共産党は「争うのはやめて、一緒に日本と戦いましょう」と近づきました(国共合作)。
 
しかし中国共産党は日本軍とは戦わず、国民党に戦わせて逃げ回っていました。それと同時に宣伝活動を行って、来るべき国民党との決戦に備えていたのです。終戦と同時にソ連の支援と日本が満州に残した武器や資産を使って国民党と戦い、台湾島へと追いやります。
 
その後いろいろありましたが1971年のアルバニア決議で台湾(中華民国)から中国の代表権を奪い、常任理事国の座と拒否権をゲットします。これによってチベットや東トルキスタンへの侵略も不問となり、その後の軍事侵略も楽になりました。
 
ここで注目したいのは、中国共産党は時間をかけてアメリカ国内の台湾派を切り崩したことです。またキッシンジャーなど親中派(パンダハガー)を育てて米国世論や政策を誘導したことを忘れてはなりません。米国の方もソ連との対立があったので中共を味方に引き込みたかったという事情はありました。しかし中共が米ソ対立を煽り漁夫の利を得るという構図は今に通じるものがあります。
 
 
 
次の大きな獲物は日本でした。
 
日中国交回復後の日中友好ブームに乗って、現パナソニックがテレビ工場を作ったり、現新日鐵住金やJFEスチールが宝山鉄鋼を作るなど技術協力を加速させます。この時期に中共は、日本国内の親中派育成に力を入れたようです。
 
私が中学生だった頃、シルクロードやパンダ・人民服など、中国ブームが起こったことを覚えています。その中で妙に印象に残っているのは「北京の罠に日本が自滅する日」という本のタイトル。正直内容は覚えておらず、残念ながら今は廃刊になってしまったようです。(追記:以前は探しても見つからなかったのですが、再確認したところアマゾンで売ってました。Kindol化のリクエストを出しておきました。他の中古書店でも売っているようです)
 
転機が訪れたのはソ連崩壊による冷戦終結(1991年)でした。天安門事件(1989年)によって先進諸国から制裁を受けていた中国は、日本を使って苦境を突破すると同時にその地位を奪う方向に舵を切りました。
 
まず天皇陛下の訪中を実現させ、「日本は許したぞ」と世界にアピール。これにまんまと他の西側諸国が追随し、経済制裁が解かれます。
 
そして国内では反日教育を強化、中国共産党に向いていた矛先を日本に向けることで不満をそらしました。
 
米国では「ソ連崩壊後の主敵は日本だ!」と煽りました。米民主党で親中派のビル・クリントンを応援し、大統領にします。クリントンは貿易交渉などで徹底的に日本を叩き、中国を優遇しました。
 
米国への世論工作としてはアイリスチャンの「レイプオブ南京」(1997年)など、日本人・日系人が嫌われるよう工作を激化させます。それに韓国の慰安婦などが乗っかって、いまの状況を作り出しています。
 
裏ではそんなことをしながら、日本にはあたかも友人のふりを続けます。「これからは中国の時代だ!」と親中派マスコミが煽ります。1980年代から中国進出はほとんど失敗していたのに、そんなことは教えません。政治家・マスコミ・銀行・企業が揃って日本の資金と技術を流出させ、世界第二位の経済大国に押し上げました。
 
この危うさに気付いていた人々は、早くから警鐘を鳴らしていました。しかしそんな意見が取り上げられることはありませんでした。
 
2000年代に入って領事館が襲撃され、工場が焼き討ちされ、尖閣を返せと漁船が海保に体当たりし、日本人社員が人質に取られ、レアアースを禁輸され、公船が毎日領海侵犯するあたりからみんながおかしいと感じ始めました。
 
中国はいまや日本を完全に上回ったと自信を持ち、友達の仮面を捨てました。「すべて奪ってぶっ殺す」段階に進んだのです。
 
今はほとんどの日本国民が、中国に対して警戒しています。しかし政治家・マスコミ・銀行・企業が相変わらず中国のために日本を犠牲にしようと画策しています。今回のAIIBにもその構図が見て取れます。
 
 
 
そして今、中国に「食われ」ているのは大英連邦のようです。
 
「あなたは本来、米国の手下になるような国ではありません。あなたの金融センターと、私の『世界の工場』が組めば怖いものはありません。私はあなたが日本のADB利権を奪うお手伝いをします。ふたたび大英帝国を蘇らせようではありませんか。」
 
などと甘い言葉で誘われたのでしょう。
 
 
 
近年の英国の迷走ぶりは目を覆いたくなるものがあります。
 
オバマもたいがいですが、英国キャメロン首相も筋金入りのルーピーです。
 
スコットランド独立投票では、あやうく国を分裂させられるところでした。
 
ダライラマ14世に会ったことを中国に咎められ、「チベットは中国の一部であることを承認し独立を支持しない」と言わされました。
 
オーストラリアやニュージーランドは中国の留学生と移民で乗っ取られています。
 
しまいには大臣が「日本は温暖化ガスを4割減らせ」と要求しています。中国の書いたシナリオに踊らされ、すっかり詐欺商品のセールスマンになっています。
 
温室ガス「日本は40%削減を」 英大臣から異例の書簡
http://www.asahi.com/articles/ASH3W3S31H3WULBJ00D.html
 
 
 
彼らの手口がわかってしまえば、対処方法を考えることはそれほど難しくありません。
 
中華思想では生産活動を「卑しいもの」と考えるので、誰かの生産物や信用を横取りし続けないと生きて行けないのです。
 
ということは「仲間と情報交換をして同士討ちさせられないように注意し、資金・技術・信用を与えなければ勝手に自滅する」ということになります。
 
 
 
しかしここで厄介なのは、各国で育てられた親中派(パンダハガー)がいまや大きな権力を握っていることです。
 
日本の国益に反し、おかしな動きをする政治家・マスコミ・官僚・銀行・企業は数えきれないほどいます。
 
彼らは自分の会社や国が滅んでも、中国共産党を助けるように働くのです。
 
 
 
彼らは「中国を助けて日本を支配下に入れたら、ご褒美で自分をトップにしてもらえる」と期待しているに違いありません。
 
しかしそれは相手を良く知らないからでしょう。彼らは利益を他人に与えませんし、そもそも約束を守りません。
 
多くの故事ことわざが示す通り、侵略が成功すれば内通者は真っ先に粛清されるのを知らないようです。だってもう用はないのに「ご褒美」をしつこく求められるのも面倒です。そして何よりも祖国を裏切るような奴は自分のことも簡単に裏切るだろうからです。
 
 
 
彼らの手先となって働く人々に共通するのは、相手の歴史や文化も知らず馬鹿にされながら利用されていることに気付いていないことです。
 
そういった人々が日本の中で高い地位を占めていることは、軍隊が攻めて来るよりも恐ろしいと思います。
 
そして彼らはいま、移民という名前の占領軍を日本に進駐させようとしています
 
この間接侵略に気付かなければ、いまの先進国はすべて乗っ取られて滅ぼされるでしょう。
 
 
 
(続く)

« AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(2) 日本はADB利権を死守すべき | トップページ | AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(4)  貿易インフラは米国覇権の柱 »

コメント

読めば読むほど、日本は危なかったなあと感じます。乗っ取られかけてました。
民主党になった時に、中国と韓国が日本に攻勢をかけて来た時です。
結果的に日本人の覚醒に繋がったのは皮肉ですが。

Hさん

はい、気付いてよかったです。しかしこの権力を握った人たちを方向転換させたり、影響力を弱めることは容易ではありません。長い戦いを覚悟しています。

間接侵略、反日メディアによる洗脳、技術流出…知れば知るほど戦慄します。

私には何ができるのでしょうか。

本当に沖縄の全島民に読ませたい文章です。

地政学というか?近代史で学校で教えるべきは、中国の手口ですね。

個人的にも中国人がドイツ人やアメリカ人に取り入る手口を知りたいと思っていますが、なかなかそういう内容の本が見つかりません。ご指摘の台湾(中華民国)から中国の代表権を奪い、常任理事国の座と拒否権をゲットした経緯にも興味あります。蒋介石の反日プロモーションも非常に効果大だったようですし、日本も中国に学ぶべきところは沢山ありますね。

solaさん、

焦ることはないですよ。今起こっていることと歴史の法則を照らし合わせて、何が事実なのか、そしてどうすれば生き残れるかを考えることです。デモに参加しなくても、投票に行くだけで大きく世界を変えることができます。自分でやれる範囲のことを続けて行きましょう。

Jおじさん、

「影響力の武器」という本に人民解放軍の洗脳テクニックが書いてあります。彼らは洗脳と乗っ取りのプロです。彼らが早く本性を出さなければ、日本はまんまとチベット化されていたと思いますよ。

欧米諸国にとってみれば、アジアはみな似たようなもんだと思ってしまうようですね。我々はずっと隣で対抗していたので、多少は免疫があるのかもしれません。

>逆張り投資家さん
早速「影響力の武器」(第三版)を今週末読んでみます。
情報ありがとうございます。

話は、違いますが韓国が在日、帰化韓国人の資産を奪う計画が
粛々と進んでいるようです。(笑)彼らを売り飛ばすのは、
安倍首相!経緯を見るとかなり凄いです。
今年の7月8日以降が楽しみです。

http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/

>中華文明圏の生き残り戦略
 ↑激しく同意です。

以前勤めていた会社も乗っ取られてしまいましたもの。
甘い言葉に誘われて、中国に進出した数年後、反日デモで工場被害、その後外資に売却。
中国は危ないといっても「決定事項だから」と強引だったのも「これからはグローバルだから採用は日本人より外国人(ほぼ中国人)を多くする!」となったのも幹部が赤く染まっていたのでしょう。

中国で老若男女、ホワイトカラー、ブルーカラー問わず、50人以上に「騙すほうと騙されるほうのどちらが悪いか?」と問うと一人の例外もなく、
「騙されるほう!」と笑顔で答えてくれました。
当たり前のことを聞くなという感じでした。
「騙すほうは賢くて悪くない。自分も早くそうなりたい。騙されるのは馬鹿だから悪いのだ。」ということでした。

弱肉強食の国ですね。

Jおじさん、

影響力の武器はすごいですよ。中共の手口が書いてあるのはほんの一部ですが、なるほどと思わされます。洗脳や取り込みの技術ははるかに先を行っています。

在日の兵役と課税について、ネットではずいぶん前から騒がれていましたね。遡及法を適用してかなりやってくるのではないでしょうか。7月は確かに要注意です。


ムインさん、

それは大変でしたね。同じ手口でやられた人は多いと思います。

日本人にしてみれば正反対の生き方なので、そんな人だらけだとはすぐ信じられないんですよね。彼らにしてみれば先進国の人間はカモでしかありません。わかってしまえば二度と引っかかりませんが、その前に大事なものを奪われる人があまりにも多い気がします。

早速「影響力の武器」を(全部ではありませんが)読んでみました。
撫順収容所と中国帰還者連絡会をすぐに思い出しました。中国人恐る
べしです。多分、心理学うんぬんではなく、伝統的に歴史ある「やり
方」が伝わっているんでしょうね。勉強になります。

あと、以前マーケッティング関連の本でこの本に書かれている内容と
同じ事を読んだ記憶があります。オリジナルを知らなかったので、
じっくり読んでみたいと思います。重ねて本の紹介ありがとうござい
ました。

7月9日を前にいろいろと動きがあるようです。
そういう観点でニュースを眺めていると引っかかってくるものも
少なくありません。予想以上に大きな変化があるかもしれません。

Jおじさん

喜んでいただけて嬉しいです。この本は私が読んだものの中でベスト3に入ります。人を動かすテクニックとしては古典的で我々も無意識に使っているとは思いますが、悪意を持った相手にやられているかと思うと恐ろしくなります。悪用を避けつつ身を守りたいところです。

7月については、マイナンバーや登録証など外堀が埋まっていましたからね。本国の決定に対して、どう対処するかだと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1852/59492917

この記事へのトラックバック一覧です: AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(3) 中華文明の生き残り戦略:

« AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(2) 日本はADB利権を死守すべき | トップページ | AIIB(アジアインフラ投資銀行)とドル覇権(4)  貿易インフラは米国覇権の柱 »

フォト
無料ブログはココログ

スポンサードリンク