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2015年5月28日 (木)

嬉しい誤算、オバマが日本側に寝返った! (3)米中冷戦は日本に「超追い風」

この記事の後半は「投資ブログ」の「地政学リスクの考え方(10)米中第二冷戦と中国バブル崩壊」と重なっています。
 
================================
 
このブログでは早くから米中冷戦と日本の戦略について語ってきました。
 
結論としてはこうです、
 
日本は米国とともに海洋国家として繁栄を続けるべき
 
 
この結論が特に変わっているとは思いません。海洋国家と大陸国家の性質や、日本が置かれた地政学的状況を考えるとこれしか結論がないのです。
 
米国を敵に回した瞬間に日本の国防戦略も経済戦略も破綻します。
 
逆に米国と手を組めば、ともに永続的に発展することができるのです。
 
そのためには、世界のどこかで殺し合いがあっても容認すべきです。
 
米国がムチャをしても大目に見るべきです。
 
アメポチと言われても構いません。
 
日本政府は日本人が殺されないように努力すべきで、他国のために滅びるようなことがあってはならないのです。
-----------------------------------------------
米中冷戦における日本(まだ読んでいない方はこちらからどうぞ)
(1):序論
(2):地政学的に恵まれた日本
(3):中華文明が進歩しない理由 
(4):朝鮮半島の思考回路
(5):軍部利権としての朝鮮併合
(6):日本が韓国に甘い理由
(7):日韓、米日、沖縄の相似形
(8):「戦利品」としての日本の価値
(9終):中韓朝との冷戦か、米英とのリアル戦争か
-----------------------------------------------
 
 
今の中国は、かつて大日本帝国が試みたことをさらに大胆にやっています。
 
「一路一帯構想」「海のシルクロード」は、大日本帝国の「大東亜共栄圏」をさらに西に延ばし、「中東の石油までいただくぜ」という宣言です。
 
仮に日本が同じことをしようとすれば、早い段階で経済制裁されて焼け野原になっていたでしょう。
 
しかしこれまでの米国は中国の侵略を見逃し、ここまで増長するほどに育ててしまいました。
 
オバマは米国の覇権より、兄弟が中国で経営する焼肉屋のほうが大事だったのかもしれません。 
 
 
 
しかし中国は、立て続けに「米国の虎の尾」を踏んでしまいました。 
 
領有権を争っているスプラトリー諸島を勝手に埋め立てし、米国の海洋権益をわがものにしようとしました。
 
AIIB(アジアインフラ投資銀行)を設立し、ドルを基軸通貨から引きずり落とそうとしました。
 
キューバに艦船を派遣して、キューバ危機並みの緊張をもたらしました。
 
それでオバマや民主党議員、さらには「親中反日」で有名な大御所のキッシンジャーやブレジンスキーまで中国と距離を置き始めたのです。
 
 
 
「中国を発展させれば対立は薄まり、国際社会で責任のある行動をしてもらえるに違いない」
 
こういった希望は粉々に砕け散りました。
 
日本が痛い目に会って得た結論に、米国もようやく至ったのです。
 
 
 
米国の「本気」を垣間見たのは、5月上旬にケリーがロシアに飛んでプーチンなどと長いこと話し込んだことです。
 
どうやら中国の策略に乗って、白人同士が殺し合うことの無益さに気付いたようです。
 
かつて米国は、中国を味方に引き入れることで米ソ冷戦に勝利しました。
 
その裏返しで、今度はロシアを味方にして米中冷戦に勝ちたいのです。
 
おそらく、対ロ経済制裁は近々解除されるでしょう。
 
これまでさんざん殴ったくせに「おお、のび太!心の友よ!!!」と抱きしめるのは米国の得意技です。
 
 
 
冷戦の勝利者は日独と言われています。
 
しかし中国は国連常任理事国の座を奪って拒否権を手に入れました。チベット・東トルキスタンなどへの侵略行為を認めさせました。その後何をしても、米国はすぐに許します。
 
米ソ(米ロ)対立の中で最も得をしたのは中国共産党なのです。
 
その後も中国の策略に乗って米国はロシアを叩き続け、中国を大きく育ててしまいました。
 
その誤った政策を、これから是正しようというわけです。
 
 
 
安倍首相の米議会演説は見事でした。
 
硫黄島で戦った米指揮官と日本守備隊の孫にあたる国会議員が握手し、「激しく戦った敵が、心の紐帯を結ぶ友」になったことをアピール。
 
安倍 → Abe → エイブ → リンカーンと結び付け、奴隷解放で尊敬される大統領とイメージを重ねたこと。
 
米国と日本はともに冷戦を戦い、勝利した「戦友」であること。
 
戦後、米国の支援によって最も恩恵を受けたのは日本であったこと。
 
日本の支援によって東南アジア・台湾(国として認めてます)・韓国・中国が発展したこと。
 
3.11の震災で日本が打ちひしがれていたとき、助けてくれたのは米国だったこと。
 
米国が世界に与えてきたものは「希望である」。そして日米同盟は「希望の同盟である」 
 
「一緒ならきっとできます」と締めくくりました。
 
 
 
とてもポジティブで、勇気が湧いて来る演説です。
 
何度も謝罪を求められ、卑屈に許しを求めるこれまでの日本の姿ではありません。
 
同盟国から裏切られ、不安を覚えつつあった米国議員の心を揺さぶったことでしょう。
 
「俺たちはこれまで世界に貢献して来た。激しく戦った日本がそれを認めているんだ。これからも自信を持って一緒にやろうじゃないか!ウオー!!!」
 
アメリカ人の心にど真ん中ストライクを投げ込んだ感じです。
 
 
 
この演説には実に多くの暗喩があります。
 
名指しはしていませんが、「中国が世界秩序を脅かしている」ことに日米で対抗しようと言っているのです。
 
日本の発展は米国の支援によるもの。
 
それを日本は感謝し、忠実な同盟国であり続けています。
 
そして中国の発展は米日の支援によるもの。
 
しかし彼らは友好的になるどころか、ますます居丈高になって軍事的圧力を強めています。
 
 
 
中国は、米国と日本が開いてしまったパンドラの箱
 
 
 
中国を発展させたことで様々な災厄が世界に飛び出してしまいました。
 
しかし、箱の底には「希望」が残っていました。
 
それが日米同盟だと言うのです。
 
これは米中冷戦の始まりを告げる演説です。
 
 
 
中国では不動産会社や国営企業のデフォルト(債務不履行)が増えています。
 
日本の経験ではこれが銀行の損失となり、金融システムが危機に陥ります。
 
つまりバブル崩壊が隠し切れなくなったということです。
 
 
 
「米中冷戦」と「中国バブル崩壊」は、経済や株価に大きな影響を与えます。
 
我々は時間をかけて、その結果を目撃してゆくことになるでしょう。
 
ここから具体的な投資の話に落とし込んで行くわけですが、もし興味のある方は弊社投資ブログメルマガ会員サイトなどを覗いてみてください。
 
(終)

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コメント

名文「米中冷戦における日本」を久しぶりに読ませて頂きました。
2012年8月の文章なんですね。まさに予言書みたいに思えます。

個人的には、日本単独で国防も担い、ちゃんとした「独立国」で
やって欲しいのですが、賢く低コストで国家を運営すことは、日本
国民にとって大きな利益だと思います。(集団的自衛権をアメリカ
と相互に行使する事の有難味を理解していない国民が多過ぎです)

ネットでは、呼び捨てにされて蔑まされている安倍総理も国会で
辻元議員に嫌がらせを受けていますが、「早く質問しろ」ではなく
「日本の防衛を邪魔するな」ってヤジって欲しかったです。

中共もアメリカが強硬に変化したとみるや速攻で日本を懐柔しに
かかってきていますが、流石に日本人も学んだんじゃないかと思い
ます。国会はともかく日本国民の中共を見る目は10年前と比べて
かなり厳しくなっていると思います。

私は辻元議員の件を見るにつけ日本のマスコミは殆ど変わっていないと感じ、不安になります。

周囲にもテレビばかり見ている人が多く、日本は結局変われないのかなと感じてしまいます。

Jおじさん、ありがとうございます。

中国・韓国・北朝鮮が笑顔で近づいてくるとき、日本が最も試されている瞬間だと思います。それに迎合して性懲りもなく支援するなら、これまで以上の災厄がもたらされるでしょう。日本が滅びるのも時間の問題です。


sola さん、

確かにマスコミは変わっていませんね。ただ辻元さんや福島さんの所属する政党が支持を受けられなくなったことが、「民意」なのだと思います。

民衆の声はおおむね正しい方向にあると思いますが、政治家や役人がそれと一致した行動を取れるかどうかですね。集団の記憶は10年もすれば忘れてしまうので、日本人の知恵として定着させたいところです。そうなればいずれ、健全なマスコミが増えて来るでしょう。

お返事ありがとうございます。

確かに社民の議席は少ないですね!
希望もありますね。

経済を学ぶと、政治の重要性に気づきます。

今後は投票するだけでなく、積極的に政治活動にも参加していきます。

solaさん、

もしまだ若いのであれば、政治活動はゆるゆるで良いと思います。あまり若いうちに政治活動に熱を入れ過ぎると、某政党のようにそこで固まって視野が狭くなってしまいます。仕事をして人と付き合い家族を持つと良く見えるようになりますから、焦らなくて良いと思いますよ。今は仕事と投資でガッツリ稼いでください。

対外的な問題はクリアされましたね。
後は国内の特定日本人ですね。
失言や、集団的自衛権を世界各国の戦争に結びつけて、中共の脅威を隠しています。
そしてあっさりと引っかかる国民のおおいこと。
大勢は決してますが、まだまど予断は許しませんね。

Hさん、

はい。特定日本人はメディア・教育・宗教・法曹界・裏社会などで大きな勢力があります。彼らに都合の良い法律を作られたらアウト。全く安全ではないと感じています。

ありがとうございます!

今は仕事と投資を頑張ります!

最近人民元建て社債の起債が目立ちます。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC18H1J_Y5A610C1EE8000/

人民元切り下げの予兆なのでしょうか!?

solaさん、

人民元はいつか突然、切り下げられます。1994年にはいきなり1/3切り下げましたが、同じようなことが将来起こるでしょう。ただそれがいつになるかはわかりません。

人民元建て債券は、発行体や金融機関にはメリットありますね。しかし買う方はどうかなと思います。剥き出しの地雷を踏むような感じ(笑)。

ありがとうございました。

確かに、これぞ地雷ですよね。

そして今回も日本の「投資家」から、踏みに行く人が続出しそうですよね(笑)

世界遺産登録問題はまた韓国の戦略にしてやられ、非常に歯がゆい結果となりました。

この国にはなぜ戦略が無いのでしょうか。悔しくなります。

先生、国政に出て頂けませんか?

sola さん、本業が忙しく遅くなって失礼しました。

そもそも、世界遺産登録で関係のない韓国と話し合いの場を持ったことが間違いだと思います。強制連行の証拠がどうしても見つからないので、代わりに「自白」を引き出そうとしたのでしょう。関係部署にシンパが山のように隠れているのでしょうね。油断をすると彼らの罠にはめられて、「謝罪と賠償ビジネス」のカモになります。

国政へのお誘い、ありがとうございます。しかし私は本質的なことや言いたいことを言ってしまうので、最も政治家に向かないタイプだと思っています。情報発信で日本国民の意識を高め、良い方向に影響を与えることができればと考えます。

こちらこそ、遅れてすみません。

確かに選挙民には、先生の良さが分からない人が多いでしょうしね。

これからも情報発信、よろしくお願いします!

少なくとも若者(私)が一人、変わりました。


それからまた私事ですが、先日hondaの内定を頂けました!

頑張ります!

solaさん、

おめでとうございます!
日本企業は世界中で必要とされています。
どこへ行くにしても楽しみながら頑張ってください。

遅れてすみません。

ありがとうございます!!

>>日本企業は世界中で必要とされています。
非常にジーンと来ました。

生産性を上げられるように頑張ります。

今日は面白い出来事が有りました。

親子3世代で安保について言い合ったのです。

登場人物
私  昭和60年生まれ 大学中退
父  昭和28年生まれ 大卒
祖父 昭和02年生まれ 旧制専門学校卒
祖母 昭和05年生まれ 国民学校初等科卒


父は常日頃から反戦平和主義者で、私は鬱憤が溜まっていました。

今日の食卓で初めて反論しました。
「防衛力の整備は必要だ。生き残るために。」
「集団的安全保障も必要だ。同盟のために。日本側だけ協力しない今までの同盟は限界なのだ。」

テンプレ通り、
「じゃあ、お前は戦争に行くのか!?」(← 一般市民は役に立ちません。)
とか、
「自衛隊が戦争できるようになる!」(← できないから足元をみられて侵略されているのでは?)
とかの主張を軸に、論破してきました。
(父は大卒で、会話しても論破されて不快なので、普段は一切口を利かないのです。)

「おじいちゃんや私と違って、お前は歴史の流れをを分かっていない。今戦前と同じ状況になっているんだ! 安倍はナチスだヒトラーだ!」
と言われたので、祖父にどう思うか私は聞きました。

「おじいちゃん。今は1930年代と似ているの?」

祖父は、5.15等々を踏まえた上で、優しく言いました。

「政治家になるので無ければ、あまり政治に熱心になり過ぎない方が良いよ。それより、どう自分を生かして行くかを考えた方がいいよ。」

祖母は、脳梗塞で不自由な口で言いました。

「どうやって自分が生き残って行くかを考えなさい。(大意)」


オチは無いです、、
先日先生から頂いた言葉と通じたので、どうしても書きたくて書きました。
長文失礼致しました。

落ちがやっとまとまりました。

本当の体験者は意外と無色透明です。

戦後世代は、結論有りきでステレオタイプな色付けをしていると感じました。

祖父母は色々な話をしてくれました。


空襲は悲惨だった

B29の分解は興味深く、技術力の差を体感した

徴兵逃れの為に理系進学する人が居た

あまり正義感持たんほうがいい

忌々しいガス田の破壊位ナンテことない、簡単さ

ゼロ戦で現代戦闘機に勝てるかなあ

買い出しで死ぬ人がいた

震電なら新聞に出てたよ 近所で試験してた


並べて見ると、メディアに出てくる戦前世代の言葉と違い、色々です。

メディアに出てくる言葉は偏っています。

反戦に関わる部分だけ、アジテーティングに抜き出したような…

現実の戦時とは、何年も、当然の前提としてそこに有ったものであり、
戦後世代による思想や主張の色付けが過ぎているのではと感じます。


現代だって、会社に出征して戦死する人が毎年数千人以上いるのですから。

solaさん、返事が遅くなってすみません。


それは面白い体験でしたね。

世代によって、家族によって考え方は全く違うので、様々なテーマについて話し合うことは面白いと思います。戦争世代は今の若い世代まで「軟弱な平和主義」だと思っているので、こちらから意見をぶつけると昔のことをいろいろ教えてくれますよ。

私の父も昭和31年ですが、戦中戦後のことを良く話してくれるようになりました。あまりにリアルで面白いので、「なんでもっと早く教えてくれなかったんだよ」と思いましたね。昔は朝日新聞を取って本多勝一を読んでいた父なのですが。

今は話が合わないと思っているお父さんも、solaさんと話すうちに少し影響されるでしょう。そのうち新聞を産経に替えているかもしれません(笑)。


過去の記事ですが、世代による考え方の違いをとりあげたことがあります。
  ↓↓↓
社会の保守化とメディア(2)世代のサンドイッチ
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/2_ca5f.html

「正義感を持ち過ぎず、まず自分のことを考える」

私もこれで良いと思います。正義感が強すぎると、いいようにそれを利用されてしまうからです。戦争世代は「鬼畜米英」から「ギブミーチョコ」への掌返しを経験しているので、「愛国心」にも「自称平和主義」にも懐疑的なのだと思いますよ。

仕事をして家族が増えると、次第に視野が広がってきます。

自己愛→家族愛→郷土愛→愛校心・愛社精神→愛国心

この順番で育ってきますから、焦らず足元を固めてください。solaさんの志が生きるのはまだ先です。

お返事ありがとうございます。

懐かしい記事ですね。

じっくり読み返します。

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