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2017年9月27日 (水)

国家存亡を賭けた衆院選 (1)剥がれた偽装保守の仮面

 

展開が急すぎて思考が追いつきません。

小池百合子 東京都知事が「希望の党」を立ち上げました。

すでに若狭勝氏、細野豪志氏を中心に国政進出を図っていたわけですが、9月25日に「リセットして私自身が立ち上げる」と宣言。

そのときは松原仁氏、長島昭久氏、中山恭子氏などが参加を表明していたので、「中道右派として安倍政権の改憲を支援するのかな」とぼんやり考えていました。

 

しかし小池氏は同日、次期衆院選後の首相指名選挙の投票先について「(公明党代表の)山口那津男さんがいい。連携していける」と発言します。

都議会で連立している公明党との約束を裏切って怒りを買ったことのフォローだったのかもしれません。しかしこの発言は公明党の怒りに油を注ぐと同時に、小池氏を保守だと思っていた人々に大きなショックを与えました。

 
 
 

もともと小池氏は、政策に関しては「透明」な人です。

核武装論・パチンコ論文・女性初の防衛大臣などを見ると右派っぽく思われ、「安倍別働隊」と警戒する人もいます。

しかし保守的な視点で見ると、多くの政党を渡り歩いたり、安倍首相の対抗馬として石破茂氏を担いだり、都議選で元民進(=元民主)の脱出組を多く受け入れるなどで「同士」という感じはしません。自分の政策を実現するために権力を求めているのではなく、権力を得るために風を読むのが抜群に上手いというイメージです。

 

ちょうどこれは、小池氏が新進党時代(1994年-)に仕えた小沢一郎氏の手法にそっくりです。

小沢氏も政治的には透明で、ほぼ政局のために生きているような人です。

そのときそのときで人々が不満に思っている政策に対して逆張りし、バラバラな反自民勢力をひとつにまとめるのに異常な才能を発揮します。その能力のおかげで、1993年の細川内閣と2009年の鳩山由紀夫内閣という2回の政権交代を実現させました。

 

このやり方は「政権を奪う」という共通の目的がある間は有効です。

しかし政権を取ると、野合のため政策が進みません。

すぐに内ゲバを起こしてしまい、功労者である小沢氏自身が党から追い出されたりします。

2度の政権交代が機能せず、短期間に崩壊したのも「政権を奪う」ことが目的化した集団の宿命だったのです。

小泉純一郎氏や橋下徹氏も劇場型パフォーマンスをやりましたが、明確な「政策」を主張していました。ワンイシューも対立構造も、政治的な目的を果たすための手段だったと解釈しています。

小沢一郎氏はそれとは全く違う、純粋型の政局政治家と言えるでしょう。

 

ちなみに私は、そのような政治家がいることは否定しません。

産業が高度化すれば分業が進むように、「選挙のプロ」としての政治家がいてもおかしくないと考えます。

しかしそのような人の権力が大きくなり過ぎると、政治が混乱して問題が解決できません。

したがって党首人気で勝負が決まる小選挙区や、党執行部独裁となる政党助成金はやめて欲しいと願っています。

(参考)議員助成金を出して中選挙区に戻そう 2010年8月 2日 (月)

 

そして今日27日、さらなるショックが襲います。

小池都知事率いる希望の党が民進党と合流し、小池氏が党首になると報じられたのです。

さらに小池氏は都知事をやめ、衆院選に出馬するとの観測もあります。

これで偽装保守の仮面は完全に剥がれました。

「希望の党」公約がふわふわして中身がないことも納得です。

小沢一郎氏と同じく、小池百合子氏も純粋型の政局政治家ということが明らかになったのです。

 

 

すでに民進党の前原代表は、自由党の小沢一郎党首と合流することで一致しています。

一連の動きをまとめると、実質的に

  • 小池百合子氏が民進党に移籍し、党首になった
  • 小沢一郎氏が旧民主党に復党した
  • そこになぜか右派の中山恭子氏が加わった
  • 細野豪志氏・松原仁氏・長島昭久氏などは離党したはずなのに、党の方が追いかけてきて勝手に再入党させられた
  • ただし党名は「希望の党」に変更された

という結果になったのです。

いったい何をやってるのさ・・・

と脱力します。

 

しかし反安倍勢力にとってはまたとないチャンスです。

これまで上から「安倍降ろし」を命じられても、森友・加計疑惑を蒸し返すぐらいしか手がありませんでした。

ここで小池氏を支援すれば、念願の安倍降ろしが実現するかもしれません。

マスメディアや自称リベラルはもちろん、自民党内で後ろから撃つ人も出て来るでしょう。

安倍政権の信任投票で終わるかと思われた衆院選が、いきなり国家存亡をかけた関ヶ原になったのです。

 

(続く)

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コメント

お疲れさまです

喉元過ぎれば熱さを忘れる

ということですかね。。。

結局また民主党ができましたね。鳩山由紀夫が居ないだけで

solaさん、

ホントに勘弁してほしいです。同じシナリオ、同じ人なのに繰り返し騙されている有権者が多いってことですからね。詐欺がなくならない理由がよくわかります。
 

リタイア さん

鳩山由紀夫さんは外国政府の代弁者として元気に頑張ってってますよねえ(遠い目)。今回は石破さんが参加するかどうかに注目しています。

そうですね!

政治でも相場でも、人間の記憶は短命ですね。

あと、名前を変えるのは単純ながら強力な戦術ですね(笑)

solaさん

本質を見ない人は、中身が同じでも名前を変えるだけで騙されてしまうんですね。本当に困ったものです。

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