国家存亡を賭けた衆院選 (2)「安倍降ろし」の裏にいるのは誰か
やはり、「希望の党は、民進党が小池百合子氏を党首にして名前を変えただけ」でした。
前原氏が左派を切り離し、議員と政党助成金を手土産に合流するのは予想通り。
前原党首になってから山尾志桜里氏や前原氏自身のスキャンダルが某週刊誌で取り上げられましたが、これを「後ろから撃たれた」と感じているのでしょう。その意趣返しだと思います。
また希望の党としても「隠れ民進(民主)党じゃん」と思われると大敗必至ですから、有名な左派議員を切り捨てることで保守派の仮面を被りたいはず。これは党名ロンダリングの通過儀礼と言えるでしょう。
しかし小池氏が都知事を辞任して、衆院選に打って出なかったことは意外でした。
そして「さすがの嗅覚だな」と感心しました。
今は北朝鮮の核問題で緊迫しています。
ここで「安倍降ろし」の先頭に立てば、
裏で糸を引いている北朝鮮や中国の手先
だと思われます。
もし安倍首相が退陣したら、トランプ大統領の気落ちは並大抵ではありません。
日米同盟ばかりか、自由主義世界を崩壊させる危機です。
しかしここで思いとどまって都知事として励めば、またチャンスが来ます。
「日本初の女性首相」という目的を果たすために、じっと我慢することを選んだのでしょう。
危うく、ほとんどの日本国民や先進国民から恨みを買うところでした。
また、民進党左派の人々が合流にさほど抵抗しなかったことも意外でした。
そのことで激しく支持者から罵られているようです。
しかし彼らは議員であることが最優先です。
そのためには意見が異なる党首・執行部や、除名して追い出したかつての党友の靴を舐めることも平気だと思います。
「改憲に賛成しろ」と言われても、その場では踏み絵を踏むでしょう。
自分が不利な時は救いを求め、相手が油断したところで組織を乗っ取るのが彼らの手口です。
小池党首の選別が緩ければ、希望の党が乗っ取られて「民進党」「民主党」に戻るのにさほど時間はかからないと思います。
それに対し、合流を取り付けた前原誠司・民進党党首。
彼は「どんな手段を使っても安倍政権を止めなければならない」と繰り返し述べています。
つまり「安倍降ろし」「トランプ降ろし」の急先鋒になりました。
これは私から見ると、北朝鮮や中国の代理人として動いているようにしか見えません。
先日、某週刊誌に北朝鮮美女との写真がスッパ抜かれました。
しかしネットの反応は「それが今更どうしたの?」。
彼の支持母体はそちらで方面であることは、以前から知られています。
ただ本人は純粋な気持ちで保守的政策を進めたいようで、左派政党の中で保守寄せパンダとして利用されてきました。そして肝心なところで後ろから撃たれ、報われないことばかりでした。
今回もせっかく党首になったのに左派に足を引っ張られ、民進党から除名した人々に頭を下げて入党をお願いすることになりました。
仕事そっちのけで権力を増す小池氏と、まじめにやろうとして利用されてばかりの前原氏。
本当に、人生は奥が深いものだと思います。
しかし前原氏がいくら頑張っても、有権者は「また党名ロンダリングかよ」と相手にしません。
小池氏が「安倍降ろし」の先頭に立ってくれないと、裏で仕掛けている北朝鮮や中国は困ってしまうのです。
時間が経てば野合政党は内ゲバを始め、「良くて維新的分裂」「悪くすれば未来の党的大爆死」です。
マスメディアや自称リベラル派は、何とか小池百合子を首相候補として引っ張り出そうとするでしょう。
また合流した小沢一郎氏や、自民党内でチャンスをうかがう石破茂氏の動きも気になります。
(続く)
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