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2017年10月 6日 (金)

国家存亡を賭けた衆院選 (3)無党派の風、いまだ起こらず

 

状況がはっきりしてきました。

民進党の全員が希望の党に行くことはかなわず、左派と呼ばれる人々が立憲民主党を立ち上げました。

これは想定通りで、民進党の前原党首は報復として左派を切り捨てるつもりでした。幸い、希望の党にも「民進党とは違う!」とアピールする必要があったので、前原党首が持って来る議員と助成金を受け取る代わりに左派を切り捨てる役を請け負ったのでしょう。

むしろ左派の人々が、前原党首の「全員入れる」宣言をなぜ信じたのか不思議です。どうせ自分は切られるのだから、最初から分離して立憲民主党を立ち上げれば良かったのです。そうすればコアな支持者を失うこともなかったでしょう。

 
 

それに対して希望の党は、あからさまな無党派層狙い。 

民進左派切り捨ての踏み絵として「憲法改正」「外国人参政権反対」を誓約させ、「民進党とは違う!」を印象付けました。

一方、「脱原発」を打ち出してエコ派を取り込み。

「消費税凍結」を打ち出して経済に詳しいかつ政治に疎い人を取り込み。

ついには「ベーシックインカム」を打ち出して貧困層の取り込みにかかりました。

 
 

いやはや、2009年の民主党を上回るすごい空手形です。

都知事選の公約も果たさぬまま、新しい「希望」を打ち出したのです。

当時はサブプライムショックの不安を煽り、「政権交代こそが経済対策だ!」という煽り文句に釣られる人が続出しました。

今の「とにかく安倍を降ろせ!」と同じスローガンです。

不安や不満にとらわれている人々に対して、それは有効な戦略でした。

 
 

実のところ、自民・公明・共産の得票数はあまり変わっていません。

安定した支持層を打ち破るのは、約4割と言われる無党派層なのです。

今回は反自民勢力が、共産・立憲民主・希望の党に分裂することになりました。

特に希望の党にいたっては、あらゆる組織を敵に回すありさまです。

今の戦況を見ると、明らかに自民・公明に有利です。

無党派層にこれといった「風」が吹いていないので、コアな支持層が勝負を決する可能性が高いです。 

 

小池都知事や小沢一郎氏は、ネットや世論を良く見ています。

それは実現する気のない公約を次々に打ち出していることからも明らかです。

今は風が吹いていないと見て、小池都知事は衆院選出馬を見送りました。

小沢氏も、希望の党への参加を見送りました。

自民党内の反安倍勢力からも呼応する動きはなく、観測気球的なコメントにとどまっています。

 

今のところ北朝鮮や中国が仕掛ける「安倍降ろし」は、奏功していません。

しかし情勢が変われば、彼らは一気に合流して仕掛けて来るはず。

安倍首相に取って代わる日を、虎視眈々と狙っているのです。

  

(続く)

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