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2018年10月 7日 (日)

対中政策50年ぶりの大転換 (1)全面対決を打ち出した米トランプ政権

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』

第83号 対中政策50年ぶりの大転換 (1)全面対決を打ち出した米トランプ政権

不定期発行
                        Presented by Wild Investors
                        安間 伸 
                        Shin Amma, CFA
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

いやはや、正直驚きました。

トランプ政権が中国に対し、全面対決を宣言したことです。

対中政策、約50年ぶりの大転換です。


最初に、この記事が遅くなったことをお詫びしなければなりません。

これらの動きについてはすでに予兆があり、投資家さん向けのブログやレポートでは3月あたりから伝えていました。

後出しジャンケンのような形になってしまったことを恥じつつ、まとめます。

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(たとえばこの記事)

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米中冷戦シフト (1)ティラーソン解任で武力行使圧力高まる
2018年03月17日 【週末だけのグローバル投資】
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51247346.html

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会員レポート小見出しより抜粋
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2018年03月
鉄鋼・アルミ関税の裏に米中冷戦

2018年04月
トランプ政権は米中冷戦シフト(貿易戦争と台湾旅行法)

2018年06月
米中貿易摩擦は安全保障問題

2018年07月
中間選挙を過ぎても対中関税はなくならない

2018年08月
2018年度米国防権限法の衝撃
打ち砕かれた「ひとつの中国」
米国で広がる「左翼に関わるな」

2018年09月
米ソーシャルメディアの中国接近リスク
=========================================


3月にトランプ政権が鉄鋼アルミ関税を打ち出したときには、「中国に厳しく当たるのだろうな」と予感しました。

しかし4月に入って以下の記事を読んだとき「あれ、いつもと違うぞ?」と思いました。

いつもは親中反日で気を吐く米民主党議員が、「米国の対中政策は数十年にわたって間違っていた」と認めたのです。

*****************************************************
米国の対中政策、長年間違っていた=ウォーレン米民主上院議員
ロイター2018年4月2日 / 14:26
https://tinyurl.com/ycgshwtt
-------------------------------------------------------
米政府は長年にわたって経済的な関与が中国のさらなる開放につながると誤って想定していたが、
中国市場へのアクセスと引き換えに米企業のノウハウを引き渡せという中国側の要求に気付きつつある、と説明。

「政策全体の方向性が誤っていた。われわれは事実にそぐわないおめでたい話を自らに言い聞かせていた」と指摘した上で、
米国の政策立案者はこうした要求に応じることなく中国への市場開放要求をより積極化しているようだ、との認識を示した。
*****************************************************

この人はトランプ大統領と敵対する立場であり、しかも訪問先の中国で記者団に対して語ったという状況でした。そこで私は、この政策はトランプ大統領や側近だけが望んでいるのではなく米国の「空気」が変わったのだと直感しました。
 

そして今回、産経新聞が報じた「全面対決宣言」です。

内容を読むと、50年近く騙され続けた米国の怒りがありありとうかがえます。

米国のパートナーになるふりをして、こっそり進めてきた工作にすべて釘を刺されているのです。

副大統領のペンス氏は「これまでの米政権は間違っていた」と言い、中国に「全く新しいアプローチ」を取って行くと宣言しています。

*****************************************************
トランプ米政権、中国と「全面対決」宣言
産経ニュース2018.10.5 17:16
http://www.sankei.com/world/news/181005/wor1810050021-n1.html
-------------------------------------------------------
- 中国は米国の内政に干渉しようとこれまでにない力を行使
 (中間選挙でトランプと共和党を敗北させようと工作している)

- 米国第一主義を挫折させようとしているが、決して屈しない

- 米国は国際法で認められたすべての場所で、自由に航行し飛行し続ける
 (国際司法裁判所の判決を無視して南シナ海を埋め立て基地化している中国への批判)

- 中国は尖閣諸島の周辺で監視活動をしているが、日本の施政権下にある
 (日本への接近と尖閣奪取を牽制)

- 台湾で確立された民主体制は中国国民により良い道を示している
 (中国内の民主化運動を支持)

*****************************************************


しかし同じ手口で50年近く騙されてきた米国が、なぜこのタイミングで中国の覇権奪取戦略に気付いたのか。私には不思議でした。

ところがある人が推薦しているこの本を読んで、ようやく合点が行きました。

-------------------------------------------------------
「China 2049」マイケル・ピルズベリー
https://amzn.to/2IHWYwf

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「パンダハガー(親中派)」のひとりだった著者が、自分は中国の巧みな情報戦略に騙されてきたと告白しています。

その上で中国が米国から覇権を奪う戦略「100年マラソン」の全貌を暴いたのです。

本書がCIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞をもらったということは、米政府のお墨付きということです。


原著である「ハンドレッドイヤー・マラソン(100年マラソン)」

-------------------------------------------------------
The Hundred-Year Marathon: China's Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower
https://amzn.to/2PhVnjf

-------------------------------------------------------

は2015年2月に上梓されているので、3年超の間に米国世論として浸透したのでしょう。

本当にギリギリのタイミングですが、米国は「友人の仮面をかぶった本当の敵」に気付いたのです。

(続く)

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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』
発行責任者    安間 伸
バックナンバー   http://archive.mag2.com/0000148012/index.html
公式サイト     http://www.wildinvestors.com/
メールアドレス   mailto:info@wildinvestors.com
登録・解除     http://www.mag2.com/m/0000148012.htm

Copyright (c) Shin Amma. All rights reserved. 

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コメント

10/4のペンス副大統領の対中国政策についての演説にピルズベリー氏が出席されています。
彼がブレーンの一人であることは明白ですね。

https://www.newshonyaku.com/usa/20181009

rさん、

 ご紹介ありがとうございます。アメリカの本気がうかがえる良い演説ですね。ピルズベリー氏の論旨をほぼカバーしており、最近のグーグルによる検閲ソフト開発に釘を刺してますか。今になっていろいろ気が付き始め「そういえばこれも・・・」となってきたのでしょう。

 次の記事ではChina2049をまとめるつもりなのですが、このサイトを紹介してリンクを貼ってもよろしいでしょうか?念のためお伺いします。

逆張り投資家さん

ぜひお願いします!
主要メディアは演説の全文を報道していないと思います。
この演説についての考察などもいただけると幸いです。

r さん、

はい。なるべくお待たせしないよう、努力します。

逆張り投資家さん

個人的にとても関心のあるテーマですので、掲載を心待ちにしております!

「現代ビジネス」で長谷川幸洋氏が、ペンス演説とピルズベリー氏について論じています。
長谷川氏も『China 2049』に言及しています。
参考までに。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57929?page=3

rさん、

ありがとうございます。関連ニュースがガンガン流れて来るので、ゆっくりできませんね(笑)。急ぎまとめます。

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