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2018年10月29日 (月)

対中政策50年ぶりの大転換 (5)統一戦線工作は中国の古典そのまま

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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』

第87号 対中政策50年ぶりの大転換 (5)統一戦線工作は中国の古典そのまま

不定期発行
                        Presented by Wild Investors
                        安間 伸 
                        Shin Amma, CFA
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古森義久氏によると、いま米国では「統一戦線工作」という言葉が頻繁に語られているようです。

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【古森義久のあめりかノート】中国の「統一戦線工作」が浮き彫りに
産経新聞2018.9.23 10:11
https://www.sankei.com/world/news/180923/wor1809230013-n1.html
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(略)

  • 中国政府の意を受けた在米中国外交官や留学生は事実上の工作員として米国の各大学に圧力をかけ、教科の内容などを変えさせてきた。
     
  • 各大学での中国の人権弾圧、台湾、チベット自治区、新(しん)疆(きょう)ウイグル自治区などに関する講義や研究の内容に対してとくに圧力をかけてきた。
     
  • その工作は抗議、威嚇、報復、懐柔など多様で、米側大学への中国との交流打ち切りや個々の学者への中国入国拒否などを武器として使う。
     
この報告の作成の中心となった若手の女性米国人学者、アナスタシャ・ロイドダムジャノビク氏はこうした工作の結果、米国の大学や学者が中国の反発を恐れて「自己検閲」をすることの危険をとくに強調していた。
 
こうした実態は実は前から知られてきた。だがそれが公式の調査報告として集大成されて発表されることが、これまでなら考えられなかったのだ。(略)

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知っている人々からすると、「何を今さら」という感じでしょう。

その工作は何十年も前から、学校だけでなくマスメディア・宗教・企業・各国政府・国際機関など、世界中のあらゆる組織に対して行われています。

日本の国益を害したり、自分の会社を潰したり、ジャーナリストの役割を捨てても中国に奉仕する人々がいるのはそのためです。


彼らには「預かった権力を公正に使う」「世界や子孫に役立つ仕事をする」という感覚がありません。

仕事もせずに、いやがらせ・策略・暴力を繰り返します。

公権力や公的資産を私物化し、他国や他人を支配しようと日夜努力しているのです。


それを知らない人々は、悪意に満ちた集団が自分の隣に居ることに気付きません。

会社や団体が乗っ取られ、狂ってゆくことを止められません。

中国の「国防動員法」により、いつでも兵士として働く人々が先進国に雪崩れ込んでいます。

日本の2008年国籍法改正では、「未成年を認知する」だけで何億人もの「日本人」を発生させることができるようになりました。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji163.html

日本語を話さず日本に住んだこともない人々が、日本の選挙権を持ち社会保障を受ける権利を得たということです。

民主的なシステムを悪用され、人権無視の独裁国家に支配されてしまうのです。

これに気付いて発言する人は次々に葬られ、誰も口を開くことができなくなります。

武器を使わない侵略は、継続的に行われているということです。
 
 

しかしこれらの手口は、特に新しくはありません。

中国の古典に繰り返し出てきている「常套手段」なのです。

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瞞天過海(まんてんかかい)

何食わない顔で敵を騙す
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借刀殺人(しゃくとうさつじん)

自分で直接手を下すことなく、他者の力を借りて攻撃する
(例)韓国や北朝鮮や自称リベラルを焚きつけて、日本を攻撃させる
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笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)

敵を攻撃する準備として、まずは友好的に接近したり停戦して慢心させる
(例)まさに今、中国が日本に仕掛けている罠
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反客為主(はんかくいしゅ)

敵にいったん服従して臣下となり、内部から乗っ取りをかける
(例)米中国交回復や移民政策のこと
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美人計(びじんけい)

色仕掛けで相手の戦意を蕩かせてしまう。
(例)ハニートラップのこと
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韜光養晦(とうこうようかい)

爪を隠し、才能を覆い隠し、敵の油断を誘う
(例)これによって米国から援助を引き出し続けた
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二虎競食(にこきょうしょく)

敵同士を争わせ、弱らせたところで残った方を仕留める
(例)米露・米欧・日米対立を煽るのがこれ
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交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が有能ならば何一つ与えず返せ。
交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば大いに与え、歓待せよ。
そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。
そしてやがては滅ぶ (六韜)

(例)これをやられて、各国で中国シンパが出世して権力を振るっている。
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鼎の軽重を問うな(かなえのけいちょうをとうな)

王座を狙っていることを気付かれないようにしろ
(例)しかし慢心した中国はうっかり問うてしまったようで…
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このように中国の戦略には、必ず元ネタとなる故事・ことわざがあります。

特に凄いのは、邪魔な人物を敵自身に処分させるための策略「離間の計」(りかんのけい)です。

呉王・夫差が自分を盛り立てた名将・伍子胥を殺すよう、(越の范蠡が)仕向けたように。

項羽のもとから名参謀の范増が去るよう(劉邦軍の陳平が)仕向けたように。

自分の意志でそうしていると錯覚しながら、いいように操られているのです。


中国の戦略を早くから見破っている人々は、日本にも大勢いました。

しかし政権やマスメディアの中枢に、その意見が取り上げられることはありませんでした。

「有用な人物を失脚させ、害のある人物(意見)を採用させる」

このようにして相手の正常な判断を狂わせることが中国の策略です。

だからこそ各国マスメディアは大事なことを報道せず、反米・反日・反自由主義に狂っているのです。

 

 
以前にも日本は、共産スパイに「誘導」されて道を誤ったことがあります。

1941年9月にはドイツ人ゾルゲやA新聞の尾崎秀実などを中心に、ソ連のスパイたちがマスメディアに紛れ込んで工作していたことが発覚しました(ゾルゲ事件)

尾崎はブレーンとして近衛内閣に入り込み、日中戦争を泥沼化させました。世論を煽って(ソ連ではなく)米国と戦争するよう仕向けました。わざと日本を敗戦に追い込み、混乱に乗じて共産革命を起こそうとしたのです(敗戦革命論)。

しかしすでに真珠湾攻撃の予定日までに3ヶ月を切っていたことから、この事件は伏せられたまま対米戦へと突き進みました。

ゾルゲと尾崎は死刑になりましたが、その後ソ連から正式に勲章を与えられています。れっきとした史実でありながら、マスメディアが決して語らない黒歴史なのです。


米国はようやくこの罠に気付き、国を挙げて戦うことを決めました。

一方、日本はまだ騙され続けたいようです。

中国からの接近に安倍首相が応えることは、日本を滅ぼす致命的なミスとなりかねません。

 

(続く)




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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』
発行責任者    安間 伸
バックナンバー   http://archive.mag2.com/0000148012/index.html
公式サイト     http://www.wildinvestors.com/
メールアドレス   mailto:info@wildinvestors.com
登録・解除     http://www.mag2.com/m/0000148012.htm

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コメント

2008年国籍法改正について。

つまり、中国人男性の子供を授かった中国人女性が、日本国籍を持つ元中国人男性(移住した工作員)に子供を認知してもらえば、その子供が日本人になるという事ですか?

solaさん、

「出生したときに、認知をした父または母が日本国民であること」が条件です。帰化人でも日本人でも大丈夫でしょうね。

カネを払って認知してもらえば簡単に日本国籍や投票権が得られるのですから安いもんです。特に男性であれば理論上無限に認知できますから。軍隊を送らなくても簡単に乗っ取れるということです。

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