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2021年4月 1日 (木)

電子出版のお知らせ:「地方出身親のための中学・大学受験 その全体像と基本戦略」

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』
 
第107号 電子出版のお知らせ:「地方出身親のための中学・大学受験 その全体像と基本戦略」

不定期発行
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                        安間 伸 
                        Shin Amma, CFA
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明日、電子書籍をリリースします。

タイトルは

「地方出身親のための中学・大学受験 その全体像と基本戦略」

その名の通り、地方から出てきて子供の受験について考えるようになった親たちのためのガイドです。

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地方出身親のための中学・大学受験 その全体像と基本戦略

ご購入はこちらから。
https://amzn.to/2PzhrLj

 

 

一部の内容を以下のブログで読むことができます。
https://wildinvestors.blogspot.com/2021/04/blog-post.html

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タイトルに「中学・大学受験」と書いていますが、もちろん高校受験についても書いています。

その上で「今後は大学受験も変わるし、主戦場は中学受験になるだろう」と予測しているのです。

なぜなら「完全」中高一貫が教育システムとして優れており、名門校が次々に高校募集を停止しているからです。

 

その波は東京や茨城の公立中学・高校にまで押し寄せています。

「中学に入ってから勉強を頑張って、良い高校に入ればいいや」

などと考えていると、志望校が高校募集をやめてしまって「目標を突然見失う」ことになりかねません。

そして高校から入ることができる学校は限られているため、選択肢が狭くなってしまうのです。

 

このことは、昨今の受験事情を観察していれば当然に予測できたことでした。

しかしこれから子供の教育について考える地方出身親にとっては、寝耳に水かもしれません。

実は大都市での受験は、地方出身者にとっては驚くことばかりです。

本書はそのような親たちに「全体像と基本戦略」を体系的に伝え、時間・労力・コストを大きく省くことを目的としてます。

 

それに加えて現在は大学入試や就職活動にも大きな変化がみられる過渡期でもあります。

様々な試行錯誤や混乱の中で、いったいどのような世界になって行くのか。

またその中で、子供にどんな教育を与えるのか。

教育方針や戦略構築の助けになればと思っています。

 

 

念のため同じ【概要】と【目次】をこの下に貼っておきます。

 ↓↓↓

 

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【概要】
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高校入試がなくなってゆく!?

大都市圏の名門校が次々に高校募集を停止している。大学受験には「完全」中高一貫システムが強いなどがその理由だ。これからはますます良い高校に入る選択肢が狭くなり、中学受験が増えて行くだろう。「人生最初の岐路」が小学校高学年にやってくるということだ。これは子供の成長が2年早まっていることや、知識社会におけるゴールデンエイジの学力育成を考えると当然の流れとも言える。

その先にある大学入試では推薦AOが増加し、学力勝負の一般入試が減り続けている。これは大学と受験生の双方にとってチャンスが拡がると同時に、家族や高校側の労力も激増すると考えられる。学力競争の代わりに業績ポートフォリオを作るための競争が激化し、学習塾だけでなく入試コンサルが発達するだろう。この変化は富裕層・権力者・都市部などに有利なため、社会階層の固定化を助長し不公平感が増す恐れがある。

その他にも「中学受験がブームになる構造的理由」「大学受験の医学部志向とローカル化」「大学合格実績は何を見るべきか」「中高一貫システムが優れている理由」「進化する知力・学力の育成メニュー」「偏差値の性質」「科目別学習曲線と優先順位」「高校募集停止は必然」「内申書(調査書)の問題点」「推薦AO入試増加の原因とそのインパクト」「米国型入試の光と影」などを収録。

大都市に出て子供の受験に悩む地方出身の親たちへ。「何が」「どういう理由で」「都市部の受験はこうなっているのか」「地方との違いは何か」を体系的に解説。断片的な情報や宣伝に振り回される前に、構造的な理解を身につけておくことができる。

受験について何を調べるにしても、まずはこの一冊で全体像をつかんでから!

(約153,000字)

 

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【目次】
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地方出身親のための中学・大学受験
その全体像と基本戦略

まえがき:大都市の中学受験は「地方とは全く違う」
ご注意、および参考資料サイトご案内

目次

第1章 新たな中学受験ブームの幕開け

 第1節 中学受験をする「前向きな」3つの理由
 第2節 中学受験をする「後ろ向きな」3つの理由
 第3節 「高校入試がなくなる?」新たに加わる強力な理由
 第4節 小3の冬に「人生最初の岐路」が来る

第2章 大学入試「近年の傾向」と「必勝法」

 第1節 大学合格実績を上げるには、中学受験で選抜するのが近道
 第2節 医学部志向の高まり
 第3節 地元志向の高まり(ローカル化)
 第4節 大学合格実績の基本は東大・京大・国公医合格率
 第5節 東大志向が特に強い学校の特徴
 第6節 「率」で見ると全く違った風景になる
 第7節 大学受験は中高一貫校の「圧勝」
 第8節 大都市の人脈と学校選び

第3章 「中学から本気出す」では出遅れる

 第1節 学力は小学校高学年で大体わかる
 第2節 「受験は課金ゲーム」は半分当たっているが
 第3節 脳は6歳までに9割できあがり、12-16歳で完成する
 第4節 スキル習得に最も大事な「ゴールデンエイジ」
 第5節 学力にもスポーツのような「育成理論」と「トレーニングメニュー」がある
 第6節 子供の成熟が2年早まり、人生の分岐点も早まった
 第7節 知力を高めて「仕事のプロ」になれば何兆円でも稼げる時代
 第8節 進化する知力・学力の育成メニュー
 第9節 早期教育には3つの意味がある
 第10節 バランスの取れた人間を目指すのではなく、チームとしてバランスを取る時代

第4章 意外と知られていない偏差値の性質

 第1節 偏差値は学力を基準化したもの
 第2節 偏差値の差は平均から離れるほど重い
 第3節 トップ校の偏差値2差は相当大きい
 第4節 学校のレベルによって適切な偏差値表を選ぶ
 第5節 中学受験の偏差値は低く出る
 第6節 サピックス(SAPIX)偏差値40台には名門校や伝統校がひしめく
 第7節 都市部の中堅校=地方のトップ校
 第8節 都市部中学と地方高校の偏差値をムリヤリ比べる方法
 第9節 偏差値は入学ボーダーを示し、トップ層はまた別

第5章 科目別学習曲線と優先順位

 第1節 受験教科ごとの特性。まず何からやるべきか?
 第2節 「理社が得意」は勉強の適性あり。マニアックな子供をどう育てるか
 第3節 「受験は暗記」と考えては難関校に太刀打ちできない
 第4節 学習曲線の特徴「積み上げ型教科」と「独立型教科」

第6章 学歴・所得・階級の決め手となる「算数」

 第1節 数学は若い方が有利な「徹底した積み上げの学問」
 第2節 算数が得意な子は高い地位に就き高給取りになりやすい
 第3節 中学受験は算数(強S型)で決まる
 第4節 しかし算数が難しすぎると他科目で決まってしまう
 第5節 単位を意識し、数字や式の意味を考える
 第6節 算数を「言語パターンマッチング」で教えるのは危険

第7章 進学先のレベルを決め、学習法を教えにくい「国語」

 第1節 0点はありえないが満点も難しい
 第2節 国語の基礎知識は「習慣」で身につける
 第3節 模範解答が正しいとは限らない
 第4節 大きな差がつく「読解力」「記述力」
 第5節 「読解力」「記述力」も遺伝する
 第6節 国語力も学歴・所得・社会階層に直結する
 第7節 国語が「できる人」は、「できない人」にどう教えて良いかわからない。
 第8節 出題されそうな本を読んでも意味がない

第8章 応用としての「理科」「社会」

 第1節 理科は「積み上げ型教科」と「独立型教科」が混在
 第2節 社会は「記憶」がベースだが
 第3節 「独自のこだわり」は素晴らしい素質
 第4節 関西の中学受験では社会が存在しなかった

第9章 そもそも受験科目は男子有利

 第1節 「浅野ギャップ」に見る数学力の重要性
 第2節 そもそも受験科目は男子に有利
 第3節 東大合格者の6人に5人は男子
 第4節 多様性と機会平等のバランス
 第5節 学力分布は男が広く、女は狭い

第10章 中高一貫はなぜ有利か

 第1節 大学受験の必勝法は「中高一貫」で「英数の先取り」
 第2節 理社の細かい知識は高2から詰め込む
 第3節 上下11年の濃密な人間関係
 第4節 体育祭・文化祭・組織運営と学閥
 第5節 中だるみの時期を有効に過ごす
 第6節 ずっと「たるみっぱなし」の生徒もいる

第11章 中高一貫校の高校募集停止は必然

 第1節 東京や茨城で公立中高一貫が急増
 第2節 中入組と高入組では大学合格実績が全く違う
 第3節 高校入学(高入)があると中高一貫の良さが半減
 第4節 「中高一貫への高入を避ける」という考え方
 第5節 国立附属で望まぬ外部受験をしなくてはならないリスク
 第6節 国立附属中学から高校に上がれない確率

第12章 地方との違い、昔との違い

 第1節 小学校の勉強をいくら頑張ってもトップ中学には行けない
 第2節 「地方の学力が高い子供たち」は高校で合流したものだが
 第3節 学力と趣味の「住み分け」が学校ごとに行われる
 第4節 公立中学は本格的に「中学受験組の残り」になるのか

第13章 高校受験と内申書(調査書)問題

 第1節 内申書評価への不信感
 第2節 担任ガチャに当たるか外れるか
 第3節 内申美人と内申ブス
 第4節 もともと受験戦争を回避するためだった内申書
 第5節 内申書偏重は「圧政」につながる
 第6節 「良い子でなくてはならない」強迫観念
 第7節 それでも解消されない「学校間の評価格差」
 第8節 内申・推薦に「向く生徒」「向かない生徒」
 第9節 内申書競争を避ける3つの方法

第14章 大学の推薦AO入試増加で「附属校オプション」の価値高まる

 第1節 推薦・AO入試拡大は主に「少子化に悩む大学側の事情」
 第2節 長期的には「入試形態による学力格差」と「学力が高い生徒が上位校に行けないパラドクス」が起こる
 第3節 アメリカ型産業と教育システムへの過渡期
 第4節 「バランスの取れた人材」から「バランスの取れたチーム」へ。過渡期に起こる問題
 第5節 学力が高い生徒が上位大学に入れない!
 第6節 「学歴フィルター」の信頼性は下がる
 第7節 「私立大の定員厳格化」で混乱に拍車
 第8節 大学附属の「オプション価値」はますます高くなる

第15章 米国型大学入試の光と影

 第1節 日本の大学受験も米国型に変わるか
 第2節 もし国公立大も推薦AOが多数派になったら?
 第3節 チャンスも増えるが、労力はさらに増える
 第4節 階級の固定化を助長し、不公平感が増す
 第5節 米国は日本以上に「カネ・コネ社会」で「同調圧力が強い」
 第6節 米国では前途有望な若者が突然自殺する
 第7節 不満が頂点に達した韓国の先行事例

あとがき:学力は「自由と豊かさ」を手に入れる最強の武器である


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地方出身親のための中学・大学受験 その全体像と基本戦略

ご購入はこちらから。
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一部の内容を以下のブログで読むことができます。
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2019年12月28日 (土)

出版のお知らせ:高知能者のコミュニケーショントラブル2:人間は自閉的知能を持ったサルである

 

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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』
 
第94号 出版のお知らせ: 

高知能者のコミュニケーショントラブル2:人間は自閉的知能を持ったサルである

 

不定期発行
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                        安間 伸 
                        Shin Amma, CFA
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お待たせしました!

1年以上経ってもまだ売れ続けている

「高知能者のコミュニケーショントラブル:IQが20違うと会話が通じない」

の続編です。


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高知能者のコミュニケーショントラブル2

:人間は自閉的知能を持ったサルである

https://amzn.to/35U3St0

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高知能者の悩みについて調べ回っているうちに、「自閉的知能」という言葉に当たりました。

アスペルガー症候群の語源となったオーストリアの医師、ハンス・アスペルガーの言葉です。

「自閉っぽい人々が科学技術や芸術をリードして来たことが過小評価されている」

とまで、彼は言っているのです。

 

また発達障害っぽい人々は「記憶力」「過集中」「視覚優位」などの強みを持っています。

高い知能にそれらが適度にブレンドされると、すごい能力になるのではないかという話です。

 

実は日本人は、かなり優れた自閉的知能を持っています。

電車の運行システムや、素材・部品・機械産業の強さはまさにそれでしょう。

また大昔からの芸術作品は、世界の人々を驚かせます。

自分では好きなことをやっているだけなのに、知らないうちに凄いことを達成しているのです。

 

しかしその反面

  • - 対人恐怖症気味だったり、
  • - 詐欺師の嘘を真に受けてしまったり、
  • - 他人の悪意や嫉妬に鈍感だったり

します。

だから真面目に働いても、あまり報われないこともあります。

 

自閉っぽい人々は一見、生き残りに不利に見えます。

しかしそれでも滅びなかったのは、少数派として存在することが人類にとってプラスだったから。

ニューロダイバーシティ(神経学的多様性)が発展のカギなのです。

その異能を生かそうと、名だたる大企業が自閉っぽい人々の採用を始めています。

 

そしてこれを書きながら、私はふと思いました。

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そもそも人類は自閉的知能が高すぎて群れから追い出されたか、自分から出て行ったチンパンジーではないのか?

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いろいろと想像しながら読むと、楽しめること請け合いです。

 

 

一部の内容を以下のブログで読むことができます。

念のため同じ【概要】と【目次】をこの下に貼っておきます。

 ↓↓↓

https://wildinvestors.blogspot.com/2019/12/2_27.html

 

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【概要】
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 人間は自閉的知能を持ったサルである!

 自閉症的な人々は極めて高い集中力や視覚優位の性質を持ち、
「分析的思考力」「論理的推論」「パターン認識」「芸術的才能」に溢れている。
「アスペルガー症候群」の語源となったオーストリアの医師ハンス・アスペルガーはそのことに気付き、
それらの素質・技能・態度・能力をまとめて「自閉的知能」と命名して
「自閉症者が人類の歴史の中で果たした貢献は正当に評価されてこなかった」と主張した。

 それに賛同する研究者は近年になって増え、ニューロダイバーシティ(神経学的多様性)
という考え方が広まっている。発達障害などは神経学的な多様性でしかなく、普通の人(定型発達者)
とは違った能力を社会の中でどう生かすかを考えるべきという考え方である。
企業や政府でも自閉者の異能を活用する動きが活発化している。

 こうして考えると、「そもそも人類は自閉的知能が高すぎて群れから追い出されたか、
自分から出て行ったチンパンジーではないのか?」と思えてくる。
自閉的な人々がちょいちょいと袖を引っ張るように科学技術や芸術の発展を促したことによって、
人類は長い年月の間に他の野生動物とは全く違った生活をするようになったと考えるからだ。

 現代文明では有利に見える自閉的な性質も、強すぎると他の発達障害・精神障害・身体疾患など
併存疾患のリスクが高まってしまう。それが良い具合にブレンドされると良いが、
「神の配剤」が狂ってしまうと本人や家族の苦労が絶えない。
それでも我々は多様性を受け入れ、共に未来を切り開くべきであろう。(約113,000字)

 

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【目次】
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高知能者のコミュニケーショントラブル2

人間は自閉的知能を持ったサルである

 

まえがき:人間は自閉症のサルなのか 
 
第1章 やはり、「下から上は理解できない」

 第1節 そもそも、誰の説なのか?
 第2節 絶対的高知能、相対的高知能
 第3節 やはり、「下から上は理解できない」
 第4節 知的水準が高すぎると大衆に売れない
 第5節 成績が悪いと「怠けている」と思われる
 第6節 神童が大人になっても意外と普通?
 第7節 高知能団体も「上には上がいる」
 第8節 高知能ソサエティの役割

第2章 独特の鋭い感覚

 第1節 百科事典が好きな子は特別知能が高い
 第2節 「宇宙が広すぎる」と泣き出す子供
 第3節 知識があれば恐怖の対象が違う
 第4節 概念に色・におい・音がついている「共感覚」
 第5節 共感覚者は普通の人をどう思っているか

第3章 高知能者と自閉症

 第1節 発達障害と特殊能力
 第2節 自閉症の「三つ組の障害」
 第3節 サヴァン症候群は自閉症者に多い?
 第4節 発達障害の併存状況
 第5節 東大生の25%はアスペ
 第6節 アスペだから知能指数が高いわけではないが
 第7節 感覚過敏と強いこだわり
 第8節 視覚優位で聴覚劣位
 第9節 過集中とネット中毒

第4章 残酷な「天の配剤」:併存疾患と依存症のリスク

 第1節 自閉症は併存疾患が多い
 第2節 発達障害と依存症
 第3節 気付かれにくい聴覚認知障害(APD)
 第4節 記憶力とワーキングメモリ
 第5節 「遅刻が多い」と言われる理由
 第6節 原因の特定と治療可能性

第5章 科学や芸術に貢献し続けた「自閉的知能」

 第1節 スティーブ・シルバーマン著「自閉症の世界」要約
 第2節 医師アスペルガーはASDを才能と見ていた
 第3節 アメリカでは遠回りした自閉症研究
 第4節 自閉症スペクトラムという考え方
 第5節 映画「レインマン」で世間に知られる
 第6節 サヴァン症候群とアスペルガー症候群の違い
 第7節 PCとネットで花開いた自閉症文化
 第8節 ニューロダイバーシティ(神経多様性)が繁栄のカギ

第6章 文明社会を支える自閉的遺伝子

 第1節 自閉症者から見た世界 - 定型発達(NT)症候群
 第2節 正反対の価値観
 第3節 チンパンジーとの差は自閉的遺伝子か
 第4節 マイペースで我が道を行く
 第5節 文書で知識を蓄積する
 第6節 詐欺や誘導に引っかかりにくい
 第7節 公平な法治国家の担い手(少数派であっても意見を曲げない)
 第8節 「自走式仕事マシン」への接し方

第7章 再現性の宗教=科学へのこだわり

 第1節 雷を支配するサル
 第2節 宗教への懐疑
 第3節 再現性・客観性・普遍性にこだわる
 第4節 日本人の自閉的知能は世界トップクラス
 第5節 イグ・ノーベル賞で変人国家のお墨付き
 第6節 素材や部品産業への適正
 第7節 ただし「システム化」「グローバル化」では米国ひとり勝ち
 第8節 自閉的知能を軽視すれば科学技術に遅れをとる

第8章 ネットで広がる自閉的知能の生存空間

 第1節 自閉的知能のもうひとつの側面 - 芸術的才能
 第2節 自閉同士なら共感できる
 第3節 PCが才能を増幅し、ネットが表現の場を与えた
 第4節 「ネットで人気」からメジャーデビューへ
 第5節 変わるゲートキーパーの役割
 第6節 みんながテレビ局や出版社を持つ時代
 第7節 マスメディアを見る人が減った理由
 第8節 日本は自閉文化大国

第9章 やはり「人間は自閉的知能を持ったサル」である

 第1節 自閉的知能者だけで社会は回らない
 第2節 過剰に家畜化されたカイコは幸せか
 第3節 ミトコンドリアのような共生関係
 第4節 「袖を引っ張る」ぐらいの力でも
 第5節 視覚優位は進化の証か
 第6節 能力の代償としての生きづらさ
 第7節 国や企業も「異能」として活用を始める

あとがき:自閉化する世界とネオ人類


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高知能者のコミュニケーショントラブル2

:人間は自閉的知能を持ったサルである

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2018年9月12日 (水)

出版のお知らせ:高知能者のコミュニケーショントラブル - IQが20違うと会話が通じない

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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』

第82号 出版のお知らせ: 高知能者のコミュニケーショントラブル - IQが20違うと会話が通じない

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「IQが20違うと会話が通じない」という学説をもとに、コミュニケーショントラブルについて考察しました。

それをまとめたものがこの電子書籍です。

「高知能者のコミュニケーショントラブル - IQが20違うと会話が通じない」

https://wildinvestors.blogspot.com/2018/09/iq20.html

人々は、同じものを見ても全く違う意見を持ちます。

たとえば

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安倍政権やトランプ政権への評価。

移民政策の是非。

フェイクニュースを発しているのはマスメディアなのかネットなのか。
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などについてです。


それらの意見を聞いていると、実は「話し合いになっていない」ことがわかります。

ある人々は、事実を踏まえて結論を導き出そうとします。

ある人々は、「レッテル貼り」「言いがかり」「人格攻撃」「時には暴力」で黙らせます。

「真理追究」「問題解決」のために話をしている人々がいます。

「共感」「序列確認」のため話をしている人がいます。

片方が「ちゃんと議論しろ」と言っても、もう片方はその気がありません。

議論できていないことにすら気付いていないのです。


本書では、「知能指数が違い過ぎると非対称なコミュニケーショントラブルが発生する」というメカニズムを解説します。

知能指数160が120に感じることと、120が160に感じることは違います。

知能指数120が80に感じることと、80が120に感じることはさらに違います。

「そのままでは分かり合えない」ことを前提に、お互い幸せになる方法を模索しようという提案です。


知能が高い人ほど、少数派として孤立しやすいリスクを抱えています。

なぜなら知能が高くなると、その話を理解できる人が減るからです。

本書の表紙を見てもわかるように、正規分布の端に寄るほど「知能指数±20の範囲にいる人」に出会う確率が減ってしまいます。

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知能指数100の人は5人に4人と会話ができます。

しかし、

知能指数130の人は4人に1人としか会話が通じません。

さらに、

知能指数160にもなれば、250人に1人しか話が通じる相手がいないのです。
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図表で示すなら、こんな感じ。
https://wildinvestors.blogspot.com/2018/09/blog-post.html

高知能者の孤独感と疎外感は、想像を絶するものに違いありません。


その意見の正しさを証明するのは「歴史の審判」だけです。

少数派であるうちは理解してもらえず、誹謗中傷の雨あられです。

正当な評価をされる前に、「魔女狩り」で殺されてしまうかもしれません。

後になってしたり顔で

「俺は最初からそう思っていた」

「誰でも知っていた」

「100点じゃないから0点」

と言い出す人もいます。

またそれを信じる多くの人々がいます。


声が大きな人の意見だけが通る世の中になると、人々は元気をなくし産業は衰退します。

「最も賢い5%の人の知能が、その国の経済に大きく貢献している」からです。

その罠をうまく避けているのは米国ぐらいで、欧州や日本はかなりピンチ。

せっかくの才能を潰したり、逃げられたりしているのです。


経営戦略に、人付き合いに、子育てにと応用範囲が広いこの一冊。

あなたが高知能者であれ、その支援者であれ、いろいろ考えることになるでしょう。

「複雑な知識を体系化して整理したがる昆虫」である私にとっても会心の出来となりました。

話のネタとしても盛り上がりますので、楽しみながら読んでください。





一部の内容を以下のブログで読むことができます。

 ↓↓↓

https://wildinvestors.blogspot.com/2018/09/iq20.html

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IQが20違うと会話が通じない!
みんなうすうす感じていても、口に出すことはタブーだった。
高知能者は思考も表現も普通の人とはちがうため、孤立していじめられることがある。
しかしそれは技術や社会の発展には大きなマイナスで、我々は自分たちが気付かぬうちに大損しているのだ。

知能が大きく違ってしまうと、高いほうの考えや悩みを低いほうは推測できない。
また同じ知能指数40の違いでも、「160と120」「120と80」では受け取り方や関係が変わってくる。
知能の相対位置によってそれぞれ異なる「非対称な悩み」が発生してしまうことが、この問題を複雑化させている。

高知能者の会話は主に「真理追究」「問題解決」のため。
普通の人々は「共感」や「序列確認」のため。
目的も通信方式も全く違うため、話をするだけでトラブルになってしまう。
そのままでは理解し合えないことを前提に、コミュニケーショントラブルの軽減に努めるべきであろう。

「みにくいアヒルの子は白鳥の群れに合流すべし」
「周囲にいる人々はそれを助けるべし」
「変なやつでも受け入れて仲良くやるべし」など、
高知能者たちが楽しく生きることができて周囲も恩恵を受ける関係づくりを提言する。

「なるほど、そういうことだったのか」と過去の自分を振り返りつつ、育てにくい子供や変人たちにも優しくなれる、
目から鱗のコミュニケーション論!(約83,000字)

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[目次]

まえがき:「IQが20違うと会話が通じない」は本当か

第1章 知能が高くなると友達が減る

 第1節 本書における「高知能」という表現について
 第2節 本書における「高知能」の目安
 第3節 世の中に高IQはどれぐらいいるのか
 第4節 知能が高くなると友達が減る
 第5節 高知能者はストレスが絶えない
 第6節 第一種過誤「周囲が気付かず高知能者を馬鹿にする」
 第7節 第二種過誤「周囲とうまく行かないのは自分の高IQのせいと思い込む」
 第8節 重要な「やや高知能」の人々

第2章 高IQから見た世界(非対称コミュニケーション)

 第1節 何でそんなことができないの?
 第2節 コミュニケーションの悩みは非対称
 第3節 相手がチンパンジーに見えるかも
 第4節 下から上は理解できない
 第5節 同じ知能指数の違いでも
 第6節 チンパンジーとの「会話」は成立するか
 第7節 多数派の暴力
 第8節 賢すぎて殺されてしまった「楊脩」の話
 第9節 民主主義って恐ろしい

第3章 摩擦の原因は「マウンティング目的の会話」

 第1節 霊長類としての本能
 第2節 序列意識といじめ問題
 第3節 現場リーダーの条件
 第4節 レッテル貼りと集団攻撃
 第5節 高知能同士ならトラブルは生じにくい
 第6節 会話中のノイズ処理に差
 第7節 そして僕はぼっちに戻る
 第8節 会話の形をしたマウンティング
 第9節 「意見」「質問」「事実の指摘」を侮辱と感じる人々
 第10節 関わるだけでも大損なのに

第4章 みにくいアヒルの子 - 高知能児の苦悩

 第1節 子供の頃から、かなり変
 第2節 勉強しなくても成績が良い
 第3節 学校の授業がつまらない
 第4節 簡単な問題が答えられない
 第5節 興味のあること以外は「どうでもいい」
 第6節 学業で成功しているとは限らない
 第7節 学習・集中・工夫する習慣を
 第8節 IQ120がリーダーに最適
 第9節 子供の高知能に気付かない親
 第10節 「親の敷いたレール」はソフトな虐待
 第11節 次第に「住み分け」を覚えるが

第5章 高すぎる知能は一種の障害

 第1節 馬鹿と天才は同じもの
 第2節 発達障害(ADHD・ASD)などとの関連
 第3節 2つの例外「2E」
 第4節 欧米のギフテッド教育
 第5節 「ギフテッド」の誤解とブランド化
 第6節 「察して欲しい」が、理解できない
 第7節 頭は良いけど、賢くない?
 第8節 深い思考に入ると「戻って来られない」
 第9節 男児はたいてい多動か自閉
 第10節 高知能女子は「普通の女の子」に擬態する
 第11節 仕事ができるとは限らない

第6章 序列社会になじめないサル

 第1節 見えているものが違うから
 第2節 嫉妬が理解できず、悪意に気付かない
 第3節 相手の思考が読めない恐怖
 第4節 知能が低すぎると能力差に気付かない
 第5節 他人の「思考の浅さ」「志の低さ」に失望
 第6節 高知能者による支配は安定するか
 第7節 魔女狩りに遭わないために

第7章 高IQを扱えなくなった日本社会

 第1節 なぜ知能格差は開くばかりなのか
 第2節 上位5%の知能がその国の経済に大きく貢献
 第3節 高知能者には辛い「今の日本」
 第4節 効率の悪い「結果平等原理主義」
 第5節 はびこる「奇妙な謎ルール」
 第6節 衰退の原因は「コミュニケーション原理主義」
 第7節 「誰とでも理解し合わなくてはならない」という呪い
 第8節 オタクには親切にしなさい
 第9節 日本と米国の差
 第10節 偉人たちはほとんど狂人
 第11節 繁栄と衰退のサイクル

第8章 高知能者の幸せな生き方

 第1節 知能の高い学校、そして知能の高い職場へ
 第2節 能力と志(こころざし)が道を拓く
 第3節 普通の人とは「和して同ぜず」
 第4節 辛いときは逃げるのもアリ
 第5節 時には力を示す
 第6節 高知能者同士で協力する
 第7節 区別か差別か

あとがき:人間社会の生態系 - 健全な多様性とは





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メルマガ版 『それを教えちゃマズイだろ!』
発行責任者    安間 伸
バックナンバー   http://archive.mag2.com/0000148012/index.html
公式サイト     http://www.wildinvestors.com/
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2018年4月19日 (木)

「なぜ男はそんなことで怒るのか」ゴマブックスさんから出版のお知らせ

 

2016年10月24日にKDP(キンドル・デスクトップ・パブリッシング)にて上梓した

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なぜ男は「そんなこと」で怒るのか 

 

解決脳と認知資源――男が怒る理由は2つしかない

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が、ゴマブックスさんから電子書籍で出版されました。価格は1080円。

内容はほぼ変わっていませんが、自分で何度も読み返して笑ってしまうほど面白いです。

電子書籍
https://tinyurl.com/ybko85xv

POD(プリント・オン・デマンド)版もありますので、少し高価になってしまいますが紙で読むこともできます(1620円)。

紙の本(プリント・オン・デマンド)
https://tinyurl.com/y8ac74qx



しかし改めて出版社さんから上梓するにあたり、苦渋の決断がありました。

というのもKDP版の販売停止により、書いていただいたレビューまで消えてしまったのです。

これは非常に寂しく、申し訳ないことです。

レビューのコピーやスナップショットは私のほうで保管していますので、ご所望の場合はこのブログに書き込むなどご連絡ください。

詳しい経緯はこちらのブログで。

  ↓↓↓

https://wildinvestors.blogspot.jp/2018/04/pod.html


2011年4月24日 (日)

お知らせ:会社メルマガと会社ブログ

 

このブログはかなり好きに書かせていただいてます。

しかし投資の話、国際情勢、会社のお知らせなど何でも入っているので、
興味のない話題のときは面白くないかもしれません。

そこで投資の話は一部を除いて会社のブログ・メルマガに移行しようと考えました。
すでにスタートしておりましたが方向性も固まってきたのでお知らせいたします。

会社の投資ブログは図表が多く中・上級者向け。
メルマガは初心者・一般向けです。

それぞれ内容が重なることもありますが、ご自分の興味やレベルに合わせてご登録ください。

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【会社ブログ】ワイルドインベスターズ投資ブログ

投資戦略は図表が多く中・上級者向け。
ただしタイムリーな投資ネタや初心者向けの話題もたくさんあります。

(サンプル)投資戦略アップデート20110422
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/50967116.html

 

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【会社メルマガ】週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

平易な言葉で現在の投資環境や投資の本質を解説しています。
初心者や一般向け。

(サンプル)第14号 国際分散投資のしぶとさ
http://archive.mag2.com/0001237271/20110402073000000.html

 

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【個人メルマガ】 メルマガ版『それを教えちゃマズイだろ!』
http://www.mag2.com/m/0000148012.html

知らぬ間に殿堂入りしたメルマガ。

より大局的な国際情勢・政治経済・歴史・地政学・科学技術・
時代や世の中のしくみなどについて多面的に考察しています。

ものごとを深く考える人にはたまらん! ・・・かもしれない。

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【個人ブログ】ワイルドインベスターズ ブログ 「それを教えちゃマズイだろ!」

このブログのことです。
大局的な話だけでなく「どらえもんで語る基軸通貨」「文明論」「選挙制度」
「お掃除ロボと軍事技術」など何でもあり。

(サンプル)
基軸通貨の本質(1)-(3)
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/1-26e6.html

民主主義は万能ではない
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-9576.html

議員助成金を出して中選挙区に戻そう
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-9093.html

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